梅雨、半明けHike

鎌山頂北端の岩塔の上に立つ。
やはりまだ梅雨明けとは行かないようだ。
雨乞岳も御在所もモヤッとしている。
半明け程度かな?


20080712

6:55 a.m. 料金所跡駐車場着。
既に道路南側は満車に近い。手前側端っこに一台分のスペース発見。Auちゃんを押し込む。
今日も朝からドッピーカン、梅雨明けを思わせる晴天だ。
仕度を始めると珍しくTさんがやって来た。冬以来で本当に久しぶり。
「今日は珍しくIさんがいないなあ。」なんて話していたらやってきた。呼ぶより誹れ。うわさをしていると直ぐやってくる。神出鬼没、どこに現れるか解からないお人である。
Tさんの情報では、先週は本谷のシモツケソウがまだ蕾だったそうだ。一週間経っているし7月ももう半ば、ぼちぼち咲いている事だろうと本日は本谷。

7:10 a.m. 出発。
カンカン照りで暑い。出だしからモチベーションが萎えてしまう。でも本谷ならば水の傍、日陰もあるし中道よりはましかな?
道路沿いの合歓の木にはポツリポツリと花が付き始めている。ああ〜、夏ですねえ。
山の家の沙羅双樹を見て行く。早朝なら咲いたばかりの綺麗どころが勢揃いしていることだろう。

咲いたばかりにしては内側が花粉で汚れている。昨日の花かと思ったが開きかけの蕾でも既に内側が汚れている。こんなものか。初々しさはないがそれでもまあまあ可憐な花である。花の美しさと言うより儚さの象徴であるのでものの哀れを感じれば良いのだろう。「沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理を現す。」なんちゃって。(先週も同じ事を言ったような…。)

谷に入ると結構多くの人が歩いている。この暑さだし、皆さん考える事は同じのようです。

谷のあちこち、岩の隙間に大きな花を付けたギボウシが所狭しと咲いている。草臥れていない蕾をパチリ。


7:35 a.m. 不動滝着。
今日は水量が多い。左岸側の小滝もかなりの水を流している。

呼吸を整えてから巻き道を行く。
再度谷へ降り暫く行くと草臥れていない、咲いたばかりのギボウシ発見。神様の贈り物とばかりにパチリ。

大黒滝を過ぎ再び谷へ戻る。ここから先は直ぐに水も伏流してしまい階段歩きとなる。
この辺りから辺り一面ガスの中。丁度日光が遮られ後頭部を焼かれずに済む。日頃の行いが良いと神様はなにかと便宜を図ってくれる。
谷沿いにはキンコウカが群生している。それに混じって木苺が実を付けている。Tさんは先程から木苺を口に運んでいる。この辺りのは皆オレンジ色をしているが形は充分熟した様子で熟れていない訳ではない。こんな種類なのだろう。私は…、一つ食べてもう結構。さすがにこの辺りのものは犬のションベンがかかっている事は無いだろうが、私ゃ、この種のブツブツが嫌いです。

もう暫く行くとやっとシモツケソウ。まだまだ硬い蕾である。
チラホラといるが、全て蕾。「今日はまだ咲いていないのか。」

ギボウシの本当の蕾を発見。この花穂が伸び、下の方から順にひとつひとつの花が開いて行くのか。

ふと上を見上げると、咲いてましたシモツケソウ

結果的に今日はこの二株だけだったが、tanuoさんはこれだけで充分。今日の目的はこれで果たした。このまま降りてしまっても満足です。
ドンツキが近付くとキンコウカやモウセンゴケが多くなってくる。

丁度ガスっている事だし、大黒岩へは行かず朝陽台へ向かう。長い事こちらへは行っていない。そういえば本谷も今年はまだ一度も来てなかったんだった。年を取るとなにかと億劫になります。

ロープウェイの支柱下辺りでササユリ発見。まだ咲いていたんですねえ。なんだか儲かった気分。ウキウキ。

そして朝陽台手前にはウツボグサ。毎年この時期咲いています。


9:25 a.m. 朝陽台着。
のんびりと写真を撮ったりお喋りしたりで歩いているとこんなペースです。それもまた喜ばしからずや。

登りではガスっていた空も朝陽台に着くと同時にカラっと晴れ渡った。やはり日頃の行いが良いと…。

Tさんは昼から用事があるとの事でここから中道を降りると言う。
私は…、先週も武平からパスってしまったし、やはりもう少し歩く事にする。
暫く木陰で小休止。爽やかな風が吹き抜け寒いくらいだ。

Tさんと別れ武平へ。カラっと晴天爽やかHike。
峠道中腹では先週の蕾が咲いていた。ちょっと汚れているが、年の頃なら三十路前。そのお隣は四十路頃。
これくらいならなんとか許容範囲。


10:45 a.m. 武平峠通過。鎌へ向かう。
木漏れ日の下、涼風に吹かれ、くっちゃべりながらのお気楽Hike。


11:15 a.m. 展望岩着。


11:40 a.m. 山頂直下のガレを西側リッジへ。ボロボロの岩をごまかしながらトラバる。軽く持っていた岩がボソッと剥がれる。捨てる訳にいかないので上のテラスに放り投げる。
こんな所をスイスイと行ってしまうIおかあさんって凄い! 全く大したもんです。
上がったところにはイワキンバイ。まるで岩陰に隠れるように咲いている。慎ましい花である。


11:45 a.m. 鎌山頂北端の岩塔の上に立つ。やはりまだ梅雨明けとは行かないようだ。雨乞岳も御在所もモヤッとしている。半明け程度かな?

山頂北側は凄い人。 人、人、人。
ケルンの隙間のオトギリソウ、曇りの所為か半開き。

人の隙間を縫って祠まで。拍手パンパン。そのまま南側へ。
こちらは人が少ない。風も無い。暑いのは我慢して大休止。

休んでいる所へIさんの知人がやってきた。登っている途中でも知り合いと話し込んでいたし、顔の広いお方ですなあ。それでもってまた暫く話し込む事に。


降りは三ツ口谷から。

やはり水際は涼しい。要所要所でイワタバコの葉っぱとダイモンジソウの葉っぱを確認する。


13:55 三ツ口ダム着。久々に青空の下、水面への映り込みが綺麗。


14:30 車に帰着。
ガスっていた時間が長かった割りに首筋や腕が日焼けで突っ張っている。ああ、明日の入浴が怖い。
とりあえず今日の温泉は痛くはないだろう。さあ、温泉温泉。



2008年07月12日22時35分00秒 記

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