秋本番Hike

柔らかな陽射しに包まれ爽やかな秋の大気を味わいまるで天国。
と思いきや、俄かに空が掻き曇り雨が降り始める。
西のほうはもう明るくなっている。
暫くするとまた晴れ渡り暖かな陽射しが降り注ぐ。
御嶽なら霰。強風で低体温となっていた可能性大。
ロートルおじさんのtanuoさんはもう秋山も控えた方が宜しいようで。


20091010

秋の行楽シーズン突入。体育の日に絡めた連休は、毎年行楽地の渋滞の季節でもあります。
いつもなら御在所の混雑を回避して他所へ行くところではありますが、ここ暫くの渋滞に麻痺してしまったのか、それとも何も考えずにいたのか御在所に来てしまいました。いえ、なに、遠出しようと思ったのですが靴がない事を思い出し遠出を止めたら必然的に御在所に来てしまったという訳です。何も考えないと勝手に足が向かっている。惰性で生きている事まるだし。困ったtanuoさんです。このまま行くと○知症は必然。

6:50 a.m. 料金所跡駐車場着。
南側が8割がた埋まっている。行楽シーズンにしては少ない方か。と思いながらケツから停める為、前の方へ進むとなんと縦列駐車して大きな場所を占有しているワゴン車。まあこういった無頓着な人はどこにでもいるものです。この車がいなかったら、まだ半分ほどしか停まっていない状態で、皆さんスカイラインがここまで開通している事をご存知ないようです。そういえば取り付き道側の駐車場にも5台ほど停まっていました。この方々もスカイライン開通をご存知なかったようです。

7:00 a.m. でっぱつ。
先週よりまたぐっと冷え込んでいるようです。そうそう今朝は車の中でも暖房を入れていたくらいです。季節は既に秋本番のようです。
先週に続き今日もスニーカー。ゴムボンドで修理はしましたが、なんだか今日もソールが剥がれるのではないかと気にしながらのハイキングです。
長袖を着ていても薄っすらと額が汗ばむ程度。本当に爽やかな季節になったものです。既に今年の夏ももう過去の事。こうやって年をとっていくのでしょう。


7:30 a.m. 岩棚で呼吸を整える。
太陽が伊勢湾に反射し綺麗。台風の雨で大気が洗われ遠望が効く。手前伊勢平野の緑が殊の外鮮やか。



7:35 a.m. 好天に誘われ地蔵岩に寄り道。


キレットを過ぎ凹角下まで来た所で誰かに呼ばれる。大分遠くからのようですが確かに私の事を呼んでいます。キレットの上辺りからのようですがこんな視界の効かないところでどうやって私だと解かったのか不思議なくらいです。ひょっとして千里眼?
急ぎ凹角上の大岩の上に上がると、キレットの向こうの岩の上で手を振っています。
何か言っていますがよく聞き取れません。度の合わなくなったグラサンでは顔も判別できません。
「どなたでしたっけ?」などと失礼な事を聞いてしまいました。名のってくれたのですがそれもよく聞き取れません。目だけでなく耳も遠くなったようです。年寄りってや〜ね。
「待ってます。」と言うと「先に行ってください。」これははっきり聞き取れます。どうせ私は写真を撮りながらののんびりペースなので、すぐ追いつかれるだろうと先を行く。

7:50 a.m. 北谷テラス着。
富士見岩尾根の岩峰が真っ白に輝いています。その下の山肌はほんのりと色付きかけています。抜けるような秋空を背景になにもかもが輝いて見えます。
北に目を遣れば釈迦山頂は雲がかかり、その上にはまだ赤味を帯びた雲が薄く広がっています。淡い水色の空とマッチしてこれも綺麗です。


木漏れ日が溢れる掘割道。涼しい秋風が頬を撫ぜ本当に爽やかです。やがて掘割が尽きると正面にはエルガーフェイス。チャンチャンチャン、チャラララチャンチャンチャン…。威風堂々のイントロが流れてくるようです。

岩稜帯に飛び出すとまた朝陽に輝く伊勢湾が出迎えてくれます。今日は本当によく遠望が効きます。志摩半島の先まではっきり。答志島、神島、そして渥美半島。その手前には大きな知多半島。ずっと左には知多半島の向こうに三河湾を挟んで奥三河の山並みが続いています。そしてまたその左側には靄の海から島のように浮かび上がる恵那山、御岳、乗鞍と続いています。冠雪したと聞いていましたが、もう融けてしまったのでしょう。白くなくても青紫の浮島として見えるだけでも大気の清浄さが窺えます。


グルッと回り込んで上のテラスまで来ると色付き始めの紅葉が綺麗。ああ、秋ですねえ。


8:20 a.m. 富士見岩展望台着。
陽射しがポカポカ暖かい。風はそよそよ心地良し。紅葉とまでは行っていないが秋を味わいながらの日向ぼっこ。
のんびり寛いでいるとキレットの人が追いついて来た。な〜んだ、Iお父さんでしたか。ここ暫く遠征が続いていたのでてっきり今日も遠出されているものと思っていました。
御嶽の予定だったそうですが急用が入り取止めたそうです。ムムッ、私も靴があれば御嶽辺りへ行っていたかもしれません。でも行かなくて正解だったかも。今日あたり相当冷え込んでいることでしょう。防寒着は冬並みにしておかないとそれこそ低体温になってしまいます。
昨日も一壁だったそうですがもう冬のように冷たかったそうです。二人ともすっかり岩に嵌り込んでしまったようです。こうなると「ただ歩くだけなんてバカバカしくてやってられない。」と思うようになってしまうんですよねえ。
暫くするとIお母さんも到着。その後は北穂東稜、剱、涸沢パノラマコースの土産話を伺いながらの同行です。

8:40 a.m. 朝陽台着。
いつ出来たものか木組みの看板が建っていました。先週は?そうか朝陽台へは寄らなかったんだっけ。
そして朝陽台からの眺望。本当に今日は鮮明に見えます。セントレアへの連絡橋の橋脚まで。

その後アゼリア前で小休止。剱岳長次郎雪渓、熊の岩、八ツ峰、三の窓、チンネなどの話に花が咲きます。
望湖台へ向かう途中、山頂一帯は紅葉がかなり進んでいるようです。涸沢には敵いませんが。


9:10 a.m. 望湖台着。
何度見てもここから見る雨乞の量感には圧倒されます。土山、日野辺りの街並みもよく見えます。

ポカポカ暖かい中を漫ろ歩き。ところどころ驚くほど鮮やかに色付いている木もあります。

そのまま秋を味わいながら峠道へ。


9:50 a.m. 武平峠で小休止。爽やかさに誘惑されそのまま鎌へ。
そこらじゅうに木の実が落ちています。ミズナラのドングリが細い山道を埋め尽くしています。今年は特に花も多くそのおかげで木の実も大豊作。自然の豊かさ、太陽の恵みを実感します。

10:20 a.m. 展望岩で小休止。

ついこの前まで暑い暑いと言いながら歩いていたのに、今日は秋空の下の爽やかな漫ろ歩き。やはりこの季節は最高です。


10:40 a.m. 鎌山頂着。

祠に拍手の後、南側へ。風も無く日当たり良し。日向ぼっこならこちらでしょう。てな訳でこちらで大休止。

柔らかな陽射しに包まれ爽やかな秋の大気を味わいまるで天国。と思いきや、俄かに空が掻き曇り雨が降り始める。西のほうはもう明るくなっている。暫くするとまた晴れ渡り暖かな陽射しが降り注ぐ。御嶽なら霰。強風で低体温となっていた可能性大。ロートルおじさんのtanuoさんはもう秋山も控えた方が宜しいようで。
急に雨に打たれ冷え込むような天気。暖かなカップ麺が似合う季節になりました。
食後はメープルティーでティータイム。お茶請けにはIさんから秋の味覚【巨砲】。幸せなひとときです。こんなRichな生活が送れるなんて!

11:30 a.m. ぼちぼちでっぱつ。降りは? 久しぶりに雲母峰まで足を伸ばし稲森谷から。もうヒル君とは仲良くする事もないでしょう。
鎌ヶ岳南面はもう秋たけなわ。あちこち色付いた木々が陽光に輝き眩しいくらい。

木漏れ日の下の散歩道、あちこちに眩いばかりの紅葉。透過光に輝きその下は光のシャワーで明るい。風が遮られると多少汗ばむくらいの陽気。やはりこの季節は散歩にピッタリ。

白ハゲを過ぎてから分岐を右に折れ、相変わらず木漏れ日の中を行く。最低鞍部を過ぎなだらかな登り。ヌタ場を過ぎれば雲母峰山頂はもうすぐ。

12:45 雲母峰山頂着。爽やかさの所為か意外なほどのハイペース。
周りの木々に葉っぱが残っている所為か見通しが利かない。御在所も鎌も木の葉越しになんとか望める程度。
小休止の後引き返し稲森谷へ。
台風後の所為か結構荒れています。沢水に靴を濡らしたり、ザレ場で酷使したりでとうとうスニーカーがパンク。今日は左の爪先側です。やるんじゃないか?とは思っていましたがやっぱり。「あ〜あ、こんなとこ来るんじゃなかった。」と思っても後の祭り。

13:50 大堰堤の砂地に到着。

たしかこの辺りにバケモノソウがあった筈…。もう遅かったようで見つけられませんでした。高度的にかなり低いからなあ。

堰堤を過ぎ東海自然歩道を降る。アップダウンがしんどい。
その内今度は右の踵に違和感。
やっぱり。先週爪先側はゴムボンドで修理しましたが今度は踵側が剥がれてしまいました。ペッタンペッタン鬱陶しい。河原へ降りた所で靴紐で固定。左は爪先、右は踵。両側とも剥がれたソールを紐で固定。あ〜恰好悪〜。

14:20 潜門の滝着。
いつになく水量が多い。台風の置き土産でしょう。

温泉街に出て裏通りを行く。この最後の登りが殊の外きつい。

15:00 ヒーヒー言いながらやっと車に帰着。あ〜あ、死ぬかと思った。
今日は久しぶりに真面目に歩きました。偶にはこれくらい歩かないとメタボの侵攻はくい止められません。
さあ、後は温泉。

今日も23号線木曽川大橋の橋梁工事で車線規制をやっていた。先週同様川越-木曽岬間だけ湾岸道路。200円で渋滞回避。お安いものです。早く帰って早く寝ようっと。


2009年10月11日14時45分00秒 記

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