霧雨Hike


霧雨の中の山頂散歩。
しっとりした大気が心地良い。
吸って好し、吹かれてまた好し。
ぼんやり煙った中、
露を宿したサワフタギ、ヤマツツジが殊の外鮮やか。


20090530

本日の到着目標時刻は、6:30 a.m.
間に合うかな? 間に合わないかな? このところ温泉街から行く奥の駐車場は大混雑。先週もIさん達はこの時刻にずらしたそうな。いくら遊びとは言えグータラなtanuoさんにはこの30分が殊の外辛い。

6:35 a.m. 5分遅れで到着。
Iさん達は既に仕度を終え出かけるところ。急ぎ仕度をする。
しかし今日は車が少ない。近頃の中高年諸氏は天気なんて関係ないって思っていたがそうでもなさそうだ。やはり皆さんごく普通の常識をお持ちのようです。こんなことならいつも通りで良かったかな?
Iさん夫妻は前尾根を予定していたそうだが悪天で止めたとか。HPを拝見してもこのところ岩登りに嵌っているようだ。ロートルtanuoさんはもう付いて行けません。精神的にも体力的にも。いや、まず技術的にも。

6:50 a.m. でっぱつ。
駐車場の脇には雨に濡れた満開の卯の花。卯の花にはしっとりとした雨がよく似合う。
卯の花の匂う垣根に〜、不如帰早やも… 今年はまだ鳴声を聞いていないな〜。

一壁の感動冷めやらぬIさんのお話を聞きながら行く。左トラバースってW級ぐらいじゃなかったっけ。もう大抵の所は行けるじゃないの。そうそう山靴でY級フェイスも登ってるんだし。
情意の塊のような人達ですなあ。ロートルtanuoさんはひとり取り残されているような疎外感を味わっています。
しゃべくりながら歩いていたらもう負バレ石。手前にはツクバネウツギが満開。その横にはコアブラツツジ。これらの花も雨に濡れた姿がよく似合う。


7:25 a.m. 岩棚着。まだ降りだしてはいないが湿気が多く大汗をかいている。蒸れた身体に涼風が心地良い。
ササユリの葉がよく目立つが花はまだ先。あと何週かするとササユリの季節か。季節に追い掛け回されていた感があったが、ここらでやっと気持ちも追いついてきたようだ。そうこの先の花を心待ちにする余裕が出てきた。
色鮮やかな新芽が芽吹き、それがまた露を宿し風情がある。

コアブラツツジがどこにでも咲いている。これってこんなに多かったっけ。シロヤシオの花の落ちた後にはサラサ、ベニのドウダンツツジがあちこちにいっぱい。さほど目立つ花ではないが、雨露に濡れたこれらの花も風情がある。
北谷テラスを過ぎ掘割道に入ると、いたる所にシロヤシオの絨毯。まだ傷みも少ない無垢の花。踏み潰すに忍びない。
天気が悪く景色を楽しむ訳でなし、写真を撮る訳でなし、気が付けば岩稜帯。この辺りまでくるとまだシロヤシオが残っている。しかしあきらかに主役はサラサ、ベニのドウダンに移っている。

上のテラスを過ぎ暫く行くとなんとも健気なシロヤシオ。僅かな岩の隙間にしっかりと根を張り懸命に花を付けている。岩の隙間に咲いているイワカガミはよく見るがこれは珍しい。まるで盆栽。限られた場所でも不平も言わず精一杯生きている姿。世の中が悪いとかなんでも他人の所為にする人達に見せてやりたい。いや自分自身がまず反省しなければ。

ガレの下にはイワカガミの群落。ここはタテヤマリンドウも争って咲くところだが、今日は曇りの所為か全く見かけない。


8:25 a.m. 富士見岩通過。天気が悪いので素通り。
朝陽台に向かう。サラサドウダンがよく咲いている。まだ蕾のものや開いたばかりのものなどいろいろ楽しませてくれる。山頂付近はシロヤシオもけっこう残っている。


8:35 a.m. 朝陽台着。気が付けば小雨が降っていた。鎌に向けて合羽でも着ますか。
霧雨の中の山頂散歩。しっとりした大気が心地良い。吸って好し、吹かれてまた好し。ぼんやり煙った中、露を宿したサワフタギ、ヤマツツジが殊の外鮮やか。
そのまま武平峠へ向かう。

小雨の中、写真休憩もなくひたすら歩く。やる事が無くちょっとハイペース。雨の日はこんなもんです。
武平峠で小休止。燃料補給の後はまたひたすら歩く。
合羽が蒸さる。見ると表面には水の幕。いくらゴアでもこれじゃあ通気性なんてある訳がない。手入れもせずずっと使いっぱなしだからなあ。帰ったら水洗い、乾燥、防水スプレーでもするか。(とか言いながら帰ったら忘れてます。)

鎌山頂には二人の先客。五里霧中の中お食事中。我々もその下で大休止。小雨の中傘を差して紅茶を沸かす。
やはり小雨の肌寒い日は暖かい紅茶が旨い。
小雨の中でも雑談しながらの休憩は楽しい。あっという間に時間が過ぎてゆく。

11:00 a.m. でっぱつ。えっ、まだこんな時刻?
先週御在所から見えていた、三ツ口谷左股下降点辺りのシロヤシオが気になって、偵察がてらそちらから降りる。
丁度シャクナゲの時期にはそこが赤く染まるのだが、シロヤシオの頃にもそこが白く染まるとは気付かなかった。近くまで行くと、やはりシロヤシオが沢山あった。花期はもう遅いようだが某かの木はまだかなりの花が咲き残っている。
そのまま三口谷尾根コースを降る。ここは結構遅くまでイワカガミが咲く続けるところだが、やはり季節が遅いのか少なめ。

新に出来た巻き道を降り谷へ降りる。谷の様子がまた変わっている。大雨が降ったという話は聞いていないが、またかなり荒れている。荒れた渓相を目で楽しみながら降る。

荒れたのはやはり間違いない。折角出来かけていた三ツ口ダムの湖水がまた埋め尽くされていた。げに恐ろしきは自然の猛威。

ここまで降りてくるとさすがに空は明るく雨も上がった。
スカイラインへ出るとあちこちにエゴの木。藤内沢出合のエゴの木が話題に登る。それこそ跡形も無く流されてしまった。エゴの木も落下後の花絨毯を連想する。


12:20 車に帰着。
駐車場はまだ空いているところが多数ある。これからは御在所通いは雨の日限定にしようかな?


2009年05月30日20時25分00秒 記

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