小岐須峡左回り

ここから駐車場まで20分ほど。
嫌な林道歩きも降りだけだから我慢の範囲内。
と思いきや意外に楽しませてくれます。
林道沿いの紅葉も先週でお終いと思い込んでいたのを、
見事に裏切ってくれました。
日を受けて燃え立つように輝く楓の紅葉があちこちで見られます。


20101127

今日は先週の続き。小岐須峡左回りです。
いつもなら大石橋に駐車して、池ヶ谷から登りヤケギ谷もしくはカワラコバから降りてくるのですが、今日は駐車地が石大神前の駐車場なので滝ヶ谷から登ります。
偶にはこちらも歩かないと道を忘れてしまいます。

6:40 a.m. 小岐須峡駐車場着。
既にIさん、T尾さんともに到着済み。ホントやる気満々ですな〜。
駐車してからトイレに駆け込みます。毎朝の定期便、これが健康のバロメーター。
トイレから出ると石大神と紅葉が朝陽に輝いています。思わず驚嘆の声が出てしまいます。


7:00 a.m. 仕度を済ませでっぱつ。
皆さんお待たせしました。
トイレ横から滝ヶ谷道へ。平坦な所為か皆さんハイペースです。付いて行けるかな〜?
過去ログを調べてみると前に滝ヶ谷から登ったのはなんと7年前。今日歩いてみると真新しい看板が随所に立っています。地元のお役所も大変ですね〜。他府県から来る人へのサービスの為に地元の税金を使わなければならないなんて。申し訳ございません。
世間話しながらのお喋りハイク。久しぶりにペチャクチャペチャクチャ。
水沢、小岐須の部落から見上げた鈴鹿の山並みは雲を被っていましたが、相変わらず山頂一帯は薄いガスが漂っています。肌着だけでは寒いです。
ガスの合い間から射す朝陽に、山麓付近の名残りの紅葉が燃え立っています。
時折雲が切れ青空が広がります。結構風もきつく、イワクラ尾根や県境尾根では寒いのを覚悟しないといけないかもしれません。

8:25 a.m. 入道ヶ岳山頂着。
くっちゃべっていると、ほんと早い事。

鳥居の下で上着を着込みます。ついでに手袋も。ついに手袋が要る季節になりました。そうです、入道山頂は既に初冬を迎えていました。
年がら年中手袋を入れっ放しにしていると、こういった不意打ちにもすぐに対処できます。こんな時に自分の無精さを誇り?に思います。

初冬の冷たい霧雨が吹き付ける中、身支度を整えたらすぐ奥宮へ向かいます。
池ヶ谷への降り口のあの窪地まで行けば、この風も和らぐでしょう。
辺りのアシビの木には来年の蕾がぎっしりと付いています。まるで小豆色の花が咲いているかのよう。
突然Iさんが叫んでいます。アシビの花が狂い咲きしているそうです。辺りを見回すと、なるほど、本当にチラホラ程度ですが白い花が開いています。冷え込んだり暖かくなったりではアシビの花もついうっかり間違えてしまいますわなあ。

8:40 a.m. 奥宮着。
参拝後振り返ると遥か大鳥居の向うに伊勢湾が輝いています。
風も無く薄日が射すとポカポカの日溜まりです。

覚悟を決めてイワクラ尾根へ向かいます。下草の露が夏物のズボンの裾を濡らし冷たいです。おまけにスニーカーも滲みてきました。そろそろ冬靴の季節かな〜。
イワクラ尾根を下り始めると、思ったより風はありません。時折日が射すとポカポカと暖かいです。早々と初冬の日溜まりハイクです。

鞍部からの登り返し、ゼーハーゼーハー暑いくらいです。ジャケットを脱ぎ放熱に努めます。
もうすぐイワクラ。冬枯れの木立の間からイワクラが覗いています。その向うに微かに虹が。写真じゃ判んねーかな?


9:15 a.m. イワクラ着。

ついこの前の鮮やかな紅葉はすっかり色褪せてしまいました。
この寒さではイワクラで休憩する気にもなりません。という事で先を急ぎます。
ふと右手を見ると先ほどの大きな虹が鮮やかに伸びています。末端は奥の沢まで落込んでいます。当に天から神様が虹の橋を伝いイワクラに降臨したかのようです。

そして奥の沢の分岐。木々の葉は全て落ち褐色の明るい谷に変身していました。
さて、ここからの登り返しがまたきついです〜。
エッチラオッチラ、ゼーハッハ。

9:40 a.m. やっとの思いで県境尾根のイワクラ分岐に到着。
ふ〜、しんどかった。

ここで小休止。自家製小粒ミカンで喉を潤します。酸っぱさが旨いです。
小休止の後は宮指路に向けてでっぱつです。イワクラ尾根に比べアップダウンが少ないので楽チンです。
風も大分治まったようです。薄日が射す中の稜線そぞろ歩き。初冬と言うより晩秋の日溜まりハイクですな。

なだらかなアップダウンの後、大峠(小岐須峠)が近付いて来ます。この辺りから見る宮指路はとてつもなく大きな山に見えます。そして大峠からの登りは1時間以上かかるほどに見えます。
でもご安心あれ。鈴鹿の山は見た目よりずっと小さいのです。ものの15分もしないで山頂まで行っちゃいます。
大峠には夫婦連れが一組。カワラコバ経由との事。今日始めて会った人達です。そうか、入道からのこのコース、マイナーなんですね。春はシロヤシオ、秋は紅葉と凄く素敵なところなんですがね。あっ、宣伝するの止めとこ。でないと人だらけになっちゃいます。

10:55 a.m. 宮指路岳山頂北の岩尾根着。

ここは展望が良いわりに人があまり来ない所です。ああそれなのに、それなのに、写真を撮っているとわんさかわんさか人がやってきました。そういえばここへの分岐に看板が出来ていましたなあ。おまけに展望が良いとか落書きがしてありました。
ああここも一般化してしまい大勢の人が大挙してやってくるようになっちゃいましたか。
後続さん達と交代して馬乗り岩へ。


11:00 a.m. 宮指路岳山頂着。
山頂は腕自慢の方々の山頂標識の作品発表会。

ぼちぼちお昼の時間です。稜線上は風が強いのでヤケギ谷道を少し下ります。東海展望の岩場辺りとしましょうか。
その前に三体仏に寄って。


11:20 a.m. 東海展望着。

岩のテラスで大休止。柔らかな陽射しに包まれ暖かいカップ麺を頂きます。
山は最良の調味料。家で食べるとあまり美味しくないカップ麺でも極上の味にしてくれます。エネルギーを大量に消費し、その補給を身体が欲している時に食べるもの、美味しく感じない訳がありません。
おまけに正面には仙ヶ岳と野登山。その手前に広がる御幣川の源流域。高層ビル最上階の展望レストランよりももっと好展望です。

12:05 ぼちぼちでっぱつ。

今日の降りはヤケギ谷、ヤ〜ケ〜ギ谷。
御二方とも駆けるように降って行きます。降り積もった落葉のラッセルを楽しみながら。
山頂付近は丸裸だった木も、降るに従い散り残った紅葉が見られるようになります。


12:50 登り口の滝着。


12:55 林道に降り立つ。

ここから駐車場まで20分ほど。嫌な林道歩きも降りだけだから我慢の範囲内。と思いきや意外に楽しませてくれます。林道沿いの紅葉も先週でお終いと思い込んでいたのを、見事に裏切ってくれました。
日を受けて燃え立つように輝く楓の紅葉があちこちで見られます。

時間もまだ充分ある事だし、途中で屏風岩に寄って行きます。

そしてまた駐車場まで紅葉狩りを兼ねてそぞろ歩き。


13:30 駐車場着。
狭い駐車場がほぼ満杯。でもまだ数台は停められそう。やはり御在所とは違い人出も少なめです。
いや、御在所も紅葉シーズンが終わりを向え車の数も減っているそうです。
そしてもうすぐスカイライン閉鎖の時期。今年も後一ヶ月、時の経つのがまた一段と早くなったような…。
温泉は? これから湯ノ山ではまた混んでいるかもしれません。じゃあまた水道水温泉田圃の湯にするか。お金かかんないし。


2010年11月27日22時05分00秒 記

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