滑り納めの春スキー

今日も晴天、晴れ男。
滑り納めに御岳へ。
お日様麗らか春スキー。
リフトで居眠り、うつらうつら。
のんびりグータラ春スキー。


20080412

鈴鹿は雪無し、花には早い。
ポッカリ空いた農閑期。
それではお久の春スキー。一週措けば花も見頃になるだろう。
毎度毎度御岳ロープじゃ食傷気味。八方、志賀は遠過ぎる。(時間より交通費が捻出できない。)
それでは【おんたけ】に行ってみよう。てな訳でNetで下調べ。なになに、4/13(日)で営業終了だって? ゴンドラは結局今シーズンは復旧が間に合わなかったようだ。その所為か客が少なく空いているそうだ。そしてゲレンデの様子は? ゴンドラ駅から上、リフト3本だけが営業中だとか。
まあ行ってみてのお楽しみ〜。

4:10 a.m. 自宅出発。さすがにもうこの時期ではスキーへ行く車も少ない。
ガラ空きの19号線を、いつものようにエコランで行く。
土岐辺りで空が白み始めた。日の出も随分早くなったものだ。

三岳の道の駅辺りで4-5台の車列に捕まる。三岳交差点で【おんたけ】行きが多ければ【御岳ロープ】にしちゃおうかな? などと思っていたら、殆どが【御岳ロープ】方面の右折車線へ。やはり情報通り【おんたけ】行きは少ないようだ。ネクラで寂しいのが大好きっ子のtanuoさんは安心して【おんたけ】方面の左折車線へ。

王滝村から登りにかかる。もうかなり明るい。青空の下、真っ白に化粧した御嶽山がチラホラと望めるようになる。時間は充分あるので写真を撮りながらゆっくりと上って行く。


7:00 a.m. 【おんたけスキー場】駐車場着。
本当にガラガラである。ゴンドラ駅前駐車場で3列ほど停まっているが隙間だらけ。駅の上、その下、そして入り口の大駐車場などは1台も停まっていない。
歩くのが大嫌いなtanuoさんは最前列の空いた所に車を停める。これで帰りは車まで滑って来れる。
正面には御嶽山がドーン。

後ろから春の陽射しが射し込み、暖房を切ってもちっとも寒くない。エンジンも切り暫くうたた寝。
それにしても静かだ。案内放送も無く、昔の賑わいがまるで夢のよう。
軽く朝食の後、朝のお勤め。車の下はミラーバーンだった。滑って転ばないよう注意して降りる。この氷も昼には解けてしまうのだろうなあ。
車に戻ると正面ゴンドラ駅のリフト券売り場が開いている。急いで着替える。

8:00 a.m. でっぱつ。リフト券はNet情報通り、1日券が3,000円。大人もシニアも同価格。じつはこれに牽かれてやってきたのです。なんたって御岳ロープのシニア券より200円安い。
でもなあ、帰りにうしげの湯に寄れば600円。御岳ロープで欅の湯なら400円。合計すれば同じなのは解かっているのですが…。
リフト乗り場まで漕ぐのがしんどい。グッサグサのカキ氷である。初っ端から草臥れました。
そして久しぶりの低速ペアリフト。「えっ、リフトってこんなに遅かったっけ。」
降り場まで時間もたっぷりある事だし、周りを写しながら行く。

高速クアッドに乗り継ぐ。???行こうとしたら乗り場には柵が。そして二人ほどリフト待ちの人が。
「45分からだそうですよ。」ひとりが教えてくれる。時計を見ると、まだ10分である。「ゲゲッ。」

二人共山スキーだ。そのひとりにいろいろ聞いてみる。貼るシールの事や金具の事など。雑談していたらすぐリフトが動き出した。「そう、そんなに待たせる訳がない。」そのおじさんと雑談しながらリフトに同乗する。
同時にDHワンピに身を包んだ地元ジュニアの一団が。なんだこの子達を上げる為にリフトを動かしたのか。年嵩の子はポールの束を持ち、小さな子でも硫安一袋を持ち、ご苦労な事で。でも小さいのに力持ちだなあ。硫安って結構重いのである。まるで小砂利が入っているようなものである。
こんなのを見ると家の子の幼かりし頃が思い出され、なんとなくほのぼのとしてくる。
コース上の軟らかくなった雪面を固く凍らせる為に撒くのだが、ご存知の通り硫安は化学肥料である。国立公園内での使用は富栄養化が進み植生を変えてしまう。「ええんかいな。」きっと許可を受けているのだろう。

最上部のリフトに乗り継ごうとリフト乗り場へ。
またもや、「ゲゲッ。」未だ動いていませんでした。
山スキーのおじさんと別れ、高速クアッド乗り場へ。暫くはこのリフトで回そう。
う〜ん、やはり朝一番は快適ですわ。しかしもう腐りかけで板が引っかかり安い。う〜ん、春ですな〜。

御覧の通り、本当にガラガラである。今シーズンずっとこんな調子だったのかな? これじゃあ経営が成り立たない。また身売りする事になったりして。本当に王滝村、破産しちゃうんじゃないだろうか。他人事ながら心配である。
そういえばリフトのおじさん、朝から深々とお辞儀をしていたなあ。御岳ロープも事故の後は慇懃な接し方に変わっていた。サービス業に限らず、顧客への接し方を良くするのはどの業態でも基本中の基本である。今までが売り手市場で感覚がずれていたと言うのが実態だろう。私の大嫌いな朴の木平スキー場も少しは変わったのだろうか。

最後のクアッドが動き出したので最上部へ。
そのまま高速クアッド乗り場までリフト2本分をいっきに滑る。重いグサグサの雪に足が疲れる。
次は休憩がてら田の原へ周る。

田の原にはまだまだ雪がたっぷり。場所を選べば雪洞だって掘れる。それもずっと豪華なのが。
グルッと林道を回りゲレンデへ。

その後はまたリフト2本を回し続けるが雪はどんどん重くなる。そんな雪でも地元ジュニアはかっ飛ばしている。悪雪にはカービングスキーの方が有利なのかな。ロートルおじさんのtanuoさんはリフト上から若い人達を恨めしそうな顔で眺めているのである。

変化をつける為に小回り大回りを織り交ぜながら滑るがやはり飽きてくる。傾斜も緩いし…。そう小回りやったら止まってしまうのである。あ〜つまらん。
子供達と一緒の時にはもっと酷い雪でもよく滑っていた。ゴールデンウィークともなれば八方栂池は勿論、志賀の横手山でもグサグサが当たり前である。そんな悪雪でも家族全員で遊んでいると何もかもが楽しかった。特に子供達というのは遊びの天才である。どんなところでも遊びの対象に変えてしまう。おバカな事をやり、それを見て大笑い。子供達はそのおバカな事を競い合って作り出して行くのである。
それに引き換え中年親爺のひとりスキー、な〜んも面白うない。

ゲレンデ途中の食堂は悉く閉まっている。トイレに行きたし開いてない。トイレついでに変化を求めて下まで。
ボーダー用に造られたコースを滑る。誰も滑っていなくて雪面も荒れていない。ピョンピョコピョンピョコ跳びながら滑る。結構面白い。
トイレの後、再度同じ所へ行くべく低速リフトに乗る。
風は無く柔らかな春の陽射しを浴びていると、つい瞼が閉じられてゆく。支柱の通過でカタカタカタと搬器が揺れ、ふと目覚める。
懐かしい場面だ。昔は皆、超低速のシングルリフト。春先のこの時期、いつもリフトに乗るとうたた寝してしまうのだった。そうだ、これもまたスキーの楽しみ。

このシチュエーションが懐かしく、再度ここを楽しむ。が、次に乗ったらいきなり停止。動き出しても超々低速。そしてまた止まるの繰返し。
時刻は未だ10時前で時間はたっぷりあるのだが、止まる度にイライラする。これはもう条件反射のようなもので、長い間に身体に染み付いてしまったものだろう。時間は有り余っているのに困ったおっさんである。
結局精神衛生上良くないのでリフトを乗り継ぎ最上部へ。また暫く重い雪と格闘しながら上2本で回す。
そしてついに…。ちょっと気を抜いたらグサグサ雪に板を引っ掛け転倒。今時2mの板なんて誰も履いていない。その板2本ともを取りに上がる。グサグサ雪の登りはしんどい。おまけにウエアの上着は着ていない。暖かな春スキーの定番は上着無しかフリースである。さすがにTシャツ一枚で良いほど暑くはなかったので最悪の事態は避けられたが、ベタベタカキ氷でフリースのあちこちが濡れてしまった。
チョット早いが潮時かな?
もう1本滑った後で引き上げ決定。

11:10 a.m. 車に帰着。車の直前で板を脱ぐ。歩かなくて済むってのがなんとも良い気分。(横着な人ですな。そんなんだからメタボ黄信号が点灯するんです。)
エサの仕度をしようとしてふと思う。「どうせもう滑らないならもっと見晴らしの良い所へ移動しよう。」
道具を片付け出発。
正面中央は靄ってはっきり見えない。乗鞍も霞んでいる。御岳しか見るものはない。後ろの景色を気にしながら、時々振り向きながら降って行く。(危ないおっさんですな。)

適当な所で車を停め、例によってまた車内でおさんどん。スキーの定番【どんべいてんぷらうどん】


その後【うしげの湯】に立ち寄るがまだ準備中。時刻は12時半。【王滝の湯】は遠すぎる。結局【欅の湯】へ。お値段もお安いことだし。

真っ昼間の19号線、渋滞もなく至ってスムーズ。中津川でちょっと渋滞したが概ねスムーズ。早く帰るのも偶には良いものだ。
帰ってから給油すると、335km走って26L。なんと13km近くに伸びている。渋滞が無いとこんなに好成績。カルちゃん、燃え尽きる前の最期の輝き?


2008年04月13日10時30分00秒 記

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