滝見Hike

期待してなかったが霧ヶ滝はそこそこの氷結。
見上げると奥の天河滝も淡い朝日に白く輝いている。
「思ったより冷えたのかな?」儚い期待が頭をもたげる。
巻き道から回り込み天河滝正面へ。
「ショボッ!」やはり氷の着きが悪い。
「やっぱりな。」空振り氷見、肩すかし。


20080202

夕べかみさんにダメモトで聞いてみた。「カルちゃん貸して。」
意外にも「いいよ。」 Auで行くのをあんなに嫌がっていたのに。
てな訳で本日は久しぶりにカルちゃんで出動。
カルちゃんに乗り込んでからふと思う。「御在所は相変わらず寡雪だろうし、偶には嗜好を変えてみるか。」
幸い今日はオールマイティーのイラン人の車ときている。これなら変な所で擦ろうがぶつけようが痛くも痒くもない。
そうだ、田立へ行こう。これだけ暖かいと完全氷結していないだろうが、多少は凍っているかもしれない。
という事で一路田立へ。
未明のドライブ、愛岐道路で多治見へ、多治見からは19号。スキーへ行く車が多少目立つが至ってスムーズである。
元越のコンビニでエサの調達。ドライブインは営業していない。ここで停まる車は全てコンビニ目当てである。昔はスキーバスであんなに賑わっていたのに、長野自動車道の開通で長野方面へのバスは停まらなくなってしまった。おまけにスキー人口の減少が重なり、ドライブインも営業を止めてしまったのだろう。「冬枯れや、つわものどもが夢の後。」
元越を出て暫くすると急に渋滞。どうやら信号機による自然渋滞のようだ。いつの間にか周りはスキーの車ばかり。
「まいったな〜。」時刻はもうすぐ7時である。「スキーへ行くならもっと早く出ろよな〜。」
こんなのにお付合いなんてしておれん。と坂下へ折れる。坂下から木曽川の対岸道路で田立へ行こう。
川沿いの道に出ると工事による通行止めの看板!「田立への通り抜けは出来ません。」の案内。 「ギョエ〜。」諦めて引き返す。えらいタイムロス。遅れついでに坂下の街から恵那山の写真でも。

「う〜ん、恵那山も雪が少ないなあ。」
その後19号線に戻り渋滞のお付合い。賎母大橋を渡り次の信号でやっと19号とおさらば。その後は至って順調に田立の滝へ。

7:50 a.m. 田立の滝、駐車場着。
以下、イラン人の車(カルちゃん)の姿です。右前フェンダーの凹み、そこからリヤまで続く擦り傷、リヤバンパーの割れ等、あわれな姿です。


8:10 a.m. でっぱつ。

外気はちっとも冷たくない。これじゃあ氷結は望み薄。
と言いながらも、暫く行くと小滝の氷結が望める。

道に雪は残っているが大分前のものでガリガリに締まっている。ザクザクと音を立てながら行く。雪が融けた所は田立特有の落ち葉の散歩道。サクサクと乾いた音を立てながら行く。当然無精者のtanuoさんはまだスパッツも着けていない。
昔からこの辺りは積雪は少ない。積雪が無い方がよく冷えるのである。偶に大雪が積もる事もあるが年に一度あるかないかである。

8:50 a.m. 螺旋滝着。降り始めると対岸に大きなツララ。「わっ、綺麗!」思わず声がでてしまう。

そして螺旋滝も綺麗に氷結している。ここはいつも日が当たらないので融け難いのである。

元の道へ戻り登り続ける。


9:05 a.m. 霧ヶ滝着。
期待してなかったが霧ヶ滝はそこそこの氷結。
見上げると奥の天河滝も淡い朝日に白く輝いている。

「思ったより冷えたのかな?」儚い期待が頭をもたげる。
巻き道から回り込み天河滝正面へ。

「ショボッ!」やはり氷の着きが悪い。
「やっぱりな。」空振り氷見、肩すかし。


9:30 a.m. 天河滝の上へでる。

暫く前から雪を踏み抜き靴に雪が入り冷たい。広い所でスパッツを着ける。


9:45 a.m. 不動滝着。真下まで行って氷瀑を仰ぐ。
氷の窓から水がほとばしり出て、シャワーのように滝下に降り注いでいる。「お〜チミタイ。」

龍ヶ瀬の大きな滑滝は雪の下。氷も分厚そうなので沢の中を行く。


10:20 a.m. 最期の丸渕も雪の下。この辺りになると微かに残っていた踏み跡も姿を消し、そこらじゅうでズボズボと潜りながら行く。

さてここからは林道への登り。夏道は捨てて登り易い所から直登。膝程度の潜り込みだったのが登るにつれ深くなってくる。ヤッケ代わりに合羽のズボンを履く。
パサパサの雪で踏んでも踏んでも固まらない。傾斜が増して来ると胸まで潜るようになる。ゼーハーゼイハー、息が切れる。いつでもギブアップは可能だが、時間もある事だしとりあえず林道まで這い上がろう。
あそこが林道、と見えているのだが一向に進まない。嵌り込むと首まで潜る。斜面から首だけ出てるって他所から見たら気持ち悪いだろうなあ。視点が低いのでより急傾斜に見える。


11:10 a.m. やっと林道に辿り着く。ヒェ〜草臥れた。

結局ここの登りだけで50分も費やしてしまった。
林道の雪は足首から膝下程度。密度が濃く割りと締まっている。この分なら天然公園まで行けそう。
昔の記憶でも、ここはいつもこの程度の積雪である。御岳辺りで雪を落として来るのか空気は乾燥している。そのおかげで滝も氷結し易いのだろう。そしてこの林道、主稜線の南側斜面でありいつも風が弱く穏やかである。真冬の厳しさもなく、これで日が射していれば全くの日溜まりHikeが楽しめるのである。
とは言え締まった重い雪は疲労を誘う。数日前の締まった雪でも気温が低く固まらないのでやはり潜る。これで風が強ければクラストして潜る事もないのだが…。(無いものねだりは年の所為?)
暫く行くと急に雪が深くなった。膝上まで潜りそれが延々と続いている。この雪の質で膝上はひとりではきつい。おまけに今日は林道までの登りでいい加減疲れている。車の中にワカンを置いてきた事が悔やまれる。まさかこんな所でこんな雪に出会うとは。勝手知ったるなんとかでタカを括っていた。「舐めたらあかん、舐めたらあかん。雪道舐めずにこれ舐〜めて! ノーベル。」天童なにがしの歌が聞こえる。
「じゃあ、今日はここまで。」諦めが良いのがtanuoさんの長所である。いや諦めではなく状況判断と言って欲しい。
かくしてtanuoさんは今日も勇気ある撤退を選択するのである。(グータラなだけ。)
帰りの足は速い速い。あっという間に先程の場所へ到着。降る前に風の陰で燃料補給。

11:45 a.m. 下降開始。傾斜と言い滑らかさと言い余りにも綺麗な雪面なので、自分で付けたステップを外しバージンスノーに突入。
??? いきなり無重力体験。深く柔らかい雪に身体の自由を奪われもがけどもがけど地に足が着かない。下に向かって落ちて行く事も出来ない。「こりゃあかん。踏み跡へ戻ろう。」登りと同様一歩一歩足場を作りながら踏み跡までトラバース。やっと辿り着き一安心。
後は50分かけて作ったステップを切り崩しながら走り降りる。その速い事、速い事。あっちゅうまに丸渕へ。そのまま沢に沿って来た道を引き返す。


12:20 不動滝。薄日が射しだし先程より青みが綺麗。


12:30 天河滝。ここも薄日が射し綺麗だ。

滝の落ち口から氷の漏斗に水が吸い込まれて行く。面白い造形だ。

滝上からあちこち氷の造形を楽しむ。

そして谷の遥か向こうには恵那山がデカイ。


12:45 天河滝の下。午前中と比べグンと暖かい。おかげで氷の崩落が多い。ああこれでまた氷がショボくなってしまう。

それでも右岸寄り最上部には形の良いシャンデリアが出来ている。幾重にもつららが重なり青みを帯びた清廉さは氷瀑の魅力である。

逆擂鉢状に堆積した氷屑を登り滝の傍まで行く。
溢れ出た水が氷屑の急斜面を急流となって流れ落ちやがてその中に吸い込まれて行く。飛沫の踊りが写真で解るだろうか。

そして真下から滝を仰ぎ見る。

ぼちぼち降る事にして最後の勇姿を。


13:00 霧ヶ滝。ここもシャンデリアを大写しで。


後は退屈な降り道。観光用に名付けられた木とその名の看板を話の種に。
さすが銘木の里、木曽。檜を始めいろいろな大木が林立している。

しし岩の看板だけは昔からあった。しかし35年の歳月を経ているにはチト奇麗過ぎる。作り直したものだろう。


13:50 車に帰着。道具を片付け出発前に協力金を。
「あれ、小銭が無い。」そうだ今朝のコンビニで使ってしまったのだった。小銭をかき集め170円。しゃーない。今日はこれで勘弁して貰おう。次に来る時は不足分+αを入れるからね〜。

14:00 でっぱつ。ここは帰り道に温泉が無いんだよなあ。柿其や阿寺まで行くのはかなり遠回りだし…。
それじゃあ今日は我家の【水道水温泉、田圃の湯】で我慢しよう。
車の中がチト汗臭くなってしまうが。

この時間帯は19号線は空いている。渋滞知らずで順調に家路を辿る。


2008年02月03日10時30分00秒 記

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