紅葉狩りHike

時間もまだたっぷりある事だし、
天気の崩れもまだ大丈夫のようだし、
で、イワクラの下で休憩する事に。
ここから見下ろすと尾根筋はかなり下まで紅葉しているのに、
奥の沢沿いは全く色付いていない。
風も当たらずかなり暖かいのだろうか。
他愛もない雑談をしていると時間は過ぎてゆく。
今日は北西の風が当たらないのでここもかなり暖かい。


20091024

先日Tさんからお誘いメール。昨年雨で敗退した奥の沢の紅葉狩りの雪辱戦だとか。時期的にはまだ早いかもしれませんが、今年は2週間ほど早いそうだしダメ元で御一緒する事に。
再度スニーカーの修理をしましたが、偶々マーケット内の靴屋の前で880円の特売スニーカーを発見。100円ショップで何度もゴムボンドを買うよりこの方が良さそうなので買っちゃいました。今日はこの880円スニーカーのお披露目山行です。
これからは夏場はスニーカーにしようかな。最近のスニーカーは水にも強そうだし。経済性を考えると特売スニーカーを履き潰しながらの方がずっとお安い。ハンワグの冬靴のソールの張替えが 14,500円。どう考えてもスニーカーの方が安い。
(私って可哀想なくらい貧しい暮らしをしているんですね。人に笑われそう。)

6:50 a.m. 宮妻峡駐車場着。
既にTさんは到着済み。隣に駐車し仕度を始める。
御在所と違って駐車に事欠かない。これで夏場のヒルさえいなければ本当に良い所なのですが…。

7:05 a.m. でっぱつ。
右回りで奥の沢ではあまりにも距離が短すぎる。メタボ予備軍のtanuoさんとしては、週一回の山歩きが唯一の運動。この貴重な機会を無駄にする事はできません。てな訳で左回り。カズラ谷道から行く。
カズラ谷入り口付近の駐車スペースには既に何台か停まっています。少しでも歩く距離を縮めようとの事でしょうか。ついつい私も同じ事をしてしまいますが、考えてみれば何の為に汗をかきに来ているのやら。
それでも下山後の長いアプローチが車道だったりするとつい端折りたくなります。それで美濃戸口、上高地、蒲田川沿いの車道などが話題にのぼります。汗をかきに行ってるのに楽する事ばかり考える、人間とは本当に不可解なものです。

7:15 a.m. 滝を見て尾根道の登りにかかる。

いきなりの急登、薄暗い樹林帯の登りで鬱陶しいところですが、この季節はもうヒルの心配もありません。安心して行けるってホント精神的にも楽ですね。
久しぶりの同行なので世間話に花が咲きます。お喋りしているともうすぐ水場。

7:50 a.m. 水場着。
小休止して辺りを見回すと、この辺りでもぼちぼち色付き始めています。

ここからがまた急登。登りきった所の屈曲点にロープと案内板。降りでよくここを直進してしまう人が居り、それが遭難に繋がっているそうです。その防止の為の施策だそうです。
先ほどまでくっちゃべりながら登ってきた身としては人様をどうこう言う資格もありませんが、お喋りしながら歩く事が道迷いの最大の原因です。今の中高年の方々に限らずうちの会でもよくやらかしていました。私自身今でも独り歩きにも拘らず、考え事をしながら歩いていると道を間違える事がよくあります。注意散漫にならないようお喋りも考え事もほどほどにしましょう。

急登を登り終えると傾斜も落ち隣の尾根の稜線が望めるようになります。見通しが効き紅葉も一段と鮮やかになってきました。惜しむらくは青空と日の光が無い事。天気が良ければさぞかし見事な紅葉でしょうに。


8:20 a.m. 雲母峰への稜線と合流。
長石谷向こうの鎌中腹の紅葉が一段と艶やか。この尾根北斜面の紅葉いや黄葉も艶やか。

鎌が近付いてくると、岩肌と紅葉のコントラストが一際目を引く。手前の木の枝葉が邪魔ですね〜。一昔前はこんなに茂っておらず、よく見えたものですが…。


8:40 a.m. 岳峠着。
鮮やかです。その一言のみ。

最後の登りにかかる。視界が広がるに従い鮮やかな斜面がどんどん広がる。


8:50 a.m. 鎌山頂着。祠に拍手。
北側へ移動。高曇りのおかげか雨乞岳、御在所も姿を現しています。湿気の所為かコントラストが悪くはっきりしませんが、いずれもかなり色付いているようです。

小休止中雲の向こうからぼんやりと霞んでいた太陽が少し明るくなりました。ほんの少しでも良いから、ほんの瞬間で良いから、雲の中から顔を出して。と願いますが所詮適わぬ夢。
じゃあぼちぼち奥の沢目指して出かけますかねえ。

日の光と青空、一瞬でも顔を出してくれるとさぞかし紅葉も綺麗なことでしょう。
こんな思いを抱きながら鎌尾根を行く。ところどころにマムシコーンが生っている。

水沢岳手前のザレを登り、振り返るとかなり遠退いた鎌が聳えています。眼下にはザレ。稜線の紅葉は今が最盛期。来週あたりにはかなり枯れ枝に変わっているかもしれません。


10:15 a.m. 水沢岳山頂着。
ちょうど良い時間。ここらでお昼にしましょう。誰も通らない事と決め込み、三角点の礎石に腰掛けお昼の仕度。お湯を沸かしカップ麺で昼食。「う〜ん、暖まる。」もうこの季節、こんな暖かな物が最高です。


10:50 a.m. でっぱつ。
一時低く垂れ込めていた雲も消え相変わらずの高曇り。それでも風は南東から。いずれ崩れる事は間違いない。さっさと奥の谷を目指しひたすら下る。
降りで靴底が良く滑る。底を見るとパターンが浅くいかにも滑りやすそう。ズルズル滑りながら降ってゆくとやがて水沢峠。


11:00 a.m. 水沢峠着。

ここからの登り返しがしんどい。見上げればシロモジの黄葉。日が当たっていたならさぞかし明るい黄色の光に溢れていただろうに。まあ無いものねだりしても仕方ありません。丁度紅葉の最盛期に来れただけでも感謝しましょう。

主稜線から外れイワクラ尾根をひたすら降る。
最低鞍部から奥の沢を見下ろす。沢はまだ紅葉には至っていない。「ああ、やっぱり。」
このまま降りるのも癪なのでイワクラまで行く事とする。その後ここまで戻って沢を下れば良い。

11:40 a.m. イワクラ着。

時間もまだたっぷりある事だし、天気の崩れもまだ大丈夫のようだし、で、イワクラの下で休憩する事に。

ここから見下ろすと尾根筋はかなり下まで紅葉しているのに、奥の沢沿いは全く色付いていない。風も当たらずかなり暖かいのだろうか。
他愛もない雑談をしていると時間は過ぎてゆく。今日は北西の風が当たらないのでここもかなり暖かい。


12:05 ぼちぼちでっぱつ。
奥の沢降り口へ戻り、奥の沢下降。
紅葉はまだまだですが、この明るい雰囲気、やはり良いものです。
ついつい飛ばし過ぎてハイペースで降りて行く。


12:40 林道と合流。

ここから厭な林道歩きですが、昔とは比べものにならないくらい道が良くなっています。スニーカーでは足の裏が痛くて仕方が無かったのですが今日は全く気になりません。


13:20 車に帰着。
天気はまだ崩れる気配なし。終日曇り空でしたが稜線は紅葉真っ盛り。それも例年にない色付きで満ち足りた一日でした。鎌の神様に感謝!
後は湯ノ山まで戻り週次業務の温泉入湯。急がなくっちゃ、急がなくっちゃ。


2009年10月24日21時40分00秒 記

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