今年は豊作 シロヤシオ

空も綺麗に晴れ上がり
延々と続くシロヤシオ街道は光り輝いている。
風の陰に入ると陽射しが強くポカポカと暖かい。
先程まで日焼けを警戒していたのに、
今はこの暖かさが恋しい。

20090523

先週は雨で休養。先々週の混み具合から今日は若干早めに出てきたというのに…。
なんでこんなに混んでるの? 人が増えたんじゃない? 偶々先々週停めたところが空いていたのでそこへ車を突っ込む。
到着時には既に路駐車がいっぱいでもう帰ろうかと思ったほどですが、お馴染みさん達に渡すものがあって帰るに帰れず。
しかしこれからもずっとこんな具合じゃあ、本当にもう来れないなあ。数年前にスカイラインが通れなかった時でもこんなに混む事はなかった。御在所通いもぼちぼち止める潮時かなあ。

7:00 a.m. 出発。
雨上がりの所為か若干涼しめ。
道中見えていた山頂付近の雲も綺麗に取れ爽やかな晴天。
道端にはタニウツギが満開。そうかもうこんな季節か。一週抜けると季節は駈け足で通り過ぎてゆく。

歩き始めるとやはり季節相応で暑い。長袖を脱ぎTシャツ一枚になる。首筋や腕の日焼けが気になるが樹林帯の中なら大丈夫だろう。日向になったらハンカチカーテンで首筋を覆わなくっちゃ。

尾根筋に出る。空はうす曇。これなら日焼け防止もいらないかな。
里に目を遣ると田植えの済んだ薄緑の田圃と収穫間近の麦畑の薄茶色がパッチワークの様。う〜ん、如何にも麦秋ですなあ。

テラスまで来るとシロヤシオがチラホラ。この辺りはもう終わりかけのよう。代わりにコアブラツツジやベニドウダンが咲き初めている。


7:45 a.m. キレット着。新緑に輝く山肌が眩しい。

相変わらず薄曇で陽射しが柔らかい。これならそう酷く日焼けする事もないだろう。このままの天気でいて貰いたいものです。

7:55 a.m. 北谷テラス着。

掘割道を抜け真正面にエルガーフェイス。シロヤシオに彩られこれもまた一興。

この辺りから上がちょうどシロヤシオの最盛期。シロヤシオの花の海を泳ぎながら行く。

この辺りまで来るとかなり風が強く冷たい。薄雲もだんだん切れてきて陽射しの暖かさと風の冷たさがちょうど良い按配。陽光に花々が輝き一層艶やかになる。
サラサドウダンもちらほらと咲いている。


8:25 a.m. 富士見岩展望台着。


8:35 a.m. 朝陽台着。

遊歩道を行く。隣の国見岳の南斜面がかなり白い。そうだ、今日は国見岳の方へ行ってみよう。
とりあえず望湖台へ向かう。

ベニドウダンは花が少なめ、サラサはまだ蕾が多いがかなり花付きは良さそうだ。アシビの新芽が花のように鮮やか。

御岳社の辺りもかなり白い。そして鎌ヶ岳の山頂直下、シャクナゲの大木の辺りがやけに白い。あそこのシャクナゲが御在所からでも赤く見えるのは解かっていたが、シロヤシオも同じように見えるのか。今日の新しい発見に乾杯。


9:00 a.m. 望湖台着。

雨乞岳は雲の中。代わりに北側のシャクナゲでも見てこよう。
わっ、ちょうど見頃でした。

三角点からゲレンデ端を通り国見峠へ。
この辺りもシロヤシオの最盛期。峠からの登りも見上げればシロヤシオだらけ。薄緑色を帯びた白い光の中を行く。今が一番良い季節。目にも身体にも最高の爽やかさ。


9:35 a.m. 国見南面テラスの上で大休止。ちょっと早いけどお昼にしましょ。
この先風の陰で日当たりが良くてランチサイトに最適の場所は無い。カップ麺を頂くにはここが一番。という事で、大岩の上で準備にかかる。
遠くでカッコーが鳴いている。ついにこの辺りもカッコーのテリトリーになってしまったか。そういえば今年はまだホトトギスの声も聞いていないのに。

こんなに良い天気なのに藤内には人影が見当たらない。ん? 一壁の下に何人かたむろしているような…。登りもしないで何やってんだろ?

10:15 a.m. 腹も膨れたし、身体も中から暖まったし、それじゃあぼちぼちでっぱつしますか。
石門の下にはシロヤシオの花の絨毯。上へ上がると周りのベニドウダンもよく咲いている。サラサはまだ蕾だがそこそこの花付き。


10:30 a.m. 国見岳山頂着。太いヤシオ尾根にはシロヤシオの白い斑点がいっぱい。

その白い斑点を目指し降り始める。

国見尾根北面の岩場の下辺りに赤い塊が見える。あちこちに点々と見えるがかなり大きい。紛れも無いシャクナゲである。人が容易に近付けないところにあり、近くまで行ってみたい気もするが「君子危うきに近寄らず」止めておこう。
写真ではよく解からないが、今年のシロヤシオはかなりの大豊作である。


10:55 a.m. 青岳着。
空も綺麗に晴れ上がり延々と続くシロヤシオ街道は光り輝いている。
風の陰に入ると陽射しが強くポカポカと暖かい。先程まで日焼けを警戒していたのに、今はこの暖かさが恋しい。

茸岩に寄り道。う〜風が強く寒い。やはり北面は寒すぎるぜ〜。
降るにつれ徐々にシロヤシオは姿を消して行くが、今度は新緑の木漏れ日のシャワー。

ヌタ場を過ぎ暫く行ったところの分岐。
真っ直ぐ行くと腰越峠。右に折れると不動谷へ。昨年のゲリラ豪雨依頼、腰越峠から不動谷への道は通れないと聞いている。行って行けない事はないと思うが紳士であるtanuoさんはそんな所へ立ち入るのが憚られる。それにこのヤシオ尾根から不動谷への道って辿った事がない。この道も新しいもので昔はなかった。じゃあ向学の為に一度歩いてみますか。てな訳で分岐を右折。
こちらの道に折れると全く風が無くなってしまった。時々樹林が切れると暑いくらい。しかし始めての道ってなんだか楽しい。
展望の利く一角に飛び出す。

目の前に割り谷らしい谷が見える。荒々しい土石流の跡。鳥居谷の方はよく見えないがやはり土石流跡があるのだろう。通行不可はその所為だと思う。
そのずっと先、里の方は相変わらず田圃と麦畑のパッチワークが綺麗。
急な降りの途中、木漏れ日の中にイワカガミの群落。ついついスカートの中を覗いてしまう、ちょっとエッチなtanuoさんです。

いつのまにか見覚えのある道と合わさり山岳寺跡を経て不動谷へ。
ゲリラ豪雨依頼始めてでかなり様子が変わっている。

12:00 北谷、不動谷出合着。

裏道に合流し北谷沿いに降る。
中道への分岐点には裏道通行止めの大きな看板。いつもうっかりとここを通り過ぎてしまうtanuoさんにはとても有難い事です。おかげで今日はちゃんと中道へ向かう事ができました。
この連絡路の登りきったところ、中道へとスカイラインへの分岐で浮気心。いつもは迷うことなく中道へ向かうのですが、今日はまだ時間もたっぷりあるので左折してスカイラインへ。歩いた事の無い始めての道は新鮮ですなあ。
すぐスカイラインに出るものと思っていたらかなり距離がある。こんなに歩いたら蒼滝トンネルまで行っちゃうんじゃないか? と疑わしく感じる程の距離である。
やっとスカイラインに降り立ち駐車地までスカイラインを辿る。稜線付近ではあれほど強く吹いていた寒風もこちらでは全くの無風でお日様ポカポカ汗ばむ陽気。
道端にはタニウツギ、ウツギが満開で初夏を思わせる様相。

卯の花の匂う山路に、ホトトギス…、まだ鳴いていなかったなあ。代わりにカッコーが鳴いてたな〜。変な季節。

12:50 車に帰着。
お片付けを済ませ温泉目指してでっぱつ。
ん? 駐車場下の坂道には路駐の列。出口付近には両側に路駐。出難いなあまったく。
そしてかなり下にも路駐車が。ああ我家にも擦られても構わないボロ車が欲しい。


2009年05月24日13時30分00秒 記

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