Audays(日記)




2006.05.04(木)      調布でビバーク。

5月4日 7:35 a.m. 自宅出発。朝から素晴しい天気。この時期にしては気温が低くとても爽やか。
名古屋インターを目指して走る。出遅れたかと思ったが、意外に道路は空いている。
インター入り口料金所も並んでいない。本線も流れている。本線に入り一定の車間を開け巡航する。時折減速するが極端なものはない。順調に中央道に入り、新緑の山の中を駆け抜ける。
連休でも今日5月4日から出かける車は少ないようだ。
と思っていたら、多治見トンネルを越えた辺りでいきなり減速。とうとう止まってしまった。愛知万博の置土産の土岐ジャンクションから合流する車のせいか? やはり連休ですな。
その後はまた順調に流れる。

前方に恵那山が姿を現す。山頂付近は大きな雲に閉ざされている。
昨夜、遭難のニュースを聞いたが、なぜこんな時期に? 雪が残っていることくらい解っている筈。あの雲では空からの捜索は難しいだろう。お年寄りでは二晩は持ち堪えられないかもしれない。
こんな時にこんな事をいうのは憚られるが、分別盛りの中高年の皆さん、地元への迷惑なんて考えた事ないのでしょうか。事故は本人だけの問題ではありません。
老いを感じ始めたなら若い頃以上に慎重になるべきだと思いますが…。

中津川インターを過ぎるといつも通り道路が空く。恵那山トンネルを通過し伊那谷にはいるとこれまた快調。うっかりしているとどんどんスピードが上がってしまう。こうなると、覆面パトやオービスに捕まるかどうかは自分との勝負。 ん?中高年者の山と似ているな。何事も自制心がなければ暴走してしまいます。

9:20 a.m. 駒ヶ根SAにて休憩。やはり凄い人。駐車に一苦労。
中央(アルプス)もやはり雪が多い。推して知るべし、恵那山もそうとう残っていたのだろう。針の木雪渓での雪崩のニュースも聞いているし。
見ている分には雪は多いほど綺麗だが。


9:35 a.m. 出発。 この先はかみさんの運転。助手席でのんびりと景色を楽しむ。
シートが倒し過ぎで写真が撮り難い。また背中がピッタリフィットしていないのでランバーサポートを調整していると、
「何してるの?」
「うん、ちょっと。」
「動かさないでよ、私専用に調整してあるのに。」
なんとも我儘なお姫様である。

左手には、中央の真っ白な姿。手前には春色に輝く山里の風景。


いつ見ても良い取り合わせである。春山から下山した時の山里の桜や新緑の芽吹きにはいつもほっとさせられたものだ。
真っ青の空、道路脇には満開の桜、道端にはタンポポがこれまた満開、時々目に映る黄色の低木は山吹か連翹か。分離帯には燃えるようなアカメ、気温も上昇しエアコンの風が心地良い。


長野道を別けると八ヶ岳が目に跳び込んでくる。足元には諏訪湖。またまた道路が空き、怪傑ピュンピュン丸で走行。


こちらとは裏腹に対向車線は数珠繋ぎ。関東の方は5月4日から出かける人も多いのですねえ。
逆行と春霞で八ヶ岳はぼんやりしている。こんな景色も良いものです。

相変わらず、かみさんはスピードを楽しんでいる。周りに車がいなければ覆面パトもいないって事か。
オービスの位置は解っているので「まあ、良いか。」  しかしいくつになってもスピード狂だなあ。
Quattroはコーナリングだけでなく直進安定性も凄い。ブレーキも強靭だし、セダンの顔をしたピュアスポーツだ。二足歩行の人間より四足動物の方が、走る、曲がる、止まる、の運動能力が高いのと同じ事だ。

暫く行くと右手に甲斐駒。ド迫力である。が、右側は撮り難い。おまけに車速も高め、シャッターチャンスがものに出来ない。


とうとう、「次のパーキングで停めて。」
10:25 a.m. 八ヶ岳PA着。小高い丘に上がり甲斐駒、八ヶ岳を写す。 
 


パーキングを出てうつらうつらしていると、「富士山!」とかみさんの大声。
眼前にぼんやり霞んだ富士山。かなり下まで白い。暫くは富士の姿を目で追いながらの走行。


甲府を過ぎ山道にかかる。どこかで渋滞との電光掲示も出ていたが、ひっかかる事もなく相変わらずピュンピュン丸。新緑を愛でながら助手席でのんびり。
山間を抜けるとすぐ八王子料金所。通過してから運転交替。街中のチマチマ走行はお姫様はお好みではないと仰る。

うちのAuちゃんは最新式のヒューマンナビゲーションシステムを装備している。
ナビに導かれS司の新居近くまでやってきた。いかに最新式でもまだ地図に載っていない所は見つけられない。しかしこのシステム、【ヤマカン】という機能も備えている。人口知能そのものなのである。
そしてとうとう探り当ててしまった。でも辿り着くのは大変だった。なんでこの辺りはこんなに狭い道しか無いんだ? へたをすると袋小路に迷い込んでしまう。大事なAuちゃんを擦らないように進むので凄く神経を擦り減らす。
12:10 a.m. S司の新居着。とりあえず通行の邪魔にならない所を探し路駐する。かみさんがS司にTELしているがちっとも出ない。
「どうせまだ寝ているんだわ。」と言いながらS司の新居へ行くと、雨戸も締め切ったまま、ドアの鍵も掛けずに床の隙間で寝ていたそうだ。
なぜそんな所で? 写真をご覧下さい。「男やもめにウジがわく。」とはよく言ったもので散らかしっぱなし。転居してからまだ一度も掃除をしたことがないそうだ。


スキー合宿や研究所での泊り込みが多く、あまり部屋には帰っていないとか。それじゃあ引越しなんてしなきゃあ良いじゃないか。これじゃあ新築アパートが泣くよ。
かみさんはS司を起こし、早速大掃除、洗濯に着手。おとうは…少し手伝ったが、「車を停めてくる。」と言って逃げ出した。
駅近くの甲州街道沿いにあったコインパーキングに停め、帰ってくると、さすがうちのかみさん、もう殆ど片付いている。洗濯ものを干すのを手伝い、ネット線やらなにやら絡み合っているケーブル類を全部バラし片付ける。
やっと落ち着いたところで遅い昼食。今朝出発前にものの15分ほどで作ったものだ。弁当と言い掃除と言い、手際のよさにはほとほと感心する。
以下ヒューマンクリーナマシンの使用後です。使用前と比べてください。


夕食は外食。どこへ行くかいろいろ検討している。ガイドブックも持って来たようで、フジコ・ヘミングや小錦などの芸能人直営のお勧めスポットを物色している。
「どこでも良いや。」と言うと怒り出す。面倒なので**が良いと言うとそこに決まった。フジコ・ヘミングのパバロッティという名のイタリアンレストラン。
京王線に乗って下北沢へ。かなりの乗車距離である。これで片道一人\170.名鉄線、地下鉄なら1000円近くかかりそうな距離である。「名古屋は高いわ。」
パバロッティで予約を済ませ下北沢をうろつく。学生相手の店が多いそうで意外に物価が低い。東京でもこんなところがあるのか?
S司も何かお気に入りが見つかったようで、かみさんにおねだりしていた。
パバロッティはイタリアの世界的に有名な声楽家の名前から着けたもので、氏の若い頃の写真などが飾られていた。一品700円〜1000円くらいとリーズナブルではあるが、飲んであれこれ注文していると、結局3人で1万円近くかかってしまった。

帰りに洗剤などの日用品や、コンビにで食料を調達。
風呂を入れている間にかみさんはラーメンを作って食っていた。健康な胃袋に乾杯。
ベッドにはかみさん、床に布団を敷いてS司、その隣でおとうは寝袋でビバーク。着ているものに抜け出た羽毛が着くといけないので今日は化繊綿の寝袋です。パンツとシャツだけで寝ていたら明け方寒かった。あわや遭難? なアホな。


5月5日(金)子供の日
寒さで目覚め、トイレに起きたついでに服を着込む。
さてもう一眠りと試みるが、年寄は一度目覚めるとなかなか寝付けない。起き出してS司のPCでメールチェックと調べもの。昨日バラしたままなので準備が大変。ルーターを繋いで、電源ケーブルを繋いで…。
やっているとかみさんも起き出してきた。8時過ぎである。かみさんはまだ若者の仲間か?
朝食の用意と、また洗濯を始めた。家では手抜きばかりなのに子供にだけは一所懸命。僕もつられて掃除を始める。
枕元で掃除機の音がしてても動じる事もなくS司は寝ている。「こいつ、大物なのか、ただのバカなのか?」
その後もPCでお仕事。かみさんは…、S司の漫画を見ている。
気が付けばもう12時を回っているのにまだS司は寝ている。結局13:30頃になって痺れを切らせAuちゃんを取りに行く。コインパーキングの清算機は万札が使えず。両替の為コンビニを探しウロウロ。草臥れちまったぜ。
S司のアパートに戻り、ゴミ、冬物、不要になったもの等をトランクに押し込む。セダンは荷物が乗らんなあ。Friendee君が懐かしい。
その後3人でお食事へ。またまた木曽路。


食事の後S司を家まで送り、16:00 出発。午後の陽射しを受けながら家路に就く。
中央道に乗る前に燃料満タンにする。ハイオク1Lが145円。無茶高!
燃費は、12km/Lくらいでてます。まあまあの成績です。
数珠繋ぎの対向車線を尻目にピュンピュン丸で行く。


飯田を過ぎたあたりで事故渋滞に巻き込まれる。その後も結構車が多くよくノロノロになる。 これはもう自然渋滞。遅い車が通せんぼしたり、SA付近でノロノロしてたらこうなりますわなあ。結局名古屋着は21時過ぎ。途中で粗食の夕飯をとり、22時頃帰宅。日記を書いていたら、ゲゲッ、0:30 続きは明日、御在所出勤から帰ってからにしよう。


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