春の宮妻右回り

沢沿いに行くようになると傾斜も落ちピクニック気分。
林道に出ると春色に輝く山肌が綺麗。
春の宮妻峡は本当にこの世の別天地です。


20100425

今日も週次業務の御在所通勤。何を考えるでもなく無意識の内に菰野町まで来ています。コンビニでエサを調達した後パンを齧りながら片手運転。ふと先週鎌山頂から見た宮妻周辺の山肌の色を思い出し、急遽ミルクロードに左折、そのまま宮妻峡へ。
水沢辺りから望む鈴鹿の山並みは薄紅色、新芽の赤、新緑の萌黄色と鮮やかなパッチワーク。
「スゲエ、今日はこっちで正解。」雲母峰と入道の隙間に向って切り込んで行きます。
展望台からの山肌の色付きを御覧あれ。


6:50 a.m. 宮妻峡駐車場着。
恒例の定期便の為キャンプ場まで降りて行きます。小岐須と言い宮妻と言いロールペーパー付きで至れり尽くせりです。快便の後は車に戻り仕度にかかります。
今日は天気も良い事だしスニーカー復活です。こうやって冬靴の温存を図ります。まるビ親爺、いと哀れなり。
7:05 a.m. でっぱつ。

今日は右回り。キャンプ場を抜け川を渡ります。やけに水量が多いなあ。数日前の雨の所為でしょうか。
目の前には春色に輝く山肌。なんちゅう艶やかさだろう。

すぐ樹林帯の中に潜り込み、入道新道の急な登り。ゼーハーゼーハー、ゼーハッハ。
この急登、左回りでは最後の降りとなり、疲れた足に止めの一発を食らわせてくれる所です。老化の進んだtanuoさんはこれを避ける為にも右回りがお似合いです。
この時期はまだ気温が低くこんな急登でもオーバーヒートしないで済みます。

尾根に出て傾斜が緩くなるとアシビが出てきます。そこを過ぎると樹林が切れシロモジの群落。ちょうど今が花の盛りです。

この辺りから粘土質の滑りやすい登りとなります。ここを登りきり細い尾根上を行くようになると疎林になり遠望が利くようになります。あちこちにミツバツツジが満開です。ちらほらとアカヤシオも咲いています。

そして疎林帯を抜けると入道特有の笹原に飛び出します。大波小波の笹原のうねりの上にアシビの小島が点在しています。以前は腰の丈よりも深かった笹はすっかりおとなしくなり足下を隠す程度の下草くらいしかありません。
アシビの浮島には雪を被ったように花が付いています。花付きの良い木ばかりでなく全く付いていない木もあります。今年は裏年なのかもしれません。


8:20 a.m. 林道からの踏み跡と合流。

以前はここにも看板があり入道新道への降り口を間違える事は無かったのですが、この状態では降りで直進してしまうかもしれません。

8:25 a.m. 北尾根の頭着。
大鳥居の方に人影が見えます。私も大鳥居経由で奥宮へ回るとしましょう。と言うか、これが毎度のお決まりコース。

急な斜面の向こうに麓の平地が見えます。雪さえたっぷり積もれば良いスキーコースになるでしょうに。


8:30 a.m. 入道山頂大鳥居着。

鳥居を潜り奥宮へ向います。池ヶ谷道分岐辺りの笹も昔と比べると見る影もありません。ホント疎らな下草程度。道を外してどこでも歩けます。その笹の中にアシビの幼木が点々と生えています。やがてこれらの幼木がアシビのコロニーとでも言うか浮島とでも言うか、群落を作りそれが広がりアシビ林に置き換わって行くのでしょう。イブネの山頂一帯もアシビの浮島がどんどん大きくなっています。


8:40 a.m. 奥宮着。小休止して軽く燃料補給。

なだらかな入道山頂を離れイワクラ尾根を行きます。あちこちにミツバツツジが満開です。

足下に注意しながら行きますがイワウチワは全く咲いていません。まだ早いようです。
進むに従いミツバツツジからアカヤシオとコブシのテリトリーに移って行きます。

そしていつもこの尾根でイワウチワが早く咲くところへ。
未だかな?と思っていたら咲いていました。でも草臥れたものが多く少し遅かったようです。かといってこの冷え込みで第二段はまだ咲き始めていないようです。変な天気!代わりにミヤマシキミがいっぱい咲いています。

そして見上げれば…。


9:30 a.m. イワクラ着。お膝元まで行き小休止。

登山道に戻り、ちょっと振り返ると…。

奥の沢への最低鞍部を過ぎると暫く登りの連続。ゼーハーゼーハー、年寄りにはきついです。

10:10 a.m. 主稜線上の分岐はパスして巻き道から合流。(ちょっとズルしちゃいました。)
こちらもコブシがいっぱい咲いています。


10:25 a.m. 水沢峠通過。ここからの登り返しがきついです。


10:45 a.m. 水沢岳着。
燃料補給して鎌に向けてでっぱつ。

岳峠から最後の登り。陽射しは強いですが気温が低いおかげで爽やかです。これで気温が高かったらそれこそ夏バテしちゃいます。

12:05 鎌ヶ岳山頂着。

さすがに凄い人出です。祠に挨拶を済ませリザーブシートに戻ります。おもむろにお昼の仕度。
暖かくなり空に近いガスボンベでもお湯が沸くのが早いです。来週辺り完全にガス欠になりそう。
今日辿ってきたところを目で追いながらのんびりとランチタイム。暖かい季節って良いですねえ。

12:50 ぼちぼちでっぱつ。
後はカズラ谷道を降るだけ。

この道も結構急ですね。最近は登りだけでなく降りもきつく感じるようになりました。いや、これは靴の所為ですね。スニーカーはソールが軟らかくやはり降りはきついです。と、靴の所為にしておきましょ。
どんどん飛ばし沢の水音が聞こえだすと滝も近いです。いつもイワカガミが一番に咲くところは…、やはりまだでした。やはり今年は寒の戻りの所為で開花が遅いです。
ここを過ぎるとすぐ滝です。

沢沿いに行くようになると傾斜も落ちピクニック気分。

林道に出ると春色に輝く山肌が綺麗。

春の宮妻峡は本当にこの世の別天地です。

14:05 車に帰着。
片付けものを済ませ、さあ温泉温泉。湯ノ山目指して一目散。


2010年04月26日22時10分00秒 記

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