名残りの紅葉

紅葉もそろそろ見納め。
来週辺りは湯ノ山まで降りているだろう。
山頂辺りは冬枯れの季節。
もうすぐ楽しい雪の季節。


20071110

今日は曇り。菰野町に入っても鈴鹿の山並みはガスの中に隠れて見えない。こんな日はやはり御在所。綺麗に下草の刈られた登山道ならズボンを濡らす事は無い。
秋口から野登へ行こうと思いながら、いつの間にか紅葉の季節が過ぎてしまった。あそこの杉の古木の下の道は紅葉の頃は本当に気分が良いのだ。真っ青の空の下、陽光を浴びて輝く紅葉の下の散歩道。冷んやりとした透明感のある大気を感じながら歩くあの道は、なんとも気持ちの良いものである。
残念ながら今日の天気ではその快感は味わえない。おまけに往路の下草はしっかり露を宿し、歩く人の脚を水浸しにしてやろうと待ち構えているに違いない。

6:55 a.m. 料金所跡駐車場着。
先週とは打って変わって車が少ない。おもむろに仕度を始める。

7:10 a.m. 出発。小雨がぱらつき冷んやりとした中を行く。今日は傘を新調してきた。通勤時に鞄に入れていた物でまだ全く傷んでいない。無傷の傘を山で使えるなんて出世したものだ。これだけで凄くRichな気分である。
中道を登り始めると山肌が見えるようになる。結構鮮やかに色付いている。その前線は先週よりずっと下へ降りてきている。冬枯れ前線もまた頂上付近から中腹辺りまで降りてきている。

曇天のため発色が悪いのが残念。
振り向けば鎌ヶ岳手前の長石尾根、日陰尾根末端の斜面が紅葉真っ盛りである。シロモジの黄色が鮮やかで遠目にも鮮やかに染まっている。


7:50 a.m. 岩棚着。ここから見下ろすとかなり下まで色付いている。

いつの間にか雨も上がってしまった。濡れを気にする事もなく軽快に歩を進める。
足元には雨に濡れた紅葉が鮮やかに佇んでいる。


8:00 a.m. キレット着。


8:35 a.m. 北谷テラス着。
菰野富士辺りにガスが纏わり着き幽玄の世界。無彩色の山水画である。

上部テラスから見下ろす景色は、今日は既に冬枯れ色。先週がやはりピークだったようだ。
このあたりからは枯葉の中を行く。


8:50 a.m. 富士見岩展望台着。朝陽台経由で武平へ向かう。
遊歩道は名残りの紅葉。散り残った黄葉と地面に積もった落ち葉の中を行く。

峠道から西隣の尾根を見るとその東面がやけに綺麗に色付いている。山頂一帯は冬枯れでも、ちょっと降れば紅葉の世界。

正面の鎌ヶ岳も冬枯れ前線に追い立てられ紅葉はかなり下までさがっている。


9:30 a.m. 尾根上の岩稜帯。隣の尾根の紅葉が鮮やか。
点々と赤いヤシオ類の紅葉もあり、暫しここで休憩。移ろい行く紅葉の季節の名残りを惜しみながらのんびりしよう。

久しぶりに紅茶を沸かす。じっとしていると冷えてくる。薄手のセーターを着込む。そうだ、まだ夏と同じ格好をしていたんだ。寒い筈ですわ。冷え切った身体に暖かい紅茶が旨い。

降りながら振り返ると御在所南面の紅葉もかなり綺麗。特に黄色がよく目立つ。


10:30 a.m. 武平峠通過。ああまだこんな時刻だというのに、軟弱の虫が騒ぎ出し、足が勝手にスカイラインへ向かってしまう。
まあいいさ。鎌まで行ってもどうせ何にも見えないだろうし。この程度でも週に一度身体を動かしておけば、多少老化は遅らせることができる。
スカイラインから見上げるとなかなかの発色。

スカイライン沿いの黄葉を愛でながら行く。


10:50 a.m. 表道に合流。

三ツ口ダム辺りも黄葉真っ盛り。

う〜ん、鎌へ行かなかったのは正解かも。だって上の方はもう紅葉が終わっていたし、スカイライン沿いの黄葉は楽しめなかっただろうし…という事にしておこう。


11:40 車に帰着。
駐車地辺りは車がいっぱい。先週ほどではないが路肩駐車が多い。天気の回復を待ってから皆さんやってきたようだ。
時刻もまだ12時前。混み始める前に早く温泉を済ませちゃおっと。


2007年11月10日20時15分00秒 記

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