Audays(日記)




2004.11.28(日)

最近テレビをよく見ます。それも長時間に渡って。
見応えのある番組が多くなったのかな?
元々芸能音痴なのですが、TOKIOの長瀬智也、SMAPの草薙剛くらいは知っています。(エッヘン!)
先週は【弟】を、今週は【海峡を渡るバイオリン】を見ました。
【弟】は以前本屋の立ち読み(と言っても斜め読みでざっと目を通しただけですが。)であらすじは知っていました。それで見てみたいと思ったのかも知れません。
正直言って慎太郎氏には過激なナショナリストという偏見を持っています。
ずっと昔、【NO と言える日本】をSONYの盛田昭夫氏と共著で出していた事をご記憶でしょう。
当時日本経済は活況ではありましたが、盛田氏ともあろう人が慎太郎なんかとこんな本を出すなんて…と、がっかりしたのを覚えています。
さすがに盛田氏はアメリカの底力を認識しており、慎太郎氏のような軽率な著述はありませんでした。依頼を断りきれなかったのかもしれません。
「日本製のメモリがなければスペースシャトルも兵器も造れない。」なぞと本気で言っていた慎太郎氏には「なんて頭の回らない人なんだろう。こんな人がナショナリズムを煽りたてたらそれこそ軍国主義の復活に繋がる。」と本気で危惧したものです。
メモリが造れないのではなく、そんな低付加価値の製品は安く造ってくれるところに任せているだけって事が解らなかったようです。その頃既にINTELは自社が開発したFlash Memoryからさえも撤退し高付加価値のCPUへの特科に専念していたのです。
その後こんなおばかな慎太郎氏は国政から離れ都知事になられたようですが、さすが東京都民は思慮深かったと思います。都知事という飴で危険人物を内閣閣僚から外すという上手い方法を採ったのですから。
こんな慎太郎氏ですが、感性はやはり同じ日本国民。政治色を出されると拒否反応を起こしてしまいますが、私小説としての【弟】には戦後の日本の同じ空気を吸ってきた者として共感する所があります。立ち読みした時に印象深かったシーンなぞつい引き込まれてしまいました。
それも自分自身の青春期の頃までで、最終日(第5部)はさすがに興味も薄れ見ませんでしたが。

そして夕べは草薙君の【海峡…】です。
SMAPの他のメンバーと比べ、小柄なのに異常に大きく骨張った顔つきが特徴的でハンサムとは言えませんが、にじみ出てくる実直さ、人柄の良さに好感を覚えます。
何か質問を受けても優等生的な模範解答しか出てこないのですが、それが最も彼らしく「心底そう思っているのだろうな。」と感じてしまいます。
オリンピックの出場選手達の版で押したような受け答え、いかにも**協会からそう言うよう指示されているようなものとは全く違い、「心からそう思っているのだろう。」と思ってしまいます。
主人公が韓国籍であることから、差別、迫害のシーンが多いだろうと半分諦めていたにも拘らずそんなシーンは殆ど無く、気持ち良く見る事ができました。
実際には差別や迫害が無い訳がなく、当然酷い仕打ちも受けたとは思いますが、それにもまして受けた好意の方が大きかったのだろうと思います。
幼少期に巡りあった学校の先生、本来なら皇民化運動への反発でお互い相容れることなど出来ない筈なのにあれほど気持ちが通じ合うのは先生の方に大きな思慮深さ、謙虚さが有ったのだろう。そう思うと同じ日本人としてすごく気が楽になり、かつ嬉しく思いました。
そして奥さんとなったナミコさん。子供用バイオリンを発注してくれた大学の先生。田中邦衛氏演じるお医者さんが実在したのかどうか知りませんが、ご近所の方々からの支援もあった事だろうと思います。

そして…みなさんご存知かどうか解りませんが、本物のストラディバリを見せてくれた女性奏者…
Audaysで何度か紹介した、アナスタシア・チェボタリョーワ女史が演じていたのですね。

うわー、やっぱりべっぴんさんでんなー。意外なハプニングにまたまた感動!!!



Audiとはなんの関係も無い事をぐだぐだと書き綴ったのはこれが目的だったのです。

          Audi Symphonyにはアナスタシアのバイオリンがよく似合う。


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