花を求めて

今日も今日とて春日和。
晴れ男の復活です。
では久々に足を延ばそ。
花を求めて馬の背へ。
ぐるりと湯ノ山一周Hike。


20080405

お彼岸も過ぎたし日も長くなった。
それでも早朝は暖房無しではチトきつい。軟弱おじさんのtanuoさんは、白み始めた空の下暖房を効かせながら一路御在所へ向け車を走らせるのである。
名古屋市内を通過する頃には周りもすっかり明るくなっている。季節の移ろいは気付かぬ内にやってくる。なんたってもう四月、後3月足らずで夏至なのである。ゲゲッまたひとつ齢を重ねてしまう。
至る所桜が満開である。昨日近所を走り回っていたら、公園やら学校やらどこもかしこも満開だった。柔らかな春の陽射しを受け、淡いピンクの花々が木全体を包んでいる。それが淡い空のブルーと良く似合う。何となくアンニュイな午後の陽射しにその風景が溶け込み、これまたアンニュイな春の午後を演出している。軽い眠気につい欠伸が漏れる。(運転しながら危ないな〜)
四日市手前、23号線沿いは桜並木が続いている。そうかもう桜の季節だったんだなあ。昨日も近所の桜をしっかり堪能した筈なのに、もうそんな事を忘れ今道路横に続く桜に感心している。こういったボケが発生するのも春の魔性の所為なのである。全く寝ぼけてんだか起きてんだか。

菰野町に入るとスカイラインの通行状況の案内。「4月30日まで工事の為、滋賀県側へは通り抜け出来ません。」こんな文面じゃあ武平峠までは行けるのかと誰でも思いますわなあ。てっきり行けるものと思いスカイラインへ。ところが鳥居道キャンプ場の上のゲートは閉鎖されたまま。日本語の使い方の解らないお役人様がいらっしゃるようだ。「冬季閉鎖中」のままの表示にしておいてくれれば誤解も無いだろうに。困ったお役人様である。「もう一度小学校やり直したら?」
これでまたガソリンを無駄にしてしまった。いくら値下げしているからって、無駄に走ればCO2も余計に放出されるのである。「えっ、毎週こんな所へ来る事自体が無駄だって?」そう言われてしまうと身も蓋も無い。

7:00 a.m. 湯ノ山、奥の駐車場着。とんだ遠回りのおかげで無駄な時間を食ってしまった。
Iさん夫妻は既に準備を終えている。Iさんも武平まで行けると思いスカイラインゲートから引き返して来たとの事。誰だってそう思いますわなあ。

7:10 a.m. でっぱつ。
もうすっかり春だ。先週ほど寒くもない。今が一番良い季節。1年中春と秋なら良いのに。

スカイライン道端にはスミレが咲いている。見上げれば樺類の花穂が垂れ下がり黄色の花粉を撒き散らしている。ああ春ですねえ。I can't stop the 花粉症 堪えき〜れず 鼻水が〜止まらな〜い。

涼しさのおかげか大汗をかくでもなく順調に歩を進める。天気も良いし、今日は花を求めて馬の背まで一回りするか。

急ぐ旅でもないので地蔵岩に寄り道。風も無くのんびり遊ぶ。


8:25 a.m. 北谷テラス着。
所々雪が残っており気温も割りと低め。傍のマンサクもやっと花びらが出かけたばかり。
里の麦畑がビロードのように見える。四日市辺りは春霞でボーとしている。

頂上直下のガレまで来ると遥か北に御池・藤原が望める。どちらも山頂付近の雪はかなり小さくなっている。春霞の所為で白山は見えない。同様に乗鞍・御岳も見えない。


9:00 a.m. 富士見岩展望台着。


9:10 a.m. 朝陽台着。

遊歩道をそぞろ歩き。望湖台へ向かう。
観峰碑を過ぎた辺りの日当たりの良い南斜面を、タテヤマリンドウを探しながら目を凝らして行く。
「あった!」一輪、二輪。今年初めて。


9:30 a.m. 望湖台着。雲ひとつ無い青空の下、雨乞岳が正面にドカ〜ン。

スカイラインゲートが開いていたら、今頃はあの上の雪と戯れていたであろうに…。
南に目をやれば鎌の奥に鈴鹿南部の山並みが霞んでいる。

その後記念碑下の日当たりの良い斜面へ。ここもタテヤマリンドウが群生する所だが今日はまるで駄目。遊歩道に出てシロヤシオの大木の下まで行くと、ここにも二輪だけ。これから蕾が出てくる所なので踏み込む訳にも行かず、撮影は断念。そのまま峠道へ。


10:10 a.m. 武平峠着。小休止の後、鎌に向けてでっぱつ。


10:40 a.m. 展望岩着。


11:05 a.m. 鎌ヶ岳山頂着。

祠の横の雪は跡形も無く消えていた。やはり春ですなあ。
お辞儀をしている祠にこちらもお辞儀をして拍手。
山頂南側で大休止。燃料補給とIさんが沸かしてくれた紅茶を頂く。銘柄はアールグレイ。実は私も最近はこれに嵌っている。しかしなあ、こんなものの味を覚えてしまうと、もう山の定番【馬のションベン:日東紅茶】が飲めなくなってしまう。

11:35 a.m. そろそろ出発。花を求めて馬の背へ。イワウチワ、咲いてるかな〜。

岳峠から尾根へ。この尾根は真冬でも天気が良いと暖かい所だ。今日は地表からの熱気でムンムンしている。
その暖かさの割りに花は無い。ショウジョウバカマがチラホラ程度。白ハゲから下に期待しましょ。ここの上下で温度はぐっと違う。

12:00 白ハゲ通過。

花、未だ早し。雲母峰との分岐手前のアシビは、たわわに花を付けているがまだ粒が小さい。
隣のアカヤシオは花芽が少し膨らんでいる。

分岐を馬の背側に折れると、足元にはバイカオウレンがいっぱい。先々週犬星滝近くでいっぱい咲いていたから、二週間でここまで駆け上がって来たってことか。

長石谷への分岐を分け尾根を直進する。
相変わらず現れるのはショウジョウバカマばかり。坊主で帰るのも癪なので一枚撮っとく?

白砂青松のザレ尾根を行く。Iさんお好みの場所だ。今日は木々の新芽と、黄色も鮮やかな樺類の花穂がいっぱいで、一層明るく目に映る。

イワウチワの葉っぱはそこらじゅうにあるが、花芽となる新芽らしきものはあっても全く膨らんでいない。
じゃあシキミの花でも撮っとくか。

大分高度を落とし、湯の峰が近付いてきたところで蕾を発見。後数日で開花しそうだ。

もう少し降れば咲いているだろう。と期待が膨らむ。
しかし、その後は行けども行けども膨らんだ蕾すら無い。代わりにアシビでも写しとこ。

半分諦めていたところ、半開きの蕾を発見。これくらいが一番可愛い。開きすぎると色も薄くなってしまう。

う〜ん、良いものを見せてもらった。今日はこれだけでも充分満足。たったこれだけの為の大回りも納得できるのである。tanuoさんは高望みをしない謙虚なお人柄なのである。
その後またパッタリと花はなくなってしまった。日陰には花期の長いバイカオウレンが群生している。ついでにこいつも撮っといてやれ。

三岳寺への下降場所で尾根を折れる。尾根を直進しないようヒモで遮ってある。束ねた枝で足元も遮ってある。
昔はよく直進してしまったなあ。直進してもバスセンター近くに降りられるが、そこから温泉街を登り返すのは苦痛である。
ヒモのおかげで間違える事もなく三岳寺へ降りられる。降り始めてとうとう発見。

今年お初です。しかしこれ一輪だけ。この辺りイワウチワ、イワカガミの大群落ですが、他には全く咲いていない。ここでこの状態だと後は望み薄。でもこの一輪だけで充分満足。

13:30 展望台着。

ここから下は三岳寺の札所巡り。もう何も無かった筈。と思っていたら、Iお父さんが道を外れた日当たりの良い所にイワウチワの群落を発見。そこらじゅうにいっぱい咲き誇っている。

この大成果! 謙虚なtanuoさんに御在所の神様からのプレゼントです。
ロリコンのtanuoさんはやはり開ききった成熟したものより、開きかけの年の頃なら17-8の乙女に魅力を感じる。
蕾を見ると、皆左巻き。ふとピンクレディーの歌が思い浮かぶ。
「私、ピンクのサウスポー、私、ピンクのサウスポー。」
そして、「セクシー、あなたはセクシー、私はイチコロでダウンよ。」
そうロリコンのtanuoさんは開きかけの蕾にセクシーさを感じるのである。
つい口に出して「蕾がセクシー。」と言うと、Iさんに笑われてしまった。アホウなtanuoさんなのである。
北半球の杉等の樹幹の襞は殆どが左巻きである。台風も左巻き。南半球ではこれが皆右巻きとなり、地球の自転が関係しているらしい。
なら、イワウチワも南半球に移植すると右巻きになるのであろうか。一度やってみたい気もする。
…などとしょうもない事をいつも思いつくアホウなtanuoさんなのである。

13:50 三岳寺境内に降り立つ。
三岳寺の白木蓮の大木はまだ開花前。やはり時期的に早すぎたか。それでも最期に賜ったイワウチワの群落に大満足のtanuoさんであった。

温泉街をエッチラオッチラ、駐車地目指して登って行く。

14:20 車に帰着。
今日は思わぬ大収穫だった。御在所の神様に感謝しつつ温泉めざして駆け下る。


2008年04月06日09時30分00秒 記

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