ササユリ・クエスト

結局鎌の登りでもササユリの蕾は発見出来ず。
近年まれに見る不作です。
写すものも無く気付けば山頂。
祠に拍手の後、南側で時刻記録の為パチリ。


20100620

昨日は大荒れとの情報でパス。ところがそれほど酷くなかったようです。当地でも時々日が差していました。尤も降ったり止んだりしてましたが。
じゃあ今日辺り行っとく? メタボ予防とササユリ探索の為に。ササユリは雨に濡れているくらいが最も艶っぽいです。

6:40 a.m. 料金所跡駐車場着。
こんな曇天でも既にかなりの車が停まっています。ホント元気な中高年の皆さんには勝てまへんな〜。
その中にOさん。お久しぶり〜。GW以来です。
今日はこんな天気。さすがにスニーカーでは可哀想。って事でちゃんと山靴持ってきました。用意周到tanuoさん。(自画自賛は滑稽ですな。)
ゴソゴソやっているとIさん夫妻も到着。さすがにこんな天気では藤内はパスしたようです。
てな訳で俄かにササユリ探索帯を結成。ゲームのドラゴン・クエストならぬ、ササユリ・クエストってか?

7:00 a.m. でっぱつ。
蒸し蒸しと暑いです。いきなり滝の様な大汗。まだ降りだしていないから良いようなもののこれで降りだしたらそれこそ最悪。ついつい気が萎えて「武平から降りちゃおうか?」と頭の中で画策中。
ふとIお父さんを見ると既に合羽で重装備。それこそ玉の汗がほとばしっています。ダイエットの為にサウナスーツ代わりだとか。プロテインも常用しているそうです。
するとOさんも筋肉を付ける為にプロテインを飲んでいるとの事。職場で取扱っている為社員価格だそうです。先週のTさんもそうだったし、皆さん気の入れ様が根本的に私とは違いますなあ。まるビのtanuoさんはプロテインを買うお金も捻出できないのです。ああ可哀想なtanuoさん。
今鈴鹿通いしている中高年の皆さん全てがプロテインを常用するようになったらどうなっちゃうんでしょ。筋骨隆々ベン・ジョンソンのようになっちゃったりして…。「ププッ!」想像するだけで吹き出しちゃいます。
話が古過ぎてもうベン・ジョンソンなんて覚えていないですかね。陸上競技、カール・ルイスのライバルですよ。
当時小学低学年だったS司が「カールライス(カレーライス)食ってお便所ンソン。」なんて言いながら喜んでいましたっけ。
道行く人、右も左も老若男女すべてが、筋骨隆々お便所ンソン。う〜気色悪〜。
変な事を想像し、ひとりニヤニヤしながら歩いている内にササユリの蕾第一弾。
「あそこあそこ。」と教えてくれますが全く分かりません。道から外れかなり上の方に大きな蕾が2つ。
Iさん達は既に昨日このコース取りで目星を着けていたそうです。
「え〜、あの大雨の中を?」
「そんなに降って無かったですよ。」
涼しい顔でケロリと宣われます。…あ〜やはり気の入れ様が違います。

もうかなり大きくなっています。雨に濡れ、はちきれんばかりに膨らんだ蕾。これで日が差せば今にも開きそうです。

相変わらず蒸し蒸しと暑い中を行きます。
下の岩棚で小休止。しかし全く風が無くおまけに景色も見えず。ふ〜。

あちこちにあるコアジサイは緑色だった蕾が水色に変わっています。ひとつひとつがかなり膨らんでおりこれも咲くのはもう直ぐでしょう。

そして、ササユリ第二弾。

こちらは道端に生えています。
「ねえねえ、私を見て!」とでも言わんばかりに愛想を振りまいています。先ほどのものより赤味が強く、先の方が既に解れています。
「開いた時に花弁を傷付けないように。」とIお母さんは周りの他の葉をよけています。
こんな人もいれば、盗掘したり無頓着に踏み潰したりする人もいます。厳しい自然の中で命を繋いでいるものには多少なりとも気遣いをしたいものですね。

キレット辺りから多少風が出てきました。微かな風にもそれなりの爽やかさが感じられます。「今日の温泉はさぞかし気持ち良いだろうなあ。」こんな事ばかり考えながら歩いているtanuoさんってホント俗人ですなあ。

道の上にはベニドウダンやサラサの花が落ちています。例年より落花の数も少ないです。こうやって季節は巡り、ドウダンの花期も終わろうとしています。あなわびし。

岩稜帯を回り込んだ所のタテヤマリンドウの跡。大きく伸びためしべの下に萎れた花弁が濡れたまま纏わり着いています。双葉のようなめしべの先が雨垂れを受けその衝撃で子房から種子を飛ばすそうです。(Oさんの受け売りです。)
ショウジョウバカマもすっかり種子が大きくなっています。開花時より花軸が高く伸びています。これも種子をより遠くへ跳ばす為。タンポポの綿毛が花の時より高く伸びた花軸の上に付いているのも同じロジックだそうです。

へ〜、脳ミソ無くても植物は植物なりに一所懸命考えているんですね〜。

富士見岩はガスの中。遊歩道を朝陽台へ。
道端にはかなりのササユリの葉。一年目の株は通常の葉とは違い幅広の葉が一枚だけ出ているそうです。該当するものはかなりあります。後数年。開花出来るほど育つまで生き永らえていけるでしょうか。草食動物も生きるためには食べなきゃならず、仕方の無い事には違いありませんが、そのせめぎ合いの中に無関係な人間が割って入るのだけは避けたいですね。

9:00 a.m. 朝陽台着。
天気が悪い割りに今日はスローペースです。それだけお勉強(道草)してたって事にしておきましょう。
Iさん達は今日は早仕舞いだそうです。武平までのササユリ探索の後はエスケープだとか。それで今日はここの休憩所で小休止。ついでに燃料補給も。

ガスに煙る中、タニウツギが鮮やかなピンクに染まっています。もう山頂まで開花前線が上がってきたのですね。そういえばリョウブが全く咲いていません。これも梅雨時の開花だったと思うのですが…。

思わぬ所にショウキラン。Iさんってどういう目をしてるんでしょ。まさかこんな所に?って所です。

よく見かける枯葉色でなく鮮やかな紫がかったピンクです。腐生植物というと良いイメージが無かったのですが、そんな偏見を払拭するような鮮やかさです。
三角点側へ入って直ぐにある毎度お馴染みの場所。ここにも二株蕾が付いていたのですが、一株は根元から食いちぎられていました。食い残した蕾が地面に落ちており踏み後らしきものが点々と。昨日は無事だったそうなので夕べやられたのでしょう。残った一株もやられてしまうのかな? 蕾がまだ4cmくらいなので咲くまではもう1週間ほどかかるでしょう。ただでさえ少ないのに残念ですね。「食い残すくらいなら食うなよ。」鹿に行っても鹿たないか。
望湖台手前にはバカモノ(アカモノ)。遊歩道のタテリンの傍にあったものが運ばれて根付いたのでしょうか。これも可愛いものです。


9:30 a.m. 望湖台着。

景色が見えないので看板でも撮っておきました。

武平へ向けて漫ろ歩き。記念碑広場辺りのタテリン跡には先ほど見た子房が大きく膨らんだタテリンの残骸がいっぱい。種を飛ばした後は地上から姿を消してしまう。儚いと言うより、お前は忍者か?
3月の雪の残る頃から咲き始め6月の梅雨の時期まで愉しませてくれたタテリン。ほんに花期の長い花です。

薄日が射す事もありますが相変わらずの天気。目に沁みる新緑の中を武平目指して下ります。
テッペンカケタカ、ホーホケキョの輪唱が続きます。
足下にはチラホラとササユリの葉っぱは見かけますが、蕾が付いたものは結局一本も無し。全くお粗末です。


10:10 a.m. 武平峠着。
小休止の後、Iさん達はここでエスケープ。tanuoさんは後ろ髪を引かれる思いで鎌へ向います。だって昨日のIさん情報で三ツ口谷で蛭と遭遇したそうなので。当然長石もペケの筈。通れるところ無いじゃん。
Oさんに長石尾根から降りようと説き伏せられしぶしぶ承諾。あ〜一昔前が恋しい。
別に血を吸われるだけなら我慢できます。気持ち悪いのも我慢の範囲内です。しかしいつまでも止まらない出血と直りかけのあの痒さは我慢できません。鈴鹿の蛭君、いつからこんなにテリトリーを増やしたんでしょ。天敵がいないと言うのも許せません。目も鼻も無いくせにどうやって人を感知して近付いて来るんでしょう。全く不思議な生き物です。
恨み辛みをぶちまけながら、そして登りの苦しさにゼーハーゼーハー言いながら歩いていたら山頂はもう目の前。
と同時に雨も本降りに。

11:00 a.m. 鎌ヶ岳山頂着。
結局鎌の登りでもササユリの蕾は発見出来ず。近年まれに見る不作です。
写すものも無く気付けば山頂。祠に拍手の後、南側で時刻記録の為パチリ。

一瞬本降りになった雨もまた小康状態。霧雨の中お湯も沸かさず燃料補給。
暫く雑談の後、予定通り長石尾根を下ります。
尾根も雨の日はどう見ても蛭が出そうな雰囲気です。いないと思いながらもどうも疑心暗鬼。泥濘、腐りかけの濡れ落葉など蛭がいそうで、あ〜ゾクゾクする。
尾根上の小ピークをいくつか越えいよいよ長石出合への下り。
足下には枝払いで堆積した濡れ落葉。既に腐葉土と化しています。Oさんも危険を感じてか飛ぶように走り降りて行きます。ひとり取り残されたtanuoさんはあわや蛭の餌食に?
いやなんとか事無きを得たようです。三滝川の水量も増えています。流れを渡った所で小休止。身体中の汗を拭います。Oさんの姿はありません。車まで行っちゃったかな?

車道まで出るとOさんの姿。二人して再度蛭チェック。良かった、やられていませんでした。
車道を登りだすとまた本降りに。傘を出すか、このまま濡れて行くか。既に汗と雨で濡れ鼠なのでこのまま行きます。

12:30 車に帰着。
雨の中片付け物をして車に乗り込みます。と同時に土砂降りに。なんてまあ悪運が強いんでしょ。
土砂降りの中、温泉目指してtanuoさんが走る。



2010年06月20日20時25分00秒 記

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