秋雨Hike

誰もいない朝陽台。
ロープウェイもまだ動いていないようです。
立ち込めた霧の向こうに紅葉が霞んでいます。
天気が良ければさぞかし…。
今年はドウダンの紅葉が鮮やかなようです。
ヤシオ類は相変わらずくすんだ暗紅色。
シロモジはまだ早いようで黄緑色です。


20091017

今日は曇り。ちょっと寒いかもしれない。例年なら紅葉の季節は混雑の時期ですが先週は意外に空いていました。でも今週辺り天気が良ければ大混雑かもしれない。曇りならその心配も無くGood、Good。
先週パンクしたスニーカーを、ゴムボンドで修理してきましたが、またいつパンクするか解かりません。
今日は夕方用事があるので早仕舞い。スニーカーも御在所往復くらいならなんとかもつでしょう。

6:50 a.m. 料金所跡駐車場着。
天気の所為か車が少ない。いや、こんな天気でも来るのですねえ。全く中高年軍団には敵いません。

7:00 a.m. でっぱつ。

寒いかとの懸念は杞憂でした。曇天の所為で放射冷却もなく先週よりずっと暖かい。湿気も多く蒸し蒸しします。寒くなったら1枚羽織ればよいと半袖Tシャツで行く。
いつ降りだしてもおかしくないほどどんよりとしています。ガスが流れ視界も良くありませんが、山肌はかなり色付いているようです。


7:30 a.m. 岩棚着。
やはりかなり色付いています。10月半ばでこの辺りまで紅葉全線が降りてきています。半月ほど早めなのかな?

遠望が利かない分、近くの紅葉が目を楽しませてくれます。


7:45 a.m. キレット通過。

毎度の事ながら天気が悪いと道草(写真撮影)の食いようがありません。つい歩くだけになってしまいます。

7:55 a.m. 北谷テラス着。
ここも全く視界が利かない。その代わりにツツジ類の紅葉が目を引きます。鈴鹿にしては意外なほど鮮やかな赤に染まっています。最近、急に冷え込んだおかげでしょうか。

掘割道が切れる所で先行者が合羽を着ています。ポツリポツリとドングリが風で落ちる音がしており、てっきりそれだと思っていたら、木の葉の傘が切れた所では雨が降っています。
ここはかなり濡れていますが降ったり止んだりの様子。汗かきの私はまだ合羽はパス。強くなれば傘でも差しましょ。
岩稜帯、上のテラスと悉く視界無し。流れる霧の向こうにかなり色付いた木々。う〜ん、風情があって良いものです。

8:15 a.m. 富士見岩展望台着。
何も見えないことは解かっていながら寄り道。御在所通勤する者の性でしょうか。


8:20 a.m. 朝陽台着。

誰もいない朝陽台。ロープウェイもまだ動いていないようです。立ち込めた霧の向こうに紅葉が霞んでいます。天気が良ければさぞかし…。
今年はドウダンの紅葉が鮮やかなようです。ヤシオ類は相変わらずくすんだ暗紅色。シロモジはまだ早いようで黄緑色です。

降りはどうしようかな? 北谷の堰堤工事が本格的に始まり、工事現場を迂回するため裏道の高巻き道が出来ているそうです。じゃあ今日はそこを歩いてみようかな。たまには裏道へも行ってみないと時代から取り残されてしまいます。
となると、望湖台へ行っても引き返さなきゃならない。スキー場経由で国見峠へ行くのも御免蒙りたい。だって濡れた芝生を歩くと靴がまたパンクしそう。
かといってこのまま降りてしまうと温泉はまだ営業していない。国見岳を回ってもそんなに時間は変わらないし景色が望める訳でもなし。
じゃあ裏道降り口横の展望台で時間でも潰そうか。どうせ何も見えないけど休憩がてら燃料補給でもしよう。
という訳で岩の上に腰掛けてオニギリを頬張る。こんな天気じゃお茶を沸かすのも億劫だ。じっとしていると半袖Tシャツだけでは冷えてくる。長袖の上着を羽織りその上からジャケットを纏う。
それでもやはり冷えてくる。あ〜、寒い寒い。もう降りちゃおう。


8:50 a.m. 国見峠着。
笹が刈り払われ広くなっている。そのなかに赤い実が鈴生りの木。あ〜、秋ですねえ。

裏道を降る。

この辺りから裏道には大分手が加えられています。新たに崩れた所は、斜面を削りしっかりとした道がその上に付けられています。どこのどなたか存知ませんが有難い事です。
前壁を過ぎ、北谷の滝を過ぎた辺りからかなり手の込んだ改修がされています。崩れたなりにも以前の面影(見覚えのある石など)がところどころに残っていたのですが、その面影さえ掻き消されてしまったかのようです。改修そのものはとても有難い事です。それなのに昔の面影が無くなってしまった事を寂しがる私は不届き者なのでしょう。でもなんだか全く別の所みたい…。
藤内沢出合、その下の水場、以前の面影はほんの微かな片鱗を残すのみ。張り出した石を割り、それを窪んだ所に埋め、全体的にフラットにしてあります。大変な労力をかけたものです。自然の猛威もさることながら人の猛威もそれに負けず劣らずってところでしょう。



ピョンの耳手前から河原へ降りる。

この辺り、歩く度に新たな発見があります。「あれっ、ここってこんなに崩れていたのか。」「強固な岩盤だと思っていたのに、たったの一年で水流の跡があんなに削られている。」とか。あれは砂岩なのかな?


藤内小屋を過ぎ中道分岐を過ぎる。巻き道ってどの辺りかな?
四の渡し跡の丸木橋は新たなものに架け替えられていました。大雨が降る度に流されているのかもしれません。

再度右岸側に渡ったところで巻き道が現れる。たとえこの程度の道でもこれだけ斜面を削ったり丸太で土留めをしたりというのは大変な労力だったろうと思います。重機も入らない所なので全て人力です。八ツ場ダムのようにならなくて良かったですねえ。
巻き道の登りはそう大したものではありませんが、藤内で一日みっちりとお稽古した帰りでは少しばかりしんどいでしょうね。「降りなのになんで登らにゃならんのだ。」なんちゃって。
この巻き道はそのまま以前の右岸沿いの道に繋がっています。所々鉄の橋が架けられた道を行くと堰堤横の広場に出ます。この後はそのまま右岸の舗装路を蒼滝橋の横まで。
スカイラインとの合流点には工事車輌の誘導員の小父さんが暇そうにしています。余程暇なのか「雨降りますかねえ。」と話しかけてきました。「なんとか持ちそうですね。」と答えてはみたものの、御在所の神様は気まぐれ。何度裏切られた事やら。
蒼滝トンネルを越えスカイラインを駐車地まで。巻き道の登り降り、スカイラインの緩やかな登り、これなら中道分岐から中道経由の方が楽かな?

10:20 a.m. 料金所跡駐車場着。
片付けものを済ませ希望荘まで一っ走り。
ああやはり大分早く着いてしまった。時刻はまだ10時40分。営業までまだ20分もある。仕方が無いカメラ片手に希望荘の庭を散歩。小さい秋、小さい秋、小さい秋どこかな? 見つかりまへん。
この時刻では希望荘の駐車場は閑古鳥。毎週この時間に降りてくると温泉での混雑は避けられそうです。(そんな事してたらどんどんメタボが進行してしまう。)
長い(20分)時間待ちの後、一番風呂へザブン。


2009年10月17日20時35分00秒 記

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