秋の日Hike

明るい疎林帯の中を行く。
紅葉はチラホラ程度だがこの爽やかさが良い。
日陰より日向が恋しい。
ポカポカ日溜まり秋の日Hike。

20081018

先週の日曜日、スカイラインゲートまで車を移動した日、温泉街最奥の駐車場ではとんでもない事件があったそうだ。駐車中の多くの車が傷付けられたとか。車を移動した事が幸いだったと、御在所仲間のTさんが知らせてくれたのだ。
人様の車を傷付けて何が嬉しいのか健常者には全く解からない。しかし世の中の多様化と共に、そんな鬱屈した事でしか喜びを感じる事が出来ない精神の未熟な者が一般市民の中に紛れ込むようになってしまった。何がそうさてているのか?というより、そんな事しか出来ない愚か者本人の問題である。登山道整備をボランティアでやってくれている人に文句をつけるような輩が一般市民ヅラをしている世の中である。どこにどんな精神異常者が潜んでいるか解からない世の中である。金融不安どころか、普段から全ての人が生命の危機を背負い込んでいるのである。「お〜、恐〜。」
また長々と愚痴ってしまった。不愉快な思いをさせてしまい申し訳ございません。

そんな訳で御在所はチョット遠慮したい。久しぶりに小岐須へでも行くか。もう蛭も居ないだろうし。
てな訳でやってきました小岐須峡。本当に久しぶり。小岐須の集落に入り、小岐須峡への鋭角三叉路でうっかり直進してしまうところだった。鋭角頂点の空地(以前は田圃)に立派なお屋敷が建ってしまい、気付くのが遅れたのだ。世の中毎日変化し続けている。いつまでもあると思うな親と昔の風景。

7:00 a.m. 小岐須峡着。
「ん? 駐車場へ入れない。」入り口はロープが掛けてあり、有料(200円)の看板。簡単にロープが外せるのか、降りて見ようともせず通り過ぎてしまった。去年までは無料でしたが、決して200円が惜しい訳ではありません。ロープが無ければ中に駐車して帰りに払うのですが、なにぶんロープが邪魔なものですから。
世の中毎日変化し続けている。いつまでもあると思うな親と昔の慣わし。
通り過ぎてしまったら戻ろうとも思わず、「大石橋にでも停めよう。」

7:15 a.m. 仕度を済ませ、でっぱつ。

一の谷から野登、仙、宮指路のつもりでいたが、ここから小岐須の駐車場まではかなりの距離がある。朝一番で林道歩きはどうも気が進まない。「そうだ、池ヶ谷から入道、イワクラ尾根、宮指路にしよう。」暫く降ってから退き返す。

暗い樹林の中の急登。肌寒さも治まり涼しさが心地良い。
無我の境地でひたすら歩く。巻き道から谷沿い、非難小屋から再び巻き道。
ここでやっと日が差し始めた。池ヶ谷の朝は谷が深く日が差すのが遅いが、この辺りからはパッと明かりが灯ったように明るくなる。
道端には薹が立ったトリカブト。

そしてここを登りきると滝ヶ谷への分岐を分け池ヶ谷の源流部に合流する。
ここからは傾斜も緩い沢沿いの道。明るい陽光が木々の間から差し込み、和やかな雰囲気の小道が続く。

沢の水が尽きかけると杉の植林帯となる。「ん? 中には檜もあるのか。」新発見をしてしまった。

杉が尽きると目の前にササの草原が広がる。ここから見る入道山頂部のこの笹原が好きだ。以前に比べ笹の丈もずっと低くなり歩き易い。特にこの時期朝露に濡れた笹はズボンをぐっしょり濡らしてしまうのだが、近頃のように丈が低いと裾を濡らすだけで済む。世の中便利になったものである。


8:45 a.m. 大鳥居着。

四囲の山並みを望む。

奥宮へ向かう。辺りの馬酔木は来年の花芽をぎっしりと付けている。


9:00 a.m. 奥宮着。

ここで小休止。我家産の蜜柑で喉を潤す。甘酸っぱくて旨い。
イワクラ尾根へ向かう。宮妻の紅葉はどんなかな〜。

結構綺麗な色だ。爽やか過ぎて快調快調。

9:35 a.m. イワクラ着。

奥の谷が眼下に広がっている。つい「降りてみようか?」と思うが、いかんいかん、今日は小岐須に車を停めてある。宮妻なんぞに降りてしまったら後が大変である。注意注意!

チラホラと紅葉しかけの葉っぱが。ふり返ればイワクラがもうあんな所に。


10:05 a.m. 主稜線着。

まだ10時なのに小腹がすいた。燃料補給したいが先を急ぐ。
明るい疎林帯の中を行く。紅葉はチラホラ程度だがこの爽やかさが良い。日陰より日向が恋しい。ポカポカ日溜まり秋の日Hike。

だんだん宮指路が近付いてくる。


11:00 a.m. 小岐須峠着。以前残っていた大峠の看板が無くなっていた。板が朽ちてしまったのだろうか。
これでここの地名は小岐須峠に統一される事になるのだろうか。鈴鹿には大峠、小峠の対が多い。
宮指路の登りに備え燃料を補給しておく。大きく見える割にものの15分程で着いてしまうのだが。

11:10 a.m. でっぱつ。やはり空きっ腹よりはパワフルである。


11:25 a.m. 宮指路着。
山頂ではなく北側から西に派生した岩尾根上の日溜まりをランチサイトとする。
馬乗り岩の辺りからけたたましい話し声が聞こえていたので近付くのを遠慮したのだ。
見晴らしの良い岩の上で腰を下ろしランチの準備。
お湯が沸くまで辺りの紅葉をパチパチ。

今日のメインディッシュはどんべいカレーうどん。今朝コンビニで調達したものだが、お高い。株価下落、原油価格下落、穀物市場も価格下落、景気低迷なら食料品も値下げして貰いたいものだ。無理か、一度上げたものを下げるってあまりやらないからなあ。いずれにせよ今日は高価なランチである。

食後はティータイム。アールグレイじゃなく日東デイリーパック。昔懐かしお山の定番。
景色をツマミにお茶を楽しむ。


12:15 でっぱつ。
今日はカワラコバから。こちらは東海展望のような観光名所が無くマイナーなルート。その所為かいつもヤケギ谷を歩いている。偶にはこちらも通ってあげないと道を忘れてしまう。

暫く行くと東海展望ならぬ倒壊展望。

薄暗い中を歩き続け、やっとヤケギ谷に合流。


13:05 最後の滝に到着。

もうここからは林道も直ぐ。


13:15 車に帰着。
Auちゃんは無事。さすがにこの辺りには車にイタズラをする変質者はいないようです。ああ良かった。
片付けものを済ませ、一路湯ノ山へ。「ここからは温泉が遠いなあ。」


2008年10月18日22時15分00秒 記

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