曇り空Hike

アシビも咲き始めたが花数が少なく花も小さい。
マンサクもぼちぼち草臥れかけ。
その横のアカヤシオの蕾は大きく膨らみ、
その先に赤い色が少し覗きかけている。
来週、再来週辺り咲き始めるかな?
そして上を見上げるとコブシの蕾がほころびかけている。


20090404

金曜の夜、Tさんからメール。噂の【きのこ蕎麦】をOさんから頂いたとの事。翌土曜に御在所へ行くならそれを持って行くと仰る。
そうと聞けば行かない訳にはまいりません。
スキーへも行きたいがETCの車載機が未だ着いていない。スキーはそれの使い初めとしたい。
という訳で今日も御在所、メタボ予防。

6:45 a.m. 料金所跡駐車場着。
今日は車の流れが良く意外に早く着いてしまった。でも1時間40分もかかっている。湾岸道路利用だと40分くらいで着いてしまう。じゃあもう1時間遅く出ても良いって事か。土日特割で500円で済むなら使う価値あり? いや往復で1000円。毎週ではやはり【まるビ親爺】にはチトきつい。スキー限定の中津川行きくらいにしておこう。帰りは権兵衛トンネル経由伊那インターからっていうのも良いかな。薮原食堂でトロロ汁食って…。
【まるビ親爺】の慎ましやかな夢は果てしなく広がり続けるのであった。
しょうもない事考えとらんと、さっさと仕度しよっ。

暫くするとTさん到着。
頂きました【きのこ蕎麦】。今日の昼の分だけと思っていたら箱ごと持ってくる。「えっ、こんなに沢山?」早速ひとつを取り出し今日の昼用にザックに放り込む。

7:00 a.m. でっぱつ。

今日は本谷から。こんな曇天の日は中道へ行っても景色に恵まれないので丁度良い。
天気はイマイチだが気温は高め。先週のように寒いのは敵わん。軟弱tanuoさんには困ったものです。

谷に入ると岩が白く明るい。そうだ昨年のゲリラ豪雨の後に来た時もこんなに明るくなっていたんだ。ミズゴケがヤスリ掛けされて見違えるほど綺麗になっていたんだった。

谷の側面には難を逃れたショウジョウバカマ、ウメバチソウが春を告げている。


7:25 a.m. 不動滝着。

先週と打って変わって気温が高く風もない。南東面の谷筋だからあたりまえか。
汗を拭い、振り返るとマンサクが満開。光線が悪くあまりパッとしないのが寂しい。

あちらこちらにショウジョウバカマ。今が旬。あっ、可愛いの発見。ロリコンのtanuoさんはこんなのばかりに気を引かれます。

あちこち様子が変わっている。大岩の下にあった岩が流されてしまい、今までより立派に見える。
あんなにでかい岩がゴロゴロと流されるのだから、ほんと自然の力って凄い。

大黒滝を巻き、樋状滝を巻き、三角岩跡へ降りる。下の荒れ様と比べたら、三角岩如きの落下はカワイイものである。
ここから上は殆ど荒れておらず、相変わらず汚水による汚染が顕著な谷。「あ〜、ババチイったらありゃしない。」


8:35 a.m. ドンツキ着。
丁度雨が降り出した。靴底が泥で汚れていない内に合羽でも着ておこう。オーバーズボンになっていればこんな気遣いしなくて良いのに…。
大黒岩の尾根に上がると雨に固形物が混じりだす。笹を打つ音がシャーッといっている。腕に当たり飛び跳ねたものを摘まんでみると、霰というより氷の粒だった。直径0.5mmくらいの小さなものだが、雹と言ってもよいのでは?

尾根上から対岸を見る。冬に来た時はあの岩の左のルンゼを直登したんだった。雪が無ければ絶対に行きたくない所ですね〜。


8:40 a.m. 大黒岩展望台着。
小雨は止んでしまったようだ。曇天の割りにかなり遠望が効く。

その後アゼリア前へ抜け、小休止。時刻はまだ9時前。【きのこ蕎麦】を頂くにはチト早い。
私ゃ今日は少し早仕舞い。ここで【きのこ蕎麦】を食べて国見経由で降りちゃおうかと思っていたが、スポンサーが山岳寺まで行くつもりらしい。どうやらあそこのイワウチワを狙っている様子。
そこまでは御一緒出来ないが、鎌までお付合い。そこで皆で【きのこ蕎麦】パーティを開催するのも悪くない。
という事でここはパンを齧って燃料補給。

タテヤマリンドウを探しながら遊歩道を行く。
こんな曇天じゃ無理か。

9:15 a.m. 望湖台着。

記念碑広場の南斜面でとうとう発見。蕾のままや半開きが多い。下手に歩くと踏み潰しそうで動き回るのを躊躇してしまう。

その後は全くの愛想なし。冬枯れのままの峠道を降る。
雨も治まってしまい途中で合羽を脱ぐ。着てると暑くて脱ぐと寒い。登りになれば大汗かくのだからこの辺で脱いでおくか。

10:00 a.m. 武平峠通過。
やはり登りになると暑い。曇っているのがせめてもの救い。
「この辺りはバイカオウレンがそろそろなんだけどな〜。」「あっ、有った有った。」
皆さん頭の中のデータベースに花の分布や開花時期が収まっているらしい。何度来てても覚えられない私ってやはりクルクルパー?


10:30 a.m. 展望岩着。

山頂近くのガレは小さな崩落が多い。これも春の風物詩。

10:55 a.m. 鎌ヶ岳山頂着。

祠に拍手の後、南側へ行くと小雨が降りだした。
南風が強く寒い。天気が下り坂であることが解かる。合羽を羽織り北側へ移動。
こちらは無風。おまけに雨も上がってしまった。これ幸いとばかりに店を広げ、【きのこ蕎麦】パーティーを始める。
お湯を注いで3分間。さあて頂きま〜す。
出汁が旨い。大きなマイタケの塊が入っている。シイタケも沢山入っており、シャキシャキと食感も良い。
「こりゃ、旨め〜や。」これから暫くの間、お昼のメニューは【きのこ蕎麦】が続きそうです。Oさん、Tさんに感謝!
水量谷を見下ろしながら、正面には雨乞岳を眺めながらのランチタイム。この上とない贅沢です。


11:30 a.m. ぼちぼちでっぱつ。
ここでおいとましようと思っていたら、天気が崩れそうなのでTさん達ももう降りると仰る。
そして約一名、三ツ口に残った雪をどうしても歩きたいと仰っているとか。ほんの20mくらいしかないのですが…。
そういう訳で先週同様三ツ口源頭から。

浮石だらけでガラガラの三ツ口源頭を降り最後に残った雪渓の上に出る。しっかり締まった雪と適度な傾斜で降り始めは良いが、直ぐ傾斜が落ち滑らなくなってしまう。たったこれだけの為でも、わざわざここまで降りてくるってホント好きですね〜。
その後も先週と同じルートをとる。日陰尾根からの崩壊地を横切り、最奥の滝横をトラバる。
ついでに滝上から下を覗くと沢筋の樹木が流されてしまい、スッキリとした本谷のような景観。


12:15 三ツ口大滝着。

後は谷沿いの道を行く。降るにつれ花が増える。増えるにつれ見向きもしなくなるのは人の常。
そんな中、ナントカカンアオイも目立つようになる。ギフチョウが産卵するとかいう草らしいが、花の容姿がおぞましい。地面から直に咲く姿や容姿のおぞましさから、なんとなくラフレシアを連想してしまう。
あ〜、気持ち悪〜。


12:35 三ツ口ダム着。
アシビも咲き始めたが花数が少なく花も小さい。
マンサクもぼちぼち草臥れかけ。その横のアカヤシオの蕾は大きく膨らみ、その先に赤い色が少し覗きかけている。来週、再来週辺り咲き始めるかな?
そして上を見上げるとコブシの蕾がほころびかけている。

スカイラインに出る頃にはまた雨が降りだした。やはり今日は遠回りしなくて正解だったようだ。

12:55 車に帰着。
小降りの内に早く片付けて温泉直行。


2009年04月05日12時05分00秒 記

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