久しぶりの雪道

「事故ですか?」
「除雪待ちらしいです。」
そうかそれなら仕方ない。
待つしかないがおしっこがしたい。
前後の車の女の子達に気を配りながら路肩へ寄り、
さあっという瞬間スッテンコロリン。
凍結路で滑ってしまった。
良かった。出す前で。


20090221

前日は強風。あそこは風に弱いからなあ。Netで天気を確認すると大体1〜3m/Sec. 強い時でも4m/Sec.
木曽町と松本の天気予報を177でも確認するが風についての説明は無い。
「まあいいか、説明が無いのは大丈夫って事だろう。」と言う事で21時を回ってから仕度を始める。
いつに無く慎重なのは正月三日の痛い経験から。昔はそんな事思ったりした事がないのだが…。

4:10 a.m. 自宅を出発。
これだけ早く出れば7時には着いているだろう。車の少ない夜道をAuちゃんは軽快に走って行く。信号で止らないよう速度を調整しながら。
前日の雨の所為か道路はまだ濡れている。ひょっとして向こうは雪? 渋滞すると嫌だなあ。ちょっぴり不安が過ぎる。

中津川を過ぎ山道にかかるとゆっくりペースの車列に捕まる。イライラするのは止そう。tanuoさんも随分成長したものである。
前のオフローダーやワゴン車が元橋へ折れる。こりゃもう暫くお付合いですな。
三岳町の信号でも右折車線へ。ゲゲッ、こりゃ最後までお付合いですな。
諦めていたが、ちょっと雪が現れ始めたら次々と道を譲ってくれる。(紳士であるtanuoさんは決して煽ったりしていません。)感謝しながら次々とパスして行く。こりゃ調子ええわ。
所々結構な雪が残っているが流石 Full Time Quattro! ESP Onも加わって横滑りする事もなくグイグイ引っ張って行く。楽チンですなあ、これに慣れてしまうともう昔のFR+ラダーチェーンでなんてよう走りません。
正月同様工事の為別荘地経由の道となる。この辺りで元気なワゴン車に追いついた。三河No.だが結構雪に慣れている。この車が前の車に張り付いてくれるおかげでどんどん道を譲ってくれる。紳士のtanuoさんにはとても出来ない事だが、このワゴン車に便乗してついてゆく。ああ楽チン、そして速い速い。
てっきり遅くなると諦めていたが、このペースなら7時頃には着いてしまうかもしれない。などと思っていた矢先、御岳への登りの途中でストップ。ずっと繋がっているようだ。そのうち後ろからもどんどん車がやってきて長蛇の列に。

上から歩いてきた人に聞いてみる。
「事故ですか?」
「除雪待ちらしいです。」
そうかそれなら仕方ない。待つしかないがおしっこがしたい。
前後の車の女の子達に気を配りながら路肩へ寄り、さあっという瞬間スッテンコロリン。凍結路で滑ってしまった。
良かった。出す前で。
昔は雪道でよく渋滞した。そんな中でも生理現象は必ず起こる。うら若き女の子なんて本当に大変だった。我慢しきれず路肩でやっているのをよく見かけた。助手席ドアと左側後ろのドアを全開にしてその間でするのである。ドアで隠していても後ろからはドアの下に白い丸いお尻が丸見え。可哀想にと思いながら見て見ぬふりをしていたが…。
自分の失態で変な事を思い出してしまった。

出すもの出したら待ち時間の間に腹ごしらえ。夕べ用意したおにぎりを頂く。金かからんでええなあ。
そうそうデジカメの保温も。カメラケース内側に使い捨てカイロを貼り付ける。金かからんでええなあ。
そうこうしている内にやっと動き出した。
前のワゴン車は相変わらず元気印。またもやその前の車に道を譲らせている。そしてtanuoさんもそれに便乗してパスして行く。人に恨まれず、リスクも犯さず、まさに漁夫の利ですな。
緊張もするが雪道には雪道の面白さがある。いかに四駆にESPと言えども全く効き目の無いシチュエーションも間々ある。先読みしながらそういったリスクを回避しつつ走る緊張感と、想定内の滑りを楽しみながら、というのがその理由かと思う。

7:25 a.m. 御岳ロープ駐車場着。
もっと楽しませてくれるかと思ったが意外とあっけなく着いてしまった。老舗のおんたけスキー場(今はおんたけ2240と言うらしい)と比べ如何に通行条件が良くなったとは言え、雪道に不慣れな人にとって御岳ロープはまだまだ来るのが大変である。マイアくらいならこことそう変わらないが、チャオなんて距離が長い分もっと大変だろうと思う。そうまでして行きたいとも思わないので未だに行った事がない。暇なtanuoさんでもそこまで時間が豊富にある訳ではない。

狭い室内で仕度を終えでっぱつ。ゆっくりしていたらもう8時を回っている。
前回貰った【どうかもう一度チケット】を出して一日券を買う。2,700円とお安く、シニア券の3,200円より500円お得。そして一日券と一緒にまた【どうかもう一度チケット】をくれる。こうやって毎回使えば結局一日券が2,700円って事ではないか。デフレだ。良いなあ今の人達は。
やはり強風でゴンドラは運転を見合わせているそうだが、予報では治まるらしい。前みたいに動かなかったら泣いちゃうよ。
小雪とガスが舞う中、本日1本目乗車。

出発が遅かった所為か第二リフトももう動いている。そして到着と同時に第三リフトも動き出した。
最上部到着後はストレッチング。寒かったなあ。御岳ロープは本当に寒い、いや冷たいです。こわばった身体をほぐしてから滑走開始。
ん?凄く雪が滑らか。足裏から伝わってくる感触がまるで絹のような滑らかさ。すっごくシルキー。下は固く締まっているようだが表面に20cmほど新雪が被っている。このおかげで無茶苦茶気持ちが良い。ただ下は大分荒れているようで結構凹凸が感じられる。大回りはちょっと警戒して小回りを楽しむ。なんだか急に上手くなったような。踏み込まなくても勝手に板が回ってくれる。まだシュプールの無い雪面に落書き三昧。振り返って「う〜ん、綺麗なシュプール。」自己満足丸出しである。
小回り中回りを織り交ぜながら降る。ゴンドラが動くまで第二リフトから上で遊ぼう。
リフトから自分のシュプールを確かめようと思ったら時既に遅し。幅広ボーダーの跡がシッチャカメッチャカ。あっという間に掻き消されていた。まっ、良いか。ボーダーが新雪を押さえてくれたらその後を大回りで楽しめる。
しかしリフトは冷たいなあ。指先の感覚が無くなってきた。それでもカメラは元気印。カメラケースに使い捨てカイロを貼る方法、絶対にお勧めです。
ちゃっぷいし、おしっこもしたいし、と思っていたら何やら案内放送。なになに、本日のイベントとして茸汁のご奉仕?
センターハウス前でやっているそうだ。冷え切ったところに有難いことです。早速下まで行く。
リフト券の実質値引きといい、茸汁のサービスといい、スキー場も大変なんだなあ。老舗【おんたけ】のように王滝村自体が破産直前のところもあるし。私が御岳ロープばかりに来るのはリフト券の安さも然ることながらゲレンデが比較的空いている点にある。冒頭でも述べたがちょっと雪が降るだけでお客さんが来なくなる(来れなくなる)のである。アクセスの容易な【おんたけ】は天気に関係なく誰でもが容易に行ける。その為よく混むのである。

降りてくると、やってるやってる。では私も早速お相伴に与かろう。

ふ〜、暖かくて旨い。冷え切った身体にこの旨さがジ〜ンと沁み込んで行く。
写真では汁に沈んで解かりませんが、結構沢山具材の茸が入っています。う〜ん、バカウマ。

ゴンドラは未だ動かず。第一リフトも結構混んでいますが正月のような事はありません。
ではではゴンドラの営業を待って暫く上で遊んで居よう。

天気もだんだん良くなってきた。相変わらず薄いガスが流れているが青空も覗き始めた。お日様って暖かいなあ。

そのうちゴンドラ営業開始の案内放送。待ってましたと駆け下る。が、既に乗場は長蛇の列。
待つこと10分ほど。やはりリフトとは処理能力が違う。
では本日初乗車、行ってきま〜す。

山頂駅には御影石で出来た大黒様と恵比寿様。こんなもん何時置いたのだろう。正月は、そうかゴンドラ乗ってないんだ。今シーズンに合わせて置いたのかな。なになに?「さわりながらお祈りするとご利益があります。」だって。
早速二体ともに撫で撫でしながらお祈りする。あっしまった。念じるのを忘れてた。
外はもうすっかり晴れ渡り気温は低いがお日様ポカポカ。雪質最高、景色は抜群と言いたいが周りの山はまだ雲を被っている。

じゃあ、行ってきま〜す。
そしてやっとゴンドラ回し。ゴンドラの中は温室でポッカポカ、滑っている間はゼーハーゼーハー、ゴンドラ待ちで呼吸を整え爽やかな冷風で火照った身体を冷ます。これこそがゴンドラ回しの醍醐味。

天気も良い事だし山頂駅の屋上で撮影会。先程まで激しく巻き上げていたラフェーンもだいぶ治まったようだ。青空に真っ白の御嶽山が眩しい。

乗鞍が顔を出さないかと待ち続けるが一向にその気配が無い。正面の中アもぼんやりとしか見えない。
ゴンドラ回しをしながら回復を待つ。

時刻はもう12時を回った。13時を目安に引揚げよう。今日はかみさんとのディナータイムデートが待っている。遅くとも18時までには帰宅しなくっちゃ。

ゴンドラ乗場まで降りたところで時刻は12時55分。もう一本と行きたい所だが乗車待ちの列が長い。この長さだと10分待ち? 潔く諦めお片付け。


13:15 スキー場出発。一路【欅の湯】へ。
振り返るとすっかり快晴となった御嶽山。

道路もすっかり落ち着き完全に乾いている所もある。春のような陽気の中、窓を明けて駆け下る。おにぎりを頬張りながら片手運転。いけませんなあ。

【欅の湯】ではおばさんに「いつもの方」と呼ばれてしまった。とうとう顔を覚えられてしまったか。でも夏も含めて年間3-4回しか来てないんだけど…。
帰り際、名物の氷柱をパチリ。


その後道路の車線が狭くなる手前で一台の車が停まっている。「邪魔だなあ。」と思いながら減速し近付くと動き出した。が、日陰に差し掛かり緩い登りになった所で登らなくなってしまった。よく見るとCLS6.3AMGである。流石に横滑りはしていないが完全に止まってしまった。
「冬タイヤも履いてないのかよ。」全くの困ったちゃんである。乗っている車の割りに車好きと思えない無知さ。
「1500万円超の車もこうなったら形無しだなあ。」と思いながらバックする。後ろについていたワゴン車も下がり始めた。丁度その辺り右側にすれ違いスペースがあったのでそこへおケツから突っ込む。
AMGは左側ドアを開けバックしだした。「こんなとこドアを開けるまでもないだろ。左ハンドルである事を見せたいのかな。」
丁度横に並んだ所で下がるのを止めた。「おいおいこんな所で停まるなよ。こっちが出れないだろ。」
本当に乗っている車に似合わない無神経さである。一向に動く気配がないのでちょっと狭いが右いっぱいに寄り強引に前へ抜け出る。そしてそのままハイさようなら。
あんなところ勢いをつけて一気に登ってしまえば良いのである。あっ、そんな事も解からない若葉ちゃんだったのかな? 運転替わってやれば良かったのかな? 僕って不親切? まあいいやなんとかするでしょ、きっと。
雪道は慣れる事よりもその前に予見できるリスクを回避しておく事が重要です。あの手の車はチェーン装着不可のものもあります。ポルシェに乗っている人などは冬場は決して乗りません。AMGに乗っていながら足車は持っていないのでしょうか。無いなら無いでせめて冬タイヤくらいには履き替えて貰いたいものです。指定ホイールに合う冬タイヤが無くてもインチダウンすれば良い事です。タイヤ代くらい車輌価格に比べれば屁みたいなもんでしょ。
AMGとは比べものにならない安物Auちゃんですが、冬タイヤとQuattroのおかげで大抵の雪道はへっちゃらです。その後も先程程度の雪道は何度も出てきます。あれくらいのところが走れないようでは19号線まで辿り着けないでしょうねえ。タクシーでも呼ぶ事ですね。今日はいつになく冷たいtanuoさんです。

日の高い内に帰るのも良いものです。道中真っ白の中央が見送ってくれます。渋滞にも引っ掛からず快適そのもの。


名古屋に近付いた所で多少渋滞したが、17時50分には帰宅。まだ残照があり日が長くなった事を実感する。
雪道走行があった割りに燃費もかなり好成績が期待できそう。



2009年02月22日20時50分00秒 記

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