坊主?Hike

長石谷も成果無し。
先週同様丸坊主。
大文字草や〜い!
様相が変わる程ではないがかなり荒れている。
そして最後は、「あっ、橋が無い!」
 

20080920

台風一過、ピーカンの秋晴れ。
のつもりで来たら鈴鹿の山並みには雲がかかっている。
その内雲も飛ばされて無くなるだろう。

6:55 a.m. 湯ノ山最奥駐車場着。
まだ4台しか停まっていない。そうか先週は日曜だった。やはり土曜日の方が人出は少ないのか。

7:05 a.m. 出発。

湿気が多く先週より暑い。が、足元には秋の花がいっぱい。

本谷堰堤からは夕べの台風の置き土産、多量の水がザーザーと落ちている。
今日も中道、帰りは長石谷。今日のお目当てはダイモンジソウ。

7:45 a.m. 岩棚着。
台風一過には違いないが、その言葉から連想する秋晴れとは裏腹に、山頂付近は雲の中。里の景色も湿気でおぼろげ。そんな中晴れ間を狙いパチリ。山頂一帯のガスが取れるのは午後になりそうかな?


8:00 a.m. キレット着。
釈迦の頭もガスの中。

チラチラ見える北谷の荒れ模様を横目に歩を進める。


8:15 a.m. 北谷テラス着。
何度見ても自然の力の凄さを実感する。藤内小屋から上の北谷は結構河床が深く、いくつもの小滝がかかりそれこそ箱庭風の景色が連続していたのである。それが完全に埋まり、巨岩が累々とした広く平坦な河原に変わってしまった。あの渓谷美はもう二度と見る事は出来ない。


8:35 a.m. 上部テラス着。
ここからももう一枚。本当に平坦な河原だ。

ここからは見えないが、北谷の滝の辺りも埋め尽くされてしまったのだろうか。あの岩小屋も…。耐寒訓練でツェルトも被らず過ごした思い出深い所だったが。
思い出に耽りながら山頂を目指す。


8:45 a.m. 富士見岩展望台着。


朝陽台には誰もいない。ロープウェイは動いているようだが…。
山頂上空は分厚い雲に覆われている。おまけにポツポツと小雨もぱらついている。鎌も全く見えない。武平まで行けばまた晴れてくるだろう。肌寒い中、歩を速める。

峠道を行く。高度を下げるとだんだん薄日が射すようになってきた。
道端にはポツポツと秋の花。チラホラと赤く色付いたツツジ類の葉も。


9:45 a.m. 武平峠通過。
御在所の降りからずっと蜘蛛の巣が身体に纏わりつく。誰もまだ歩いていない所為だろうが、雨で掃われてしまった訳ではないようだ。この辺りはそう強い降りではなかったのだろうか。いずれにしても鬱陶しい。神経質なtanuoさんは蜘蛛の巣が大嫌いなのである。(んじゃ山なんか来るな。)

10:10 a.m. 展望岩着。
これって、本当に台風一過? 梅雨時ほどの鬱陶しさは無いが蒸し暑さでシャツはベタベタ。ズボンも湿って足に纏わり着く。う〜、鬱陶しい。

ふとスカイラインに目を遣ると道路が土砂で埋まっている。先週は気付かなかったが凄い荒れようだ。

西多古地の土石流がスカイラインの橋下の谷を埋め尽くし、溢れた土石がスカイラインに沿って流れたようだ。
こちらも凄い事になっていたんだなあ。
そして日陰尾根には三ツ口谷への崩落跡がはっきりと見える。写真右下のハゲが長石尾根上の三ツ口谷への分岐。そこから谷へ降った所が最奥の滝の上で、そこへあの崩落は雪崩れ込んでいる。

丁度腹も減ってきた事だし、オーバーヒートした身体を冷却する為小休止。
雨乞岳も相変わらず雲に隠れんぼ。


10:45 a.m. 鎌ヶ岳山頂着。
湿度が高く、あっちもこっちもボ〜としている。薄日が射してきたら蒸し暑くてかなわん。

おっと、祠への挨拶を忘れていた。戻って柏手。
そのまま岳峠へ。岳峠で小休止しよう。

11:00 a.m. 岳峠。ニゴリ沢から吹き上げてくる風が爽やか。冷たくはないが結構強い風で暑さを忘れる。

石の上に座り込んで休んでいると、ついコックリコックリ。久しぶりに山で船を漕いでしまった。これがまた気持ち良いんだなあ。
小休止の後、先を急ごう。さてどう行くか。長石谷も上の方は伏流しているしダイモンジソウは無い。じゃあ尾根経由で白ハゲから。

宮妻への道を分け尾根沿いに行く。こちらは下草も乾燥しており吹く風も爽やか。おまけにずっと日陰の中。快適快適。

11:30 a.m. 白ハゲを降る。砂ザレサラサラ良い気持ち。吹く風そよそよ良い気持ち。ぼちぼち木の葉も色付き始め。

雲母への道を分け暫く行くとラピュータの木。ここは崩れていない。良かった良かった。しかしこの辺りいつ崩れてもおかしくない。いつまでもあると思うな、親とラピュータの木。


11:50 a.m. 犬星滝の下へ降り立つ。尾根上を歩いている内からかなり激しい水音が聞こえていたが、なるほど凄い水量だ。

そして長石谷の水量もかなり多い。

こちらも渓相が変わってしまう程ではないがかなり様子が変わっている。やはり相当な降雨量だったのだろう。
おまけにこの水量。足を濡らさないようにワクワクしながら行く。久しぶりに楽しいなあ。

そしてソーダ水の渕。今日は特に炭酸がきついようです。

水量が多く楽しいのは良いが、忘れ物を思い出した。今日のメインはダイモンジソウだった。なのに全く気配が無い。やはりこの前のゲリラ豪雨で流されてしまったのだろうか。もうすぐ数年前崩落があった場所。あそこから下には咲いているとは思えない。ごっそりと削り取られてしまった筈だから。

いよいよ小便小僧の滝。今日は勢いよく立ちションがほとばしっている。

そしてもうすぐ崩落地。そこまでが最後のチャンス。
はたして・・・。やはり成果は無し。全くの坊主だった。
意気消沈。急に力が抜けてしまった。じゃあここで大休止。ついでに燃料補給もいたしましょ。


大休止の後でっぱつ。
やはりかなり様子が変わっている。イワタバコもやられてしまったような。相当上の方に付いているものだけを残し、低い所のものは悉くさらわれてしまったようだ。
そして最奥の堰堤上に降りる所では、流れが降り口まで移動しており石飛びを強いられる。
河原へ降り立ち奥を見ると大岩両側に綺麗な滝が。

暫く前は大岩の左側に滝がかかっていた。今日見る限り右側の方が水量が多い。それで左岸側を舐めるように水路が移ってしまったのか。

堰堤を巻き降って行く。やはり結構荒れたんだなあ。
もうすぐ舗装路。その前に三滝川本流を渡るのだが…。
「ギャン、橋が無い。」

ここでも石飛びを強いられた。
対岸に渡り振り返ると、数十m下流にクチャクチャに潰れた橋の残骸が横たわっていた。

その上流、橋のあった所は御覧の有様。

最後の最後、恐れ入谷の鬼子母神。長石谷で誰にも会わなかったのはこのおかげか。暫く山も静かだろうなあ。

13:05 車に帰着。下界は晴天、陽射しが強い。またまた汗だくベッタベタ。
シートにバスタオルをあてがい、温泉めがけて、Let's go!
来週は本谷へ行ってみるか。あそこのダイモンジソウが駄目ならもう今年は諦めるか。
そうそう、前尾根、ヤグラの巻き道にも群落があったけど、裏道があんなじゃねえ。小屋の片付けの邪魔になっても申し訳ないし…。


2008年09月20日21時40分00秒 記

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