新雪Hike

中で火を焚き始めると身体中からもうもうと湯気が立ち始める。
無理な姿勢で攣りそうだった足も暖まるにつれ平常に戻る。
う〜ん、暖房様様ですなあ。


20081227

26日金曜の夕刊には真っ白に雪化粧した四日市の街並み。
クリスマスの夜遅くサンタさんからのプレゼントのようだ。
街の人達には迷惑なプレゼントかもしれないがtanuoさんには大きな喜び。
御在所山頂も少しは積もったかもしれない。そうそうスパッツくらい入れておこう。このクソ寒い中倉庫の家捜しなぞ御免蒙りたい。先々シーズン買った新品が押入れの中にあった筈。先シーズンは結局古い方を騙し騙し使っていたらシーズンが終わっていた。この新しい方を持って行こう。使わないかもしれないし。

そして今朝。車の窓はバリバリに凍っている。先週同様空には星が瞬いている。
三重県が近付くと空には分厚い雲。東の方は雲が切れ、鮮やかな群青色に染まった空が覗いている。そして鈴鹿の山並みは見えない。どうやら分厚い雲で顔を覆っているようだ。シャイなお山だこと。
先週もスカイラインは料金所跡まで通れたし、今日も通れるだろう。と勝手な思い込みでスカイラインへ進路をとる。暫く行くと雪が出てきた。途中で動かなくなった車が一台。パスしながらゲートが空いているかどうか不安になる。そして大きなカーブを越え…、「アチャー、閉まっとるやんけ。」向きを変えすごすごと引き返す。道路状況からするとかなり降ったようだ。時刻は6時55分。これから温泉街へ戻るとかなり遅れそう。Tさん、痺れを切らせて先に行っちゃったかな。
温泉街も綺麗な雪化粧。サンタさん、大判振る舞いだな〜。さすが太っ腹! 雪道を走りながらひとりニヤニヤしているtanuoさんなのである。
大石橋を越えた辺りで雪道を歩いている人が。姿形からどうやらTさん。近付くとやはりそうだった。車が上らなくなり蔵之助に停めたそうだ。料金600円。まるビのtanuoさんは意地でも奥の駐車場まで行くぞ〜。
駐車場はまだ除雪されていない。向きを変えできるだけ縁の方へ停める。まあこの雪ならそうそう上ってくる車もいないだろう。来るのは私のような物好きだけ。
広い駐車場にポツ〜ン。ちょっと寂しいな〜。


7:30 a.m. でっぱつ。結局30分の遅れ。
縁に寄せた所為か助手席側のドアが雪で開かない。30cmくらいは積もっているようだ。スパッツ持ってきて正解。
外へ出ると細かな雪が降っている。Tさんが合羽を着けようと言う。ではでは私も。
焦らし続けておいて年末にまとめてドカンと雪のプレゼント。サンタさんも粋なことをする御仁じゃて。
気温は意外に高く歩き始めるとすぐ汗だく。これがゴム引き合羽ならもっと悲惨。文明の利器、ゴアテックス様様である。

先行者のトレースが続いている。割と顕著な足跡で2-3人のものか。
オバレ石を過ぎたところでひとりをパス。その前も割りと明瞭な足跡が続いている。尾根に出たところでもうひとりをパス。急に足跡が薄くなる。この前はひとりか。
岩棚に出たところでトップに追い着く。Tさんがその人と挨拶を交わしている。Tさんも顔が広いなあ。と思っていたらどこか見覚えがある。なんだ、シャモニの主人か。先程パスした人を案内して来たようだ。そしてスカイラインゲートから歩いてきたとか。ご苦労なことで。
ここから先はラッセル無し。処女雪踏んでエッチラオッチラ。いきなり吹き溜まりに出くわしもう雪まみれ。
早々にTさんにトップ交代。ロートル小父さんはすぐ息が上がってしまいます。それでも一年ぶりの雪。やはり雪は良いなあ。雪の無い山なんて、クリープの無いネスカフェみたいなもんだ。とか言いながらいつもブラックで飲んでいるのは誰?

8:50 a.m. キレット着。
相変わらず細かな雪が吹付け視界が利かない。折角ドカ雪のプレゼントをしてくれておきながら視界が悪いとはとんだ片手落ちだ。おい、御在所の神様! この天気なんとかしろ。と言ってもなんともならんわなあ。

この先、凹角の下の吹き溜まりが面白いところだが今日は意外に雪が少ない。急斜面で胸を越えるとほんとにもうウハウハなんですが。

9:25 a.m. 北谷テラス着。
絵にもならない写真を一応撮っておく。これ時刻記録の為。


この先は掘割。雪が深く難儀する所だ。しかし殆どTさんがラッセルしてくれる。ロートル親爺は楽チン過ぎて寒くなってきた。

そうこうしている内に最初にパスった小父さんが追い着いてきた。小父さんも処女雪と戯れたいらしくトップをかってでる。ありがたく譲る。

10:10 a.m. 岩稜帯着。
正面のフェイスが綺麗だ。SEAMOのContinueが頭の中で鳴り出す。いや違った。エルガーの威風堂々だった。
振り返っても下界は視界の外。ガスでなーんも見えん。

吹き溜まりの中を行く。雪が軽いのは良いが下が空洞のところもありもがきながらゆく。だんだん樹枝の白さが目立つようになってきた。辺り一面霧氷の世界。晴れていたら綺麗だろうなあ。


10:45 a.m. 富士見岩展望台着。
ロープウェイも何も見えない。本谷に落ち込んでいる隣の岩が綺麗。

霧氷を楽しみながら朝陽台へ。


10:55 a.m. 朝陽台着。
登り始めから約3時間半。いささか草臥れました。この天気では峠道も踏まれていないだろう。では今日は早仕舞い。それじゃあここらで大休止と行きましょう。休憩所の屋根の残っている隅っこでツェルトを被って喫茶&軽食Tの開店です。
中で火を焚き始めると身体中からもうもうと湯気が立ち始める。無理な姿勢で攣りそうだった足も暖まるにつれ平常に戻る。う〜ん、暖房様様ですなあ。
今日のランチはべっぴんうどん。どんべいの新製品です。ピン蕎麦ほどの感動はありませんなあ。旨いには旨いけど。
しっかり寛いだ後撤収にかかる。あ〜、外にはもう出たくないなあ。毎度同じ事を言ってますなあ。

このまま降りてしまうのもチト物足りない。アゼリア前までちょっとお散歩。
スキー場はすっかり準備完了。遊歩道はそこらじゅうで除雪作業中。降ったら降ったで仕事が増える。それでも降らないよりましか。

来た道をまた引き返し中道へ。裏道より中道の方が傾斜もあり滑り落ちるには良いか。

我々がつけたトレースは既にしっかりしたものになっている。休んでいる間にかなりの人が上がってきたようだ。
登って来る人の為にステップは残しておき、その横の処女雪の斜面を滑り落ちる。が柔らか過ぎて止まってしまったり刺さった足が抜けずにつんのめったり。雪まみれになりながら暫し童心に戻る。(年がら年中童心でいるくせに…。)

お楽しみも束の間。だんだん雪が重くなってくる。空を見上げると青空も。下界は快晴のようだ。

12:40 キレット着。

かなり天気は良くなったように見えるが、山頂付近は相変わらずガスの中。きっとあの中は小雪が舞っているのだろう。


12:50 地蔵岩を望む。
午後の光線のおかげか伊勢湾が青々としている。浮かんでいる船の色もはっきりと解かる。雪が空気中の塵を洗い流してくれたのか、凄くクリアに見える。やはり降雪後の景色は殊の外綺麗だ。

降るにつれて天気は良くなり日が射してきた。暑い。大汗をかきながら小走りに下ってゆく。


13:20 車に帰着。
あんなにあった道路の雪も除雪されたのか今はアスファルトが出ている。
さあ濡れ物を片付けて温泉までひとっ走り。



2008年12月27日22時45分00秒 記

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