梅雨の合い間の秋空Hike

休んでいるといきなり南側に青空が広がる。
ガスが流された後には高い青空と秋の絹雲。
「これって梅雨明けじゃないの?」
と言いたいところですが風は南風。
これから崩れる証拠でもありまだまだ梅雨明けはおあずけのようです。



20090725

先週に続き今日も天気予報は曇り。なかなか梅雨が明けませんが、悪天の方が御在所の駐車場が空いていて好都合。
鈴鹿の山並みが近付いて来ると、ところどころに青空が覗いている。
「ヤバッ。急がないと有閑中高年の方々が大挙して押寄せてくる。」
エサの買出しや朝のお勤めもつい急ぎがちになってしまう。小市民のtanuoさんはなにかにつけて細かな事ばかりに気を取られてしまいます。

6:35 a.m. 湯ノ山最奥の駐車場着。

やはり曇天のおかげか空スペースはまだ充分ある。「ああ良かった。」
正面にはIさんの車。人の気配は無い。三連休の涸沢行きが雨に祟られたそうなので、その腹いせに藤内三昧かな?
おもむろに仕度を始める。駐車スペースさえ確保できれば出発は急ぐ事もない。

6:50 a.m. でっぱつ。
スカイライン沿いのリョウブももう終わりに近い。今年は特に花付きが良かったような。いつに無く山らしい薫りが漂っている。リョウブの花の香りも混ざっている所為か。

登りにかかるとやはり玉の汗。雨上がりで気温が低いのがせめてもの救い。これでカンカン照りじゃあ堪りませんぜ。駐車場も空いていたし暑さも和らげられているし、当に曇天さまさま。

汗だくになりながら風の通らない樹林帯を行く。「ふ〜、あっちいあっちい。」

岩棚まで出ると多少そよ風が流れている。既にシャツもパンツもべったべた。
休憩もそこそこにでっぱつ。

地蔵岩を過ぎ、キレット手前のザレの辺りで前方に見覚えのある姿。
「あれっ、お父さんは?」
「お父さんは今日は藤内。」
「お母さんは行かないの?」
「お母さんは今日はリハビリ。」
なんとIさん、涸沢敗退後やはり腹いせに藤内に来たそうだ。そしてあろう事か1ルンゼを一壁に向かっている時に仰向けに落っこちたそうな。それで肘を傷めたとか。
本番よりアプローチや終了後の気の抜けた時に事故り易いのはお馴染みの事。まして我々中高年、気持ちは若いが身体が付いて来ん。私も肝に命じなければ。
その後は涸沢敗退の愚痴を聞きながら行く。【人の不幸は蜜の味】なんちゃって。人の悪いtanuoさんは半ば心の中でほくそえんでいるのです。

その後はI植物学教授の講義を受けながら行く。劣等性のtanuoさんは花の名前を聞いても右の耳から左の耳へ素通り。


8:10 a.m. 上部テラス着。

リョウブの花が満開。こんなに沢山あったのかと驚くほど沢山咲いている。こんなに花が多いと遠目にもすぐそれと解かる。アカヤシオの時期にはアカヤシオだらけ、シロヤシオの時期にはシロヤシオだらけ、ドウダンの時期にはドウダンだらけ、ヤマボウシの時期にはヤマボウシだらけ。鈴鹿の山の木はひとり何役もこなしているのではないかとつい疑いたくなる。

ガスが流れる中、山頂直下まで来ると、いきなりガスが晴れ青空が広がる。強烈な夏の日が射し木の葉が眩しいくらいに光り輝く。

感嘆の声を上げていると上から降りてきた人が「すぐまた曇りますよ。」
まあそうかもしれませんが、暫しの歓びくらい少しは味わわせてよ。

8:25 a.m. 富士見岩展望台着。
さきほどすれ違った人が仰るとおり周りはガスの海。本谷から吹き上げる風に乗って真っ白のガスが湧き上がってくる。
柵の外にはホツツジ、ギボウシ等がまだ咲き残っている。


8:35 a.m. 朝陽台着。
呼吸を整え遊歩道を行く。
山頂一帯もリョウブが多い。それに交じってノリウツギの白い花も多い。ほんに今年は花盛り〜。

アゼリア前で小休止兼燃料補給。休んでいるといきなり南側に青空が広がる。ガスが流された後には高い青空と秋の絹雲。「これって梅雨明けじゃないの?」と言いたいところですが風は南風。これから崩れる証拠でもありまだまだ梅雨明けはおあずけのようです。


9:10 a.m. 望湖台着。
久しぶりに見る望湖台からの雨乞岳。眩しいほどに強烈な夏の日差しを受けて周りの緑が一際鮮やかさを増す。

爽やかな風と夏の日差し。う〜ん。お昼ねでもしたくなりますね〜。(朝も早かった事だし。)

峠道を行く。
天指し岩から鎌を望む。

三重県側の谷から吹き上げたガスが稜線上から真上へ押し上げられている。

9:50 a.m. 武平峠通過。
先程まで晴れていた空は灰色。上から眺めていた通り、峠は三重県側から吹き上げて来るガスに覆われている。
暫く登り返すとまた青空が広がり木漏れ日が眩しい。これで樹林帯から出たら暑くて死にそう。
辺りにはヒグラシの鳴声がこだましている。カーナカナカナ…、と語尾が消え入るような哀愁を帯びた鳴声。
ホトトギスの声も随分少なくなった。季節は確実に移ろって行く。
ゼーハーゼーハー、夏の鈴鹿は煉獄そのもの。ヒーヒー喘ぎながらやっと展望岩で小休止。
僅かな風に涼を求め岩塔の上に立つが、陽射しの方が強く涼んでいるのやら焼かれているのやら。

道端にはキンレイカがちらほら。先週チラホラと咲いていたオトギリソウは今日は見当たらず。


10:50 a.m. 鎌ヶ岳山頂着。

祠に拍手の後、南側へ。今日は南風なので南の方が涼しかろうと。でもやはり微風しかない。
辺りにはトンボが乱舞。もうお尻が赤くなっているものも居る。それに混じって特徴的なお尻のサナエトンボがチラホラ。上空にはツバメの乱舞。
岳峠を埋め尽くしていたガスが晴れると眼前に鎌尾根が広がる。山腹にはリョウブと思しきものが目立つ。本当に今年はよく咲いた。

日が射したら傘を差して日焼け防止、陰ったら傘を閉じの繰り返し。燃料補給しながら長々と具にもつかない世間話。この年になるとやはり話の中身は子供の事。これがいずれは孫の話になり、その次はポックリ?

12:00 そろそろでっぱつ。
降りは…、少しでも風のありそうな尾根筋からという事で長石尾根を辿る事にする。それにOさん情報によると谷筋にはヒルが出没し始めたとか。三ツ口谷、長石谷もヒルのテリトリーとなりつつあるそうです。だんだんtanuoさんのテリトリーが侵食されて行きます。もう冬しか来れなくなっちゃったりして。
山頂部からの急な斜面を降り日本庭園に差し掛かると、シロヤシオが既に紅葉しかけている。

もうすぐ8月、お盆には紅葉も始まるがこの木はちょっとフライング気味。
三ツ口谷への分岐を分け尾根道を行くとパラパラと小雨。
やはり天気予報は正確です。上から見ていても三重県側にはずっとガスが掛かっていたし。
その雨もすぐ止んでしまい、ガスの日傘の下快適な尾根歩き。
鞍部から三ツ口谷へ降りそのまま谷沿いに行く。
最奥のダムを下った辺りからまた降り出した。同時に暫くなりを潜めていたヒグラシが鳴き始める。ある一定の気温の時にしか鳴かないと聞いた事があるが、全くその通り。上がっていた気温が雨でまた下がりその気温になった証左でしょう。
今度はなかなか止む気配がない。三ツ口ダムまで降りたところで傘を出す。流れに目を遣ると水面にはかなりの雨が打ち付けているのが解かる。だんだん激しくなりついには土砂降りに。

スカイラインに出る頃にはまた小降りになっていた。「シメシメこれで濡れずに後片付けができるぞ。」
車に戻り、さあ片付けようとしたらまた降りだす。暫く待てば小降りになるだろうとザックだけトランクに放り込み暫く傘を差したまま外で待つ。
Iさんはもう片付けを済ませお父さんを迎えに蒼滝橋へ。ワゴン車はこんな時は便利なんだよなあ。家もまたワゴン車に替えようかなあ。あっ、お金ねーや。
だんだん雨足は激しくなり土砂降りになってしまった。待つしかしゃあないな〜。
やっと小降りになり傘を閉じ靴を脱ぎかけると、ズボンの裾に尺取虫。指で弾いても飛んで行かない。
嫌な予感、と言うよりそのものである事は間違いない。意を決し指で摘まんで引っぺがす。この感触、間違いありません。それが今度は指に吸い付き離れない。
「ヒョエ〜、おぞましい。」慌てて地べたに擦りつけて引き離す。他にもいないか点検しながら草履に履き替える。どうやらあの一匹だけだったようだ。被害はなし。大汗の塩分で吸い付くのを躊躇していたのだろうか。
しかしどこから付いて来たのだろう。やはり三ツ口谷? 図らずもOさん情報が実証されたようです。本当に困ったものです。鹿の増加に伴いヒルもテリトリーを広げているのでしょうか。シカの所為ならシカたない。シカしなあ、困ったもんです。
そうこうしていると声をかけられる。目の前にはIお父さん。あれっ、行き違いだ。
つい先程蒼滝橋に向かった旨話す。下まで乗って行くか声をかけるがずぶ濡れなので遠慮された。そしてIお母さんに携帯TEL。皆さん文明の利器を使いこなしているんですねえ。未だに携帯TELも持たせて貰えないtanuoさんは不便な事極まりなし。それにやはりワゴン車は便利ですなあ。居住性抜群、着替えも楽々、ワゴン車最高! 羨ましい。
何はともあれ、温泉温泉。


2009年07月26日11時30分00秒 記

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