A 日記

2004.05.23(日)


いつもどおりの時間に起床。仕度をしてさあ出かけようって時に、いきなりバラバラバラ。
結構激しい降りだ。電話で四日市方面の天気を確認する。曇り一時雨との事。別に雨でもいいけどさあ、なんか気がそがれちゃったなあ。それにまだ眠いし。
一眠りしてからまたAUちゃんとお出かけしようかな?
てな訳でまた今週もHikingをさぼってしまった。AUで御在所通勤なら絶対さぼらないのに!

もう一眠りの後、ひとり起き出しPCで地図と天気のチェック。
「今日は山の方がいいなあ。」 「比較的道路がすいていて下道でお金のかからないところは…。」
「あっ、温泉もいいな。」 「稲武の方へでも行ってみようかな?」
ゴソゴソやってるとかみさんが起き出してきた。「あれっ、なんでいるの?」 「さてはまたAUで出かけるつもり? しゃあないな。付合ってやるか。」
誰も頼んでいないのに一緒に行くつもりでいる。「また昼飯おごらされるな。」

かみさんが洗濯を終えるのを待って出発。お風呂セット、着替えを持っていそいそと出かける。
お兄ちゃんも誘ったが断られた。あの年で付いて来る訳ないか。

153号線を行く。
大井橋を渡って直ぐの信号の角の和菓子屋さんの苺大福が旨いとかみさんが言う。「じゃあ帰りに寄ろうかね。」(通らないかもしれないけど。ないしょないしょ。)
平戸橋を渡り勘八峡沿いを走る。力石インター手前のカーブを楽しむ。
この道は南山に通うのによく通った道だ。南山はすぐ飽きてしまうので半日コースでよく来たものだ。また奥の方に川原でキャンプ出来る所があり、よく飲み会をした事がある。
ここでIさんがマムシに咬まれた話もかみさんからよく聞かされた。親分も元気だった頃の話だ。
「南山ってまだ?」っとかみさん。同じ事考えてたんだなあ。
「もうすぐだよ。寄ってみるか?」 「うん。」
中金小学校が目印だったよな。あっここだ。ここだ。右折して山道に入る。
11:15 a.m. 雌岩着。

左端のルート取付に5-6人いる。終了点のビレイポイントにカラビナをかけ、そこにザイルをかけて片側を結んだ人をまるで吊り上げるかのようにもう片側で確保している。
変な確保の仕方だなあ。落ちたら確保してる側も引き上げられてしまうだろうに。普通ならあんなやり方はしないし、もしそうするのならもう一度、地面(確保する人より低い位置)にビレイポイントを取り落ちた時下へ引っ張られるようにするのが当たり前かと思うが。
いくら昔とやり方が違っていてもあれじゃあ理に適っていない。未経験な人達だけでやってるんじゃないかと疑ってしまう。
でも左端は最も楽ちんなルートだった筈。落ちなきゃいいか。老兵は口を挟まず、ただ立ち去るのみ。
右端の上1/3位のところが一番難しいんだよな。のっぺりしててスタンスが細かく多少かぶり気味に感じるんだよな。ズック靴だとあそこは脱げちゃうんだよな。
真ん中の取り付きはかぶっているけどホールドが粗く腕力でグイグイいけるから見た目より簡単だったな。あれっ?真ん中テラスの松の木が無くなっている。あそこにランニングビレイ取ったことあるけどその時に抜けなくてよかったなあ。
暫しかみさんと昔話に花が咲く。そのうち登ってる人もほぼ登りついたようだ。

上の雄岩へ移動。こちらは木が生い茂り道路から岩が見えなくなっている。
この車では腹を擦りそうで駐車場に上がれない。路肩に駐車する。
「そういやあ、Iさんも(フェアレディ)Zで来てて駐車場へは上がれなかったなあ。」
取付まで行き下から見上げる。

左端に1組、右端には2組。雄岩の右端は階段状でザイルなしでも楽ちょんな所。真ん中は凄い水垢。前はもっと綺麗だったように思う。
皆さんクライミングシューズを履いている。こんなとこ靴が減るのが勿体無くて皆ズックで登っていたが、今の人達はリッチなんだなあ。
かみさんは懐かしそうに身動きもせずじっと見上げている。
雨で御在所が中止になった時なぞいかにも悔しそうに「雨がなんなの!行こうよお。」あんまりしつこいので翌日雨の中南山に来た事もあったなあ。結局はあまり登らず、豊田の鞍ヶ池でWalkingしたんだっけ。
駐車場へ寄ってみる。綺麗な看板が立ててあり、雄岩、雌岩のルート説明がされている。横のタニウツギが満開だ。
トイレの前にカブリ気味のクライミングウォール。「へー、あんなもんまで出来てる。」

ぼちぼち出発。車の中でかみさん曰く「やっぱり日本人って金持ちなんだね。年寄りが結構登っていたけど、昔はみんなまだ働いていたよね。」 定年退職してから岩登りを始めた人も多いようで悠々自適な人が多いと言いたいようだ。
「そうだね。昔は若い人しか登ってなかったよね。Gさんだって岩はもうやらなかったよね。 若い人より中高年の方が金も暇もあってリッチなんだろうね。」
「そうだ、今の会社首になったら中高年専属のスキーのコーチをやろうかな。中高年のほうが金持ちだし。」
・・・・・・ あんたのほうが余程Richだろうが(聞こえないように小声で)
かみさん:「えっ、なに?」
僕:「年寄りは骨粗鬆症ですぐ骨折するぞ。」
かみさん:「損害賠償で吹っ掛けられるね。てんちゃんはいいなあ、生徒さんに怪我させても御咎めなしだなんて。」
僕:「自分も左手にギブスしたままでよく指導ができるもんだ!」

香嵐渓を過ぎ伊勢神峠の登りになる。白い大きなコケコッコーの看板が目につく。
「あー、ココ、ココ、コケコッコー、ココで昼御飯ね。帰りでいいよ。」
ここもかなり有名らしい。こういう情報は奥様ネットですぐ伝わるらしい。
伊勢神トンネルも旧道に幽霊が出るとかでよく来た事があるが、来なくなって久しい。そう言えば南ア夜叉神も出るというし釜トンも有名だ。どうも幽霊はトンネルがお好きとみえる。

12:10 稲武のどんぐりの湯に到着。

またもや両側の車の写真を撮って温泉へ。
クアハウス利用券と入浴のみの利用券とある。入浴のみは大人600円。まあまあリーズナブルなお値段。
桧風呂、薬草湯、ジェットバス、露天風呂、サウナ、水風呂、普通の浴槽等等。すべて入りました。湯上がり後、汗が止まらず大変でした。外に出るとかみさんは既に瓶牛乳を飲み終え外の景色に見入っていました。「子供と一緒にまた来たいね。」だって。
外は雨。かなり強く降っている。またAUが汚れてしまう。ブツブツ。

昼食は先程のコケコッコーで。

雨の稲武路を家に向かう。大井橋手前の和菓子屋さんでお土産を買って帰る。苺大福はもう無くて水饅頭と蕨餅でした。



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