紅葉狩りHike

ドッピーカンの日本晴れ。
今年の紅葉大当たり。
鈴鹿にしては極彩色。
あっぱれ、あっぱれ、日本晴れ。


20071103

朝から滅茶苦茶良い天気。
先週の雨の穴埋めか、自然はきっちり帳尻を合わせて来る。
好天に誘われて菰野町役場前から早朝の御在所を。頬ほんのりと赤らめて、恥じらいがちの御在所である。


6:50 a.m. 料金所跡駐車場着。
好天のおかげで早朝から凄い人出。今日は混むぞ〜。それなら今日は静かな所へ回りましょ。
久しぶりに国見岳へ回るか。ついでにハライドまで足を延ばそう。


7:05 a.m. 出発。ぞろぞろと人が歩いている。つい先日新聞に御在所の紅葉が載っていた。今朝の車の中でも紅葉狩りの名所のひとつとしてラジオで紹介されていた。中部山岳と比べてぐっと見劣りすると思っているのは私だけなのだろうか。 宣伝効果で人が来るのは良いが、ロープウェイを利用して頂かない事には商売に繋がりません。皆さん歩かずにロープウェイに乗って下さい。
出だしに何組かをパスしたらその後は割りと静かな山歩き。まだ早いせいか。

東方にある雲の隙間から日が当たりだした。
御在所が急に鮮やかに輝きだす。山肌の色付きもまずまず。いや近年稀に見る発色の良さかも。


7:40 a.m. 地蔵岩着。

ピンと張り詰めた冷気、カラフルな山肌、秋の山旅の持ち味である。冬枯れ前線に追い立てられるように紅葉前線が山を駆け下ってゆく。山裾の湯ノ山が紅葉の盛りを迎える頃には、山頂一帯は冬枯れ色に染まるのである。日溜まりが恋しい枯葉色の世界となるのである。
行く秋を惜しみつつ、その秋色を愛でながら歩を進める。

キレットを過ぎ凹角の手前、樹林下の薄暗さから一転、急に周りが明るくなる。
見上げれば極彩色の万華鏡。この辺りは毎年紅葉の綺麗な場所である。


8:05 a.m. 北谷テラス着。ここから見上げる富士見岩尾根は毎度のビューポイントなのだが、東方の薄雲に陽光を遮られ発色が悪い。

暫く待つが一向に晴れる気配が無い。諦めてでっぱつ。


8:15 a.m. 何年か前に切り倒されたシロヤシオ、道の真ん中に飛び出していたその切り株が根こそぎ取り払われていた。

そう邪魔になる訳でもなかろうに。春にはいつも枝いっぱいに花を咲かせ、丁度息が上がりかけた頃に眼を癒やしてくれていたものが切り倒され、その後は切り株を見る度にその思い出に浸っていたが、その切り株も跡形も無く掘り起こされてしまった。こうやって年寄りの思い出がどんどん無くなってゆく。


8:20 a.m. 岩稜帯に飛び出す。

まずまずの発色。テラスへ急ぐ。

枯葉色に近いのは鈴鹿の紅葉の特徴か、鮮やかさに欠けるがこれもまた好し。


8:35 a.m. 富士見岩展望台着。


8:40 a.m. 朝陽台着。


遊歩道をそぞろ歩き。望湖台へ向かう。
青空を背景にシロモジの黄葉が鮮やかだ。


9:00 a.m. 望湖台着。


三角点から国見峠へショートカット。この時期スキー場内は芝生の養生の為人が入らないよう柵が張ってある。柵の外の薮を漕ぎ登山道へ出る。
おかげで笹に宿した朝露でズボンがぐっしょり。もうこの季節では冷たくていけません。ぼちぼち冬物に替えるか。


9:35 a.m. 国見南面テラス着。

柔らかな秋の日差しを浴びながら燃料補給に小休止。
静かな中、微かにコールが聞こえる。ぼちぼちアイゼンワークのお稽古の季節か。皆さん頑張ってますなあ。

そろそろ出発。まずは石門から。


10:00 a.m. 国見岳山頂着。

国見山頂からヤシオ尾根へ向かう。
国見尾根北面の紅葉が綺麗。

山肌の暗い翳と、陽光を受けて輝く紅葉、暗い中から浮かび上がるそのコントラストの強烈さが、より一層鮮やかさを際立たせる。
離れて観る紅葉は北面に限る。


10:15 a.m. 青岳着。


10:20 a.m. キノコ岩に寄り道。


木漏れ日に輝く紅葉、黄葉を愛でながら尾根道を行く。

尾根上のヌタ場には枯葉の毛布が敷かれいかにも暖かそう。でももうこの季節では、猪もヌタ場通いは止めたようである。

この尾根道から降ってゆく明確な踏み跡がある。以前は微かなものだったが今でははっきりそれと解る。そして傍の木にはテープ印まで付けられている。
一部の好事家の間で評判になった○○○への踏み跡らしい。
暫く前、Net上でもよく取上げられていたが、そこへ案内する為の目印を紹介する記事があるかと思えば、そこが荒れる事を危惧し「紹介なぞするな!」と言うものもあった。
誰しも取っておきの場所のひとつやふたつはあるものである。その場所での感動を共有したいという気持ちがある反面、内緒にしておきたいという気持ちもあるものである。
Net上の写真を見る限り、鈴鹿なら何処にでもありそうな場所のように思える。沢筋の源流近く、苔むした巨石がありその下から水が湧き出している。高度的には低く照葉樹の樹林帯の中で、秋には枯葉が辺り一面を覆い尽くす…。
名前だけが独り歩きしてしまった結果、こんな論争まで起こったのだろう。そしてこれほどはっきりとした踏み跡ができるほどに人の行き来も多くなってしまったのだろう。当然この地は踏み荒らされてしまったのだろうが、別にここだけに始まった事ではない。鈴鹿に限らずどこの山も以前とは比べものにならないくらい踏み荒らされているのである。だからと言って行くな、来るなとは言えない。山歩き人口が増え、それも暇にまかせて週に何度も行かれる方ばかりとなると当然の事である。
で、これだけ明瞭な踏み跡があっても私は行かない。来るなと言う人がいるのも理由のひとつではあるが、たとえ行ってもたぶん何も感動しないだろうと思うからである。人それぞれ感性が違う。その場に感動した人達の感性をたぶん私は持ち合わせていない。行ってもただ「ふ〜ん。」の一言で終わってしまうだろう。
最初の発見者の感動の裏には、その当時抱えていた問題、悩み、歓びなどが関連付けられて、本人にしか解らない感情が移入されているものである。今の私のように感性の欠片もない精神の老化した爺には、最早どんな素晴らしいものでも感性を揺り動かす事は出来ないのである。

やがて尾根は急な降りとなり、木々の隙間からハライドが望めるようになる。ちょうど真正面、眼の高さである。

こちらが降れば降るほど、正面のハライドは競り上がって行く。

振り向けばヤシオ尾根も見上げるほど高くなっている。


11:05 a.m. 腰越峠着。

さあここからもう一登り。

11:15 a.m. ハライド着。

小休止の後、降り始める。この後まだ不動谷までアップダウンが待っている。
一旦腰越峠から分岐まで戻る。ここから右側の尾根に沿うように行く。谷沿いの道から見上げると紅葉が透過光に輝いている。赤や黄色の光のシャワーを全身に浴びながら秋日和の散歩となる。


二度のアップダウンの後、割谷の尾根に出る。もうここからは降るだけである。
振り返るとハライドが見送ってくれている。

尾根筋の明るい道を行く。ショートカットで急な沢を降り山岳寺跡へ出る。鬱蒼とした山岳寺跡を抜けると明るい不動谷沿いの散歩道。

12:05 北谷に合流。出合の紅葉がまた一段と綺麗。


12:15 中道分岐から中道へ。
中道途中から見上げる御在所は昼過ぎの陽光に照らされ朝とは違う色の衣を纏っていた。


12:45 車に帰着。
スカイライン沿いは路駐の列。両側駐車で危なくて道路が通れない。皆で停めれば恐くなくても、歩くこちらは恐くて堪らん。人の迷惑を省みないのが日本人の常識。気配りする人が非常識。それを見て育つ子供もそれを常識と思い込む。こんな文化が日本文化。あ〜、また余計な事を言ってしまった。
なにはさておき温泉温泉。混んでないといいなあ。


2007年11月04日10時40分00秒 記

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