ひだまりHike

暫く降るともう沢が顔を出している。
下手に落ちると大口開けて待ち構えている沢にそれこそドボンである。
とは言えこんな所の下降はリズムが大切。
「あらよっと、こらさっ。」掛け声も大事。
時折シュルンドに足を取られることもあるが、
概ね嵌り込む事も無く駆け下る。
さすがこの季節の沢降りは速い。
あっと言う間に滝まで来てしまった。


20090207

6:50 a.m. 湯ノ山最奥駐車場着。
先週一週間は晴天続き。遊びに行きたし雪は無し、ロングスパッツ出番無し。
とは言え久しぶりに抜けるような青空。到着と同時に御在所は頬をほんのりと染め始めた。うぶなやっちゃなあ。しかし随分色黒な御仁じゃて。

仕度をしているとIさん到着。続いてTさんも到着。
でっぱつ前にもう一枚。さっきより大分明るくなった。

先週に続きデジカメケースは寒冷地仕様。今日は自宅を出る時に使い捨てカイロを仕込んだので、朝一番から絶好調である。来シーズンもこの手で行けば買換えの必要もない。世界的な景気低迷の時期でもあり節約節約。経済活性化の為にお金を遣うのは他所の人にお任せして、まるビのtanuoさんはひたすら倹約に励むのである。

7:10 a.m. でっぱつ。ワイワイガヤガヤお喋りHike。
風も無く暖かい。それにもまして抜けるような青空。暫く山頂付近はガス漬けだったのでなんとなく心ウキウキ。

7:45 a.m. 岩棚着。
本当にどこにも雲が無い。あっ、有った。真上に一本、飛行機雲。

尾根に出ても風が無い。晴天ひだまりそよ風Hike。今日って本当に2月? 残っている雪もカリカリに締まった春の雪。潜り込みすらしやしない。こりゃ3月か4月の陽気ですな。
尤も寒いのが大嫌いなtanuoさんにはもってこいの陽気なのですが。

今日は遠望もよく効く。北アの山並み、乗鞍、御岳、八ヶ岳、中央、南ア…。
そして見えそうで見えない富士山。今はまだ逆光気味、日が高くなり雪に日が当たり始めるともっとはっきりしてくるかもしれない。

8:00 a.m. キレット着。

Iさんは三ツ口谷上部の雪が少ない事をしきりに気にしている。どうやら今日は左股下降を楽しみにしているらしいがこの雪の状態ではねえ。ルンゼ丸出しの状態ではアプザイレンになっちゃいます。まあ様子を見て決めましょ。
風も無く日当たりの良い所を登ってたんじゃ大汗をかいてしまう。ゼーハーゼーハーまるで夏。

8:15 a.m. 北谷テラス着。そよ風が気持ち良い。


8:30 a.m. 岩稜帯着。
鎌ヶ岳の向こうには紀伊半島南部の山並み。北側に目をやれば今まで見えなかった御池、鈴ヶ岳。その左には霊山、その奥には伊吹山の山頂付近が望める。しかしどこもかも雪が少ない。

岩稜帯を回り込んだ所には青氷がべったり。氷を割って遊ぶ。Tさん、Iさんのピッケルを叩き込む。流石に透明氷は割れるだけだが少し濁った所は結構ピックが効く。さすが最近のものは刺さりやすい。うちのカドタのつるはしなぞ全く刺さらない。
硬く締まった雪につまさきを蹴込みながら行く。そのまま雪の付いた直下のガレを直登。

8:55 a.m. 富士見岩展望台着。
雪は少ないがやはり綺麗。日の光があるだけでこんなにも写真は綺麗になるものなのか。

朝陽台経由で遊歩道を行く。雪がよく締まっておりどこでも平気で行ける。
こんなに締まっているのなら地獄谷はどうかとIお父さん。
いいね〜。それじゃあ久しぶりに行ってみますか。

人工氷瀑はまた大きくなっている。係りのおじさんが付きっきりで水を掛けている。別に人が付いていなくても良さそうに思うが水のかけかたにもコツがあるのだろうか。
手前のチビッコゲレンデにはまだ誰もいない。スキーゲレンデにも居ない。あっ、まだ時間的に早いのか。


9:25 a.m. 望湖台着。踏まれていない雪の尾根を行くが、本当にどこもかもよく締まっている。この分ならコクイ谷の雪も良さそうだ。いや融けてしまって残っていないかもしれない。

そして目の前には久しぶりに真っ白の雨乞岳がデーン。

望湖台から降りるのも良いが、地獄谷ドンツキ(望湖台と記念碑広場の鞍部)から降りる方が面白そう。雪に埋もれた薮の上を鞍部へ向かう。
皆さん下降を始めようとするところで、私だけスパッツを着けていない事に気付く。ちょっと待ってね。すぐ着けるから。
そして下降開始。みんなてんでバラバラに好きな所から。上部は薮漕ぎなのでポールに見立てて薙ぎ倒しながら。
ブッシュが無くなると嬉々と声を上げながら駆け下りる。尻滑りするも良し。足滑りするも良し。結構傾斜もあり雪もバリバリに締まっておりよく滑る。

暫く降るともう沢が顔を出している。下手に落ちると大口開けて待ち構えている沢にそれこそドボンである。とは言えこんな所の下降はリズムが大切。「あらよっと、こらさっ。」掛け声も大事。
時折シュルンドに足を取られることもあるが、概ね嵌り込む事も無く駆け下る。さすがこの季節の沢降りは速い。あっと言う間に滝まで来てしまった。
巻き道も雪と氷がべっとり。こりゃ最短コースの滝横をずり落ちるしかないでしょ。ドボンしないようにズリズリズリ。

滝を過ぎれば出合はもう目と鼻の先。滝下の小滝も氷が付き綺麗。

一旦谷を離れ出合上の雪原へ。ここから出合へ滑り降りる。最後の段差に気をつけて。でないとそれこそドボンである。


10:10 a.m. 地獄谷出合着。
夏道通しに行く。ガラガラの夏道より適度に締まった雪が表面を覆っておりとても歩き易い。これだから残雪期の山歩きは止められません。


10:25 a.m. 上水晶の分岐の大岩着。

谷を渡りコクイ谷出合へ。
すっかり葉を落とした樹枝越しに雨乞岳の白い山頂が覗いている。
谷間の為風も弱く、日当たりは抜群。その為雪もすっかり薄くなっている。

10:45 a.m. コクイ谷出合着。
お腹も空いてきた事だし、大休止して燃料補給。それぞれコンロを出しおさんどん。
私の今日のメインディッシュは定番どんべい天ぷら蕎麦。とうぜんピン蕎麦で〜す。
風は弱いがじっとしているとやはり冷えてくる。こんな日はやはり熱々の天ぷら蕎麦が最高です。
カップ麺におにぎりと紅茶。デザートにIさんの五竜遠見スキー場のお土産のクッキー。いつになく食べ過ぎてしまった。ああメタボ脂肪が…。まったく山になにしに来てんだか。

11:10 a.m. でっぱつ。
コクイ谷を行く。
えっ、なに?ここは。暫く来ない内にガラッと沢の様子が違っていた。これは、そう9月のゲリラ豪雨の所為かな。
渕という渕全てが土砂で埋め立てられてしまい全く面影がない。砂利道の真ん中を浅い流れが流れているようなものだ。

所々昔の面影を残しているが深い渕は殆ど埋められてしまった。数年前の土石流の再来のようである。

渕がなくなったおかげでどこでも簡単に歩ける。高巻く事も無ければ靴を濡らす事もない。いや、氷でコーティングされた岩に乗りやってしもうた。でも沢が浅いのと染みない靴のおかげで足が濡れる事は無い。
よく見るとあちこち地滑りのように崩壊した土砂が斜面の樹木を薙ぎ倒し、その土砂で沢が埋まっている。ここも結構被害が起こっている。

11:40 a.m. 黒谷出合着。もうすぐ沢谷。


11:50 a.m. 沢谷の滝通過。
滝の縁、木の枝などにビーズの親方のようなガラス球が張り付いている。


12:05 a.m. 雨乞岳分岐の釜跡着。

さあこの先は一層日当たりが良く気温も上がりそう。そろそろ雪も腐ってくる頃だ。


12:55 a.m. 武平峠に降り立つ。

この先雪が消えてしまうとスパッツの汚れが雪で落とせない。今更スカイラインで雪を踏み抜く事もないだろう。という事でスパッツを外す。
トンネルを抜けスカイラインを行く。


13:50 車に帰着。
思いの外速かった。これも雪がしっかり締まっていた所為。積雪期2月とは思えぬ行動時間の短さ。これも硬く締まった雪のおかげ。
御在所の神様も今日ばかりは日頃のご愛顧に感謝して特別謝恩セールでもやってくれたのかな?


2009年02月07日23時40分00秒 記

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