秋雨Hike

気温も低く暑くもなし。
かといって濡れ鼠になってもまだまだ凍える季節でもなし。
じゃあやはりメタボ予防に汗かきHike。


20090912

今日も天気はあまり良くない。先週を除き、このところ悪天続き。まあ悪天の方が駐車場が空いているというメリットもあり、痛し痒しってところかな?

6:20 a.m. 頃、湯ノ山最奥の駐車場着。
正面奥にIさんの車が一台だけポツン。天気もこんなだしいつも通りの時刻でも良かったかな?
丁度、Iお父さんが外で靴を履き替えており、車に乗ったまま挨拶。ついでに北岳の話も。
車を停め、こちらも仕度を始める。そして立ったまま急いで朝飯のパンを齧る。
先週の渋滞の原因である携帯電話基地局の工事も完了したようで、真新しい鉄塔とそこにぶら下がった機器類が目を引く。ドコモのサービスエリアはどんどん広がってゆく。いまだに携帯TELを持たせて貰えないtanuoさんにはどうでも良い事ですが。

6;40 a.m. 頃? でっぱつ。
北岳の土産話を聞きながら行く。
思ったより簡単で拍子抜けもあったようですが、それにも勝る快適さに感動したようで「とても気持ちが良かった。」そうです。
そして細かなルートの様子などを説明されても私の記憶には無いものばかり。「老兵は死なず、ただ立ち去るのみ。」←あんたはマッカーサーか。
帰ってからも藤内通いの連続だったそうで、たまたま今日は雨だからという事で歩く事になったそうです。そういえば出掛けに「登攀具が無いとザックが空っぽで恰好がつかない。」なんて宣わっておいででしたなあ。

話をしていて昨日奥穂でヘリが落ちた事を知る。救助活動中の事故だそうです。そのおかげでNHKの【金特】が延期になったそうです。昨日放送されなかったのは、てっきり私の勘違いだと思っていましたが、そうでなかった事に少し安心。「よかった。まだボケていなくて。」
しかしこういった事故って痛ましいものです。いかに仕事とは言え、みなさん常にこういったリスクを負いながら励んでいるのです。安易に救助要請する人達がいますが、もう少し注意を払って貰いたいものです。持病を抱えたまま山へ行き、動けなくなったら救助要請すれば良いなどと安易な入山は止めて欲しいですね。山というのはリスクマネージメントの鍛錬の場所だと私は思っています。岩登りに限らず一般道でもルートファインディングが最も重要と思われていますが、そのルートファインディング自体がリスクマネージメントの一つの方法でしかありません。まああまりリスク回避ばかりしていると、私のようにどこへも行かず家で昼寝している、なんて事になってしまいますが。

7;10 a.m. 岩棚着。辺り一面ガスの海。
ただ一面に立ち込めた、御在所山の霧の海〜♪
今日はまだ一枚も写真を撮ってなかった。時刻記録の為に一枚。

【金特】から田部井さんの話になり、昔山渓に連載されていた【エベレストママさん山を語る】の話が出てきた。まだ辛うじて生きている化石のtanuoさんは大昔の話は大の得意。でも記憶が定かでないので話半分で聞いといてちょうだい。
久しぶりのお喋りHike。楽しい事ではありますが、これが中高年の道迷いの主な原因。いくら勝手知ったる所といえども私も自重せねば。そういえばうちの会でもいたなあ。涸沢の帰り明神から徳本峠の方へ行っちゃったヤツが。
なにはともあれ、皆さんお喋りに夢中になるのは自重しましょう。

7:30 a.m. 凹角上のコブシの木。先週はまだ皮を被っているものが残っていたコブシの実も、今日は全て弾けて中の真っ赤な種子が覗いている。まだ落ちきってはいないが来週あたり皮だけになっているかもしれない。
その横のマンサクの葉はもう黄色く色付きかけている。秋ですな〜。そういえば今日は陽射しに焼かれる事も無く、湿気を帯びた風のおかげで本当に涼しい。これから秋の長雨の季節。曇天もまた喜ばしからずや。

北谷テラスが近付いてくるとIさんが言う。先週土曜日に私が北谷テラスの上に立っているところをIさんは裏道から見ていたとか。そしてコールをかけたが届かなかったとの事。ヤベェ、全くどこで誰に見られているか解かったものじゃない。常に周りに気を配り、おバカな事はやらないようにしなくっちゃ。

朝陽台着時刻は不明。写真撮ってないので解かりましぇ〜ん。
アゼリア前で小休止の後、望湖台へ。

8:40 a.m. 望湖台着。

ああああ〜、雨乞いは〜、今日も〜、ガスだった〜♪
後ろの三角点でさえガスではっきり見えない。
天気が悪いのでそそくさとでっぱつ。一路武平へ。

9:00 a.m. 天指し岩通過。
あまりにも写真が無いので賑やかしに。当然正面に見えている筈の鎌もガスの中。


9:25 a.m.? 頃 武平峠着。
途中で降り出した雨も小降りに。小雨の中傘を差したまま小休止兼燃料補給。
ひとりならこのまま降りてしまうのですが、根性の塊のような御二方と一緒なのであまり軟弱な事もできません。それにまだこんな時刻。降りても温泉は営業していないし…。
気温も低く暑くもなし。かといって濡れ鼠になってもまだまだ凍える季節でもなし。じゃあやはりメタボ予防に汗かきHike。

9:50 a.m. 展望岩着。またまた小休止。
雨に煙り鮮やかさはいまいちですが、なかなかどうして結構色付いている木もある。やはり秋ですもんね。


10:15 a.m. 鎌ヶ岳山頂着。

誰も居ない山頂で大休止。天気予報では大荒れとの事だったらしい。それじゃあ誰も来ませんわ。と皆で大笑い。来るのはよほど物好きな我々くらいのもの。ちょっと頭がおかしいのかも知れませんなあ。
そんな話をしていたら人の話し声。我々以外にも頭のネジの足りない人がいたようです。
Iさんは花情報が知りたくてどこから上がってきたのか聞いている。三ツ口谷からとの事ですが花は全く無しとの事。
逆に「武平からですか。」と聞かれてすんなりと「はい。」
以前だと「そんな軟弱者ではない。」と言わんばかりに「御在所から。」と答えていたのですがだんだんと肩の力が抜けてきたようです。それだけ自信もついてきたのでしょう。
御在所の登りで田部井さんの謙虚さについて話していたのですが、経験を積むことによって人はだんだん柔らかくなります。「修羅場を潜り抜ける度、人間は謙虚になって行く。」と言ったとおりの事が目の前で起こりそれに感心しちゃいました。
次の連休は涸沢だそうです。北穂東稜との事ですがきっと「食い足りん。」と思う事でしょう。それで奥又白ベースでの前穂東面、北尾根四峰南面をたきつけちゃいました。こうやってひとつひとつ目標を達成してゆく…。羨ましいですね。今が青春そのものですね。
それに比べてこのtanuoさん、全く口だけの煩い予備役まるだし。いかん、もっと大人になろう。

小雨の中下降開始。結局ダイモンジソウを求めて長石谷から。まだ早いかもしれないなあ。

11:25 a.m. 犬星滝。

成果なし。その後もダイモンジソウの葉っぱは見かけるが花は未だ。葉っぱ自体も少ない。

それにホトトギスも見かけない。今年は一輪も見ていないなあ。と思っていたら一輪だけ発見。よくまあこんな暗い中で見つけたものです。(途中から俄かに掻き曇り、まるで夕方のよう。日食かと思うほど暗くなっていました。)
私のカメラでは上手く写せず、Iさんから送って貰った写真を添付。

三滝川渡渉点では川面に凄い雨の波紋。気がつけばかなり強い雨になっていました。
ところが車に着く頃には小降りに。なんとまあ悪運の強い人達なんでしょ。

12:10 a.m. 車に帰着。
小降りの内に早く片付けちゃいましょ。その前にヒルチェック。
ズボンの裾を捲り上げた瞬間嫌な気配。靴下を下へずらすと皮膚と靴下の間にゴムひもが伸びる。
ゴムではなくヒル君でした。身体半分はまだ靴下の外、口だけは皮膚に食いつきチュバチュバやっている最中。それを指で引きちぎると今度は指先に張り付き離れない。地面に擦りつけやっと剥がす。そうだ今日は火炙りの刑に処してやろう。ライターで炙ってやると悶え苦しんでいる。
そうこうしているとIさん達もヒル騒ぎ。吸われてはいなかったようですが、二人ともとりつかれていたようです。
私も反対側の裾を見るとゴミかと思っていたものが動いています。ライターで炙ると丸くなってポロリ。やべえやべえ。
最後の最後にヒル騒ぎ。ホント最後までしっかり楽しませてくれます。長石良いとこ一度はおいで。道を歩けば、ハ〜蛭が来るよチョイナチョイナ〜。

さあ、おまけの楽しみ、温泉温泉。


2009年09月12日21時55分00秒 記

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