小春日和Hike

ふと枯木に目を遣ると小さなつぶつぶがいっぱい付いている。
近付いてみるとマンサクの蕾。
まだ米粒ほどの大きさでしかないが枝いっぱいにびっしりと付いている。
この木も既に来年の開花の準備をしているのか。
春先にはこのつぶつぶのひとつひとつが小豆大に膨らみ、
先が割れるとそこからか細いが鮮やかな黄色の花弁を伸ばし始めるのである。
げに自然の草木とは力強いものである。


20081213

先週はまさに寒冷地獄。その反省から今日は毛糸の帽子とパッチ(タイツ)を用意してきた。
と言っても帽子は自分のが見つからず子供のものを拝借してきた。それも夕べ寝る前に思い出し急遽のすったもんだである。かみさんもどこに仕舞いこんだか解からず、「そのうち出てくるわ。」全く夫婦そろってチャランポランなのである。
目覚めると窓のカーテン越しに満月の明かり。驚くほどの明るさだ。少し靄がかかり朧気ではあるがかなりの好天である。その満月を供として未明の23号線を鈴鹿に向かう。
風もなく気温も割りと高く、今日は穏やかな天気だろう。

6:55 a.m. 旧料金所跡駐車場着。先週より車が多い。
仕度をしているとTさんがやってきた。今日も温泉街からのコースから。準備を整え御一緒する。

7:05 a.m. でっぱつ。

まだ日が差さず少し暗いが、風が無く先週よりずっと暖かい。おまけにパッチに毛糸の帽子とフル装備でもあり、出だしから大汗をかいてしまった。
先週に続き今日も晴天。おまけにこの暖かさ、今日は【坂田三吉の女房】日和。早い話が【小春】日和。(古〜)
御在所もまだ朝の赤味が射している。


7:20 a.m. 岩棚着。今日も伊勢湾は金色に輝いている。御在所、鎌の勇姿をパチリ。年末までには雪化粧をしてくれるだろうか。ここ数年、お山はスッピン好みに変わってしまったようだ。しかしお山はやはり厚化粧が最も似合う。

季節外れの大汗をかきながら行く。

8:11 a.m. 北谷テラス着。
今日も釈迦ヶ岳が綺麗。

ふと枯木に目を遣ると小さなつぶつぶがいっぱい付いている。近付いてみるとマンサクの蕾。まだ米粒ほどの大きさでしかないが枝いっぱいにびっしりと付いている。この木も既に来年の開花の準備をしているのか。春先にはこのつぶつぶのひとつひとつが小豆大に膨らみ、先が割れるとそこからか細いが鮮やかな黄色の花弁を伸ばし始めるのである。げに自然の草木とは力強いものである。

8:35 a.m. 上部テラス着。汗拭きついでにミカンを食べて水分補給。そのまま岩の上に座り込み暫し世間話。こんな事ができるのも、この小春日和のおかげ。先週の寒冷地獄と比べると本当に今日は天国である。このままずっとこうしていたい。

遥か東方には真冬にありがちな霞の層が出来ておりその上は快晴。靄の層の上に御岳がにょっきりと頭を出している。それを挟み左右に朧気ながら乗鞍、中央の山並みが覗いている。暫し山岳同定。

8:50 a.m. 富士見岩展望台着。
朝陽台経由で遊歩道を行く。
「人工氷瀑は融けちゃったかな。」なんて話しながら行くとアゼリア前の広場には人工雪の山が。来るべきシーズンに向けてチビッコゲレンデの雪作りを始めているのだろう。

精神年齢が幼児並みのおじさん達は揃って雪の山の上へ。いかにも人工雪。カッチンコッチンで青みがさしている。

9:25 a.m. 望湖台着。

小休止の後、武平へ向かう。
先週のように寒くないのでのんびりゆったりと峠道を行く。やはり何かに追われるよりのんびり歩く方が、tanuoさんにはお似合いだ。

10:00 a.m. 武平峠着。
暖かくても流石に鼻水は出てくる。手鼻をかむのも気が引けてティッシュでチン。休憩もそこそこに鎌へ向かう。


10:25 a.m. 展望岩着。
大汗をかいてしまったが適度な気温で心地が良い。日陰は冷やっとしているが日向はポカポカ。日が当たっている頬などは皮が突っ張ってくる。これぞ正しく小春日和の陽だまりHike。


10:45 a.m. 鎌ヶ岳山頂着。

靄の層が下がり御岳だけでなく乗鞍、中央もだんだんはっきりと姿を現してきた。写真じゃ解からないかな〜。

祠に拍手の後、南側へ行き大休止。風もないので山頂でおさんどん。今日のメインディッシュは、どんべいてんぷら蕎麦。それもSMAPの中居君が宣伝している【ピン蕎麦】。蓋を剥がすと本当に麺が真っ直ぐ。頂いてみるとさすがに真っ直ぐだと食感も蕎麦らしい。しっかり堪能して満足満足。

ポカポカ陽気の下、雑談に花が咲く。まったく先週とは比べものにならないくらい今日は天国。
でもきりがないからぼちぼち降りましょうかねえ。暖かいので長石谷から。

犬星滝まで降りたところで、Tさんが「三ツ口まで乗っ越しましょか。」
陽気も良いし汗かきついでにもう一汗。滝横から巻き上がる。

暗い谷を詰め上がり尾根への分岐の小滝を越える。

倒木、枯葉、腐葉土と鈴鹿独特の谷だ。
尾根道に合流しそのまま長石尾根を降る。分岐から三ツ口谷へ。


13:00 車に帰着。
先週より距離は短いのに時間は遅い。寒くて立ち止まってなんていられなかったからなあ。tanuoさんには今日のようなのんびりHikeがお似合いです。
さあて今日はタダ券での入浴。来週からはまた希望荘かな。


2008年12月13日22時50分00秒 記

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