春の訪れ

一週空けたら山は春。
空の色、風、木々の芽の膨らみ、せせらぎの音とその輝き。
なにもかもが春を謳っている。
季節の移ろいについて行けない私。
身体だけでなく心の老化に驚かされる。
こうやって老いてゆくのかなあ。
いつまでこうやっていられるのかなあ。


20080315

先週は鈴鹿も久しぶりの好天だったそうな。
そうだわなあ、スキー場も終日雲ひとつ無い晴天だった。でも御在所に来ていたら相変わらず悪天になったのだろう。御在所の神様に嫌われちゃったかな?
御岳の神様につきを貰ってきたおかげで今日は久々の晴天。なんたって御在所の御岳神社は本家御嶽山の分家である。分家の分際で本家に逆らえる訳がない。という訳でまた暫くは晴れ男が約束される筈である。(ホントかなあ?)

先週の情報では山は大雪との事だったが、麓から見る限り殆ど消えている。昨日の雨で融けてしまったのだろうか。今年は降り始めが遅く根雪が無いので融け易かったのだろうか。
山頂付近には白い雲が纏わり付いている。本家に対し多少は逆らっているようだがそれも時間の問題だろう。

7:00 a.m. 湯ノ山、奥の駐車場着。
Oさんがお待ちかね。気温も高く外で待っていても寒くはなさそう。おもむろに仕度を始めているとTさんもやってきた。Iさんは唐松へ行くそうで今日はパスとの事。天気も良いし後立山も最高だろうなあ。でも私なら山なんて登らずスキーに終始してしまうだろうなあ。スキーなら五竜より八方の方が良いなあ。もう長い事行っていない。偶にはかみさんに内緒でコソッと行ってみようかな?

3人で出発。偶には本谷でもと思ったが、堰堤からゴウゴウと水が流れている。雪解けも進んでいるのだろう。天気も良いしやはり今日も中道から。見晴らしの良さで中道に勝る所は無い。


驚くほど雪が少ない。というか下の方には全く残っていない。オバレ石の下辺りからやっと疎らに現われた程度。
尾根に出てからやっと雪らしい雪がお目見え。しかしグサグサの腐れ雪。こりゃあ先が思い病まれますなあ。
キレットを過ぎるてからは腐れ雪の連続。風も無く気温も高く暑くて堪らん。もう春の薄着に替えないと。
腐れ雪に足を取られながら行く。雪のおかげで背が高くなりザックにつけたつるはしが木の枝に引っかかり歩き難いったらありゃしない。

8:15 a.m. 北谷テラス着。ここまで来ると風が通る。いやかなり強い風で身体が飛ばされそう。それでも真冬のような冷たさはなくただ寒いだけ。この雪が消える頃には傍のマンサクも花を付けるのだろう。

ここからの掘割は雪の階段。夏より歩き易いが気を抜くと腐れ雪を踏み抜き股まで潜る。
岩稜帯まで来ると様子が変わっている。鎖のある所、右側の岩が崩れ落ちていた。邪魔な岩が無くなり返って歩き易い。

いずれも上から見た様子です。落ちた岩、一体どこまで転がって行ったのだろう。
トラバース道は雪がいっぱい付いている。融けてはいないが相変わらずグサグサである。Oさんは地獄谷下降に食指を動かしていたようだが、この雪ではコクイ谷の歩行は大変である。結局鎌の左股下降に予定を定めたようである。
上のテラスから辺りを見回す。木の幹の周りが雪解けで穴が空いている。春らしい景色である。


8:50 a.m. 富士見岩展望台着。
風の所為かロープウェイは止まっている。本谷の雪も見る限りグサグサのド腐れである。行かなくて正解。


朝陽台経由で遊歩道へ。スキー場もハゲハゲである。人工氷瀑も痩せ細り憐れな姿。

アゼリアから先は先週は背丈ほどの積雪だったらしいが、今日は除雪がしてあり舗装面が出ている。道の両側が壁になっており先週の様子が伺い知れる。
山頂一帯はまだガスの中。分家と本家のせめぎ合い。望湖台へ行っても景色は期待できない為パス。喫茶Oの開店の為一本杉へ急ぐ。
風の当たらない一本杉で雪面を均す。そしてツェルトを被りコンロに点火、喫茶Oの開店です。ただでさえあまり寒くないのに火を焚いたらサウナ状態。熱気で顔が火照ってくる。
それでも寒いの大嫌いのtanuoさんには丁度良い暖かさなのである。
尻から根が生えてしまいまたまた大休止。やはりお年寄には暖かいお部屋が必要なようで。
さてぼちぼち出発。今の時期、ツェルトから出るのもそう辛いものではない。季節は春なのである。
そして相変わらずズボズボやりながら峠道を降りて行く。いつしか上空の雲もとれ青空が広がってゆく。

10:35 a.m. 武平峠着。

小用を済ませでっぱつ。
グサグサではあるが、出だしの雪壁が面白い。わざわざツルハシを出し直登。折角持ってきたのだから使える所では使いましょ。
相変わらず腐れ雪の連続である。ズボズボ踏み抜きヨレヨレです。稜線上の道は左側に大きな雪庇が張り出し、軟らかい所為か大きなひび割れが出来ている。
日当たりの良い所はすっかり雪が融けてしまい、融け残った雪面に木の陰が長く伸びている。


11:20 a.m. 三ツ口谷源頭部着。
すっかり雪が融けてしまった。先週は一面腰くらいの積雪だったそうだが、たった一週間でこの変わりよう、自然の力って凄い。

雪の多い夏道を避け旧道の尾根へ登る。


頂上直下の雪面もやはりグサグサ。嵌り込まないよう歩を進めるが、やはり踏み抜く。下が空洞の所もあり抜け出すのも大変。


11:45 a.m. 鎌ヶ岳山頂着。
祠は雪から出ていたがまた前に傾いている。鳥居も出ているが積雪は鳥居とほぼ同じ高さ。これでも先週からは大分融けたようだ。


さて、小休止の後はOさんご要望の左股。長石尾根への降り口が解らないほど様子が変わっている。横の木と同じ高さまで道の雪が積もっている。
ここを暫く降り、左側が開けた所でその雪原に飛び込む。雪が軟らかく足を取られながら降りて行く。
左股下降点まで来ると明瞭な足跡。先週Iさん達が降った跡のようだ。積雪が多く傾斜もなだらかになっている。おまけに相変わらずのグサグサでスリップ注意の必要なし。それどころかスリップしなさ過ぎに注意しなきゃならない。3人揃ってズボズボの連続。いい加減疲れてしまう。Oさん曰く「楽しようと思って来たのに、こんなに疲れるとは思わなかった。」


三ツ口谷に出てからも相変わらずズボズボ。ああ、先頭は歩きたくない。
大汗をかきながら降り続ける。せせらぎの音と陽光に輝く飛沫、底に写る模様がいかにも春を演出している。

沢の水量はいつに無く多い。小滝もド迫力である。


13:15 三ツ口ダム着。
久しぶりの青空を湖面に映し、湖水は春を謳っている。

スカイライン沿いのアシビも蕾を大きく膨らませている。ダムの辺りではマンサクも咲き始めていた。
たった一週間で冬から春へ。今年の御在所は慌ただしい。


13:40 車に帰着。
暖かい午後の陽射しを受け片付けもの。雨が降っていないだけでこんなにも快適なのです。
ヨレヨレになった足を労わりながら温泉目指して駆け下って行く。


おまけ
今年になってから温泉はずっとヘルシーパル湯ノ山。(経営者が変わり名前も変わっているが新しい名前がちっとも覚えられない。)
去年は600円+Tax30円だったのが、今年は500円それも内税。そして先々週なんとかカードってのを作ってくれて、温泉一回毎にスタンプを捺してくれて10個捺してもらうと温泉一回サービス。デフレですなあ。
それで暫くはここを贔屓にしようと思っている。

ゆったり寛いで出てきたら目の前には梅が満開。
ここにも春がいっぱいだった。



2008年03月15日22時20分00秒 記

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