Audays(日記)




2005.12.29(木)      今年もお迎え菅平

去年に引き続き今年もS司を菅平までお迎えに。
バス、JRと乗り継いでひとりで帰って来させれば安上がりなのに、観光旅行を兼ねてドライブ。今年は温泉も予定に組み込んでいる。前日長野県の日帰り温泉を調べ、行程上最も近い【湯っ蔵んど】に寄る事にしてある。

7:35 a.m. 出発。今日は朝からピーカンの快晴。これなら道中も渋滞することもなく楽な事だろう。曇天ドライブよりピーカンドライブの方が気分的にも気持ちが良い。
グラサンに替えて走り出すが日陰はまだ薄暗い。また眼鏡に替える。
名古屋インターもスムーズに通過。本線は若干混んでいるが渋滞とまでは行っていない。小牧ジャンクションから中央道。こちらも若干車が多め。スキーの車が多い。景気も上向きスキー客も増えているのか?
遅い車をパスしながら軽快に走る。やはりQuattro!ピタリと路面に吸い付くように走る。タイヤがスタッドレスなので一枚絨毯を敷きその上を走っているような感覚は否めないが。
カーブでも神経を使わずに走れるので全く疲れない。気持ちが良くて楽チン。これに慣れてしまうともう他の車には乗れないかな?
恵那峡SAが近付くと前方に真っ白の御岳、やや右手に恵那山のシルエット。
デカイ、綺麗、いや荘厳である。やはり山は白い方が神々しい。
しかし運転中につき写真は撮れず。ウー残念。
中津川ICを過ぎるとグッと車が減る。恵那山トンネルもスイスイ。伊那谷に出るとまた車が減る。快適に進む。オービスだけは気を付けて。

9:05 a.m. 駒ケ岳SA着。トイレを済ませ、ハイカを…、全面的に廃止になってました。いよいよETCかあ? そう使う事ないしなあ。


9:15 a.m. 出発。真っ白の千畳敷を横目でチラリ。うーん写真が撮れなくて残念。
雲ひとつ無い晴天の下Auちゃんは軽快に突っ走る。本当に爽快爽快ああそうかい。
岡谷ジャンクションを松本方面へ折れる。トンネルを2つ抜け、だらだらの緩い下りにかかると北アルプスの山並み。真っ白で息を呑む。我慢しきれず運転しながらカメラを出す。そしてパチリ、パチリとめくら撮影。


松本を過ぎた頃かみさんが目覚め、「山の雪が少ないね。」
何を仰るウサギさん。安曇野から見る北アルプスなんてこんなもんだぜ。前衛峰が立ちはだかり真っ白の主脈は上の方にチラホラ。降りたてでないと前衛峰までは真っ白にはならない。みんな藪山で山頂まで樹林帯なのだから。
臼井吉見の【安曇野】の冒頭にもあるように穂高町から穂高岳は見えない。せいぜい常念。それより地元の人達には前衛峰の有明山の方が親しみ深かったとか。
あまり景色が良いので梓川SAで写真休憩。かみさんは助手席でまるで子供を見るように半分呆れ顔。

SAに作られた展望台に上がる。眼前に絵葉書のような北アルプス。もうチョット高い所から眺められるように櫓でも作ってくれると良いのに!

常念が白くてでかい。すぐ右の大天井が白い。ずっと右の燕も真っ白。
大天井のすぐ右の前衛峰がかの有名な有明山。黒光婦人が見つめていた山か。
(安曇野の舞台の穂高町はもっと北の方です。山の見え方も違っています。)
あまりゆっくりと見惚れている訳にもいかず、車に戻り出発。

豊科ICを過ぎるとめっきり車が少なくなる。白馬方面へ行く車は皆ここで降りてしまうからなあ。こちらへ来る車は志賀方面へ行く車だけ。我々のようにスキーもしないのに菅平へ行く車なんていないだろう。私らマイノリティー。

明科トンネル、会田トンネルを越え麻績に入る。
この辺りJR篠ノ井線とほぼ平行して走っている筈だが鉄道らしきものは見えない。
鄙びた山間の雪景色を楽しみながら一路長野盆地を目指して走る。いつも休憩する姨捨SAもパス。眼前に開けた長野盆地に飛び込むように駆け下る。
更埴IC近くのオービスをパスし千曲川沿いに行くようになると雪がちらつきだす。いくつものトンネルを抜ける。この辺り同じような景色が続く所だ。
ふと気付くと須坂長野ICを通り越してしまったのに気付く。かみさんは相変わらず助手席でうたた寝。起すとうるさいから黙っていよう。中野で降りて引き返せばいいさ。中野まで行ったら志賀高原はもう目と鼻の先じゃないか。ああ、志賀高原へ行きたいなあ。
だんだん雪が激しくなる。と同時に急減速。とうとう渋滞に捕まってしまった。おまけにかみさんの目が醒めた。
「あっ、雪だ。周りも真っ白。」「なんで渋滞してるの?」「あれ〜、何処走ってるの?」
とうとうばれてしまった。さんざん馬鹿にされてしまった。「クソ〜。」

やっとの思いで中野ICまで辿り着き、下道を戻る。
道路にも雪が残っており皆のろのろ運転。あ〜あ、鬱陶しい。
須坂まで戻りそのまま菅平へ向かう。須坂から菅平まで20km程度。案外近いんだなあ。
山道に入ってからかみさんはS司にTEL。あと10分で到着の旨連絡。

12:00 D大宇宙電波観測所着。とんだミスコースの割りにお昼ジャストに着いた。

到着時に再度S司にTEL。「解った。」と言いながらちっとも出てこない。
外では学生さん2人が顕微鏡を覗きながら何かをやっている。挨拶ついでに何をやっているのか訊ねると雪密度を測っているとか。同じ所で上から下までの雪を決まった容積の器に採取しその重さを測る。重さ/容積で密度を算出するそうだ。深さ毎の密度を出して何に供するのかな。
話をしていて2人ともS司の知り合いとの事。一人は同じスキー部で昨日まで一緒に滑っていたそうだ。
みんなこうやって研究に精を出しているのに家の子は何をやってるんだろう。どうせまたグースカ寝てたんだろう。お迎えが到着してから帰りの支度をしているに違いない。ほんとにグズなんだから。
痺れが切れかけた頃やっとお出まし。荷物を積んで、先ほどの学生さん達に挨拶して、いざ出発。
菅平では雪がちらついていたが、下まで降りてくると晴れ間が出てきた。


406号線を須坂方面に折れずそのまま直進すると直ぐ右手に【湯っ蔵んど】があります。

泉質は低張性弱アルカリ性温泉との事ですがなんだか水道水のような感じです。
建物が立派、お風呂も広くて綺麗です。露天風呂もサウナもありこれで\500.はお得です。
ただねえ、やっぱり温泉は硫黄の臭いとかヌルッとしてるとかでないと入った気がしませんねえ。S司曰く「ミネラルウォーターを沸かしただけみたい。スーパー銭湯風だね。」
源泉と表示した浴槽があったので本当の温泉には違いはないのでしょう。でもこの辺りって井戸水を沸かすだけで温泉だったりして…。
源泉はちょっと温め。無味無臭ヌルヌル感もなくさらりとしています。
外には石組みの露天風呂が2つ檜の浴槽の露天風呂がひとつ。広い庭の中にあります。夏は芝生か植栽なのでしょうか。今日は雪に覆われていました。それで昔を思い出しつい雪と戯れてしまいました。
子供達が幼かった頃よく御岳ロープへ行きました。ここの帰りは必ずやまゆり荘で温泉に入っていました。やまゆり荘の露天風呂も周りは雪に覆われています。雪をかけ合ったり、雪の上に寝転んだり。子供と一緒になってよく遊んだものです。雪の上に寝転んだ後温泉に浸かると雪に接していた所がチクチクします。これがまた快感なんです。(マゾっけはありません。) 久しぶりにこの快感を味わいました。
屋内の浴槽にはマグナムと名付けられたものがあります。ジェットバスと言うのはどこにも有りますが、マグナムは消防車の放水のように勢いが強く飛ばされてしまいそうです。身体を当てると皮膚が水圧で変形するのが良くわかります。きっと顔を当てたらぶちゃむくれになるのでしょう。あまりにも面白くてS司と二人で大笑いしながら入ってました。
ふう、これで\500.はやっぱりお得です。


温泉を楽しんだ後は須坂IC前のスタミナ太郎のバイキング。去年もここで昼食でした。寿司あり、焼肉あり、各種お惣菜あり、デザートにフルーツあり、ケーキあり、和菓子あり、アイスクリーム、ソフトクリームあり、コーヒーあり…。死ぬほど食ってもう入りません。下を向くと食べたものが出てきそうです。上を向いて歩こう。

須坂ICから高速に乗り後はひたすら走るだけ。巡航140〜150km/h往路同様ピュンピュン丸。
今日一日好天だった空がだんだん暮れて行く。
岡谷では一瞬八ヶ岳が見えました。写真が撮れず残念。


駒ヶ根が近付いた時、何をトチ狂ったか駒ケ岳SAと間違え駒ヶ根ICに出てしまった。写真が撮りたかったからと言い訳したが、子供もかもさんも僕のボケを察知したに違いない。「クソッ。」
降りたついでに先日駒ヶ根まで来た時に立ち寄った郊外モールの屋上駐車場へ行く。
ここから眺める千畳敷、仙丈ケ岳は圧巻。特に夕日に染まる仙丈ケ岳は、ICから降りてしまい時間とお金を無駄にしただけの価値があると思います。(そうでも思わなきゃおられない。)


撮影後はICへ引き返す。その頃にはすっかり日も暮れてしまった。夜の中央道をひた走る。

18:20 帰宅。家の前にT哉のMB(Mountain Bike、 Benzではありません。)これで全員集まった。ああ賑やかになる。うっしっし。
皆を降ろして燃料補給にGSへ。

走行距離663.6km、消費ガソリン56.38L(満タン法)で11.8km/Lの燃費。DIS表示は12.9km/Lと出ています。やはり1割ほど多め。
あの走りでこの燃費。高速では成績優秀です。とてもカルちゃんではあの走りでこの燃費は出せません。いやあの走りがまず出来ない。やはりカルちゃんはご近所限定車です。


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