花街道散策

久しぶりの宮妻峡。
ぐるりと一周稜線Hike。
下から上まで花便り。
時期の違いを高度で補い、
長〜い春を同時に愛でる。


20080426

今日は久々に宮妻峡。先週見えた入道の山肌の春色が、あまりにも見事だったので。
水沢に入ると、水を張った田圃に映る逆さ鈴鹿。畦の緑の縁取りが鮮やかだが、鈴鹿の山並みは低く垂れ込めた雲に光を遮られ暗く沈んでいる。

対照的に茶畑の緑が鮮やかに眼に沁みる。

山道に入ると周りの新緑が鮮やかだ。この辺りの山桜はもう時期を過ぎているが、その若葉が暗い景色を明るくしている。
展望台に寄り道。対面の入道のなだらかな山肌がカラフルだ。もう少し明るければそれが一層引き立つだろうに。
振り返ると雲母の山肌もこれまた綺麗。近い分こちらの方が鮮やかに見える。


6:55 a.m. 宮妻峡駐車場着。
仕度をして、7:05 a.m. 出発。

いつものように右回り。入道新道から登り始める。
冷んやりとした空気が心地良い。いきなりの急登もこの爽やかさがしんどさを忘れさせてくれる。
尾根筋に這い上がり、傾斜が落ちてきた所でミツバツツジ。時折射す朝日を受けて鮮やかに浮かび上がる。
シロモジももう若葉がしっかりと開き、その下の花は散りかけている。例年より若干遅い宮妻出勤なのである。

シロモジ地帯を過ぎるとアシビが現われ始める。この辺りは風が当たらない所為か幹も素直に伸びた大木が多い。それが枝いっぱいに花を付けている。小振りの花、大振りの花、赤味を帯びたもの、黄色味を帯びたもの、透明感のある純白のもの、とそれぞれ個性的だ。


樹林が疎らになり、尾根が痩せてくると遠望が利くようになる。辺りにはミツバツツジが満開。主稜線の山肌には、山桜、アカヤシオ、コブシ、そして新緑の淡い緑が綾を為している。


8:20 a.m. 樹林帯を抜ける。アシビの小島が点在する笹の大海原。大波小波の笹原のうねりに、いかにも海を連想する。入道ヶ岳特有の景色である。腰以上の丈があった笹も今は足首程度。いずれ全て枯死してしまうのだろうか。
遮るものが無くなり、鎌、雲母の稜線が手が届きそうに見える。


8:40 a.m. 北尾根の頭着。


8:50 a.m. 山頂大鳥居着。
あちこちに紙製の鯉のぼりが付けられている。そう今日からゴールデンウィーク、もう直ぐ子供の日。

笹原、アシビ林を抜け奥宮へ。


9:05 a.m. 奥宮着。

小休止の後、イワクラ尾根へ。

天気は回復傾向。南の方からどんどん晴れ間が広がってくる。
今まで暗く沈んでいたミツバツツジの紫が急に鮮やかな光を放ち始める。そう陽が射し始めたのだ。

柔らかな日の光、爽やかな稜線の風の下、足取りも軽やかに稜線漫歩。
いつもイワウチワが群生する北斜面はもう時期を終えたようで薄汚れたものしか残っていない。
が、この散歩道、高度を上げればまだまだ見所はいっぱいあるのである。それがここの特徴でもある。

イワクラが近付くと風も無くなり地表の熱気がムンムンしてくる。
これだけ暖かい所なら…、あっやはり咲いていた。イワカガミ、今年お初の対面で〜す。

この急斜面を登りきると風も流れまた爽やかな稜線漫歩。辺りの様子も一変し、ミツバツツジからアカヤシオにバトンタッチ。それも草臥れたものではない。咲き始めたばかりの初々しい姿に大満足。

この先は尾根が二重になった所。それが合わさる所がイワウチワの名所でもある。
今年はもう時期が遅いがそれでもまだ結構咲いていた。チョット草臥れ可哀

傍にドライフラワーとなったイワウチワが幾つもあったが、【イワウチワのミイラ】と呼ぶのはそれこそ可哀かな。

イワクラまではもう一息。南斜面のアカヤシオが鮮やか。


10:00 a.m. イワクラ着。

辺り一面春色に輝いている。暗く沈んだ山肌に、鮮やかな木々の花や新芽が浮かび上がり、まるで点描画。スーラの世界である。
後期印象派の絵画を鑑賞しながら大休止。イワクラのお膝元で紅茶を沸かしティータイム兼軽食タイム。
今日は風も無くお日様ポカポカ春日和。天気もすっかり回復し、空も晴々、心晴々。
すっかり寛いでしまった。ここから見下ろす奥の谷がいかにも明るく気持ち良さそうである。昨年秋にエスケープに使った奥の谷、春はどんななんだろう? ただいま軟弱君が勢力拡大中。

11:00 a.m. でっぱつ。
相変わらず尾根上は花盛り


11:25 a.m. 尾根上の春の陽気に誘われて、結局奥の谷へは降りず県界稜線の分岐まで来てしまった。予定通り鎌を目指す。

水沢峠からの登りがきついが、ここさえ越してしまえば後は大きな登りは無い。
道端にはタテヤマリンドウ、スミレが点々と咲いている。

水沢岳山頂を越えるとザレ場の降り。砂ザレを滑り降りる。グリセードみたいで楽チン楽チン。
疎林帯の広い尾根、丈の低くなった笹薮、のんびりテクテク稜線散歩。
水沢辺りで掻き曇り崩れを思わせた空も、歩き進むにつれまた回復。高曇りで安定している。今日は傘を持ってきたが荷物になっただけのようである。


13:30 鎌尾根P-1。もうよい時刻だが来たついで、山頂に寄っていく。

13:50 鎌ヶ岳山頂着。祠に拍手。
もう誰もいないと思っていた山頂、まだ結構人がいる。子連れまでいる。結構遅くまで賑わっているのですねえ。
今日辿ってきた所を眺める。人間の足ってたいしたもんだなあ。ナンチャッテ。


14:00 でっぱつ。後はカズラ谷を降るだけ。結構よい時間になってしまった。温泉へ急がなくっちゃ。

水場の上にイワカガミの群落。もうこんな所まで咲き上がっているのか。

西に傾いた午後の木漏れ日を受けながら樹林帯を降る。
疎林帯で見えていた山桜なども植林帯に入ると薄暗い闇の世界。グラサンしたままじゃ暗くて当然か。
単調で長い降りに飽きてきたころ右側からカズラ谷の水音が聞こえ始める。もう直ぐ滝だ。
滝の手前にはイワカガミの群落があった筈。今日はどんなかな〜。

ちゃんと咲いていました。ウジャウジャと。
そしてすぐ下は滝。


15:10 林道に合流。空を覆っていた植林から抜け出すと、そこは鮮やかな新緑の世界。

降りてくると同時にポツリポツリ。なんて悪運が強いんでしょ。もう車は目と鼻の先。傘を出すのも面倒なのでそのまま行く。
正面雲母の山肌も花と新緑のパッチワーク。


15:20 車に帰着。
片付けも早々に温泉目指し Let's go!


2008年04月27日10時15分00秒 記

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