秋日和 雨乞岳

もうめっきり秋。
鈴鹿にも爽やかな季節の到来。
それじゃあチョット遠回り。
ぐるっと雨乞、爽やかHike。


20071013

今日もゆっくりペース。遅れついでに菰野町役場から御在所の山並みをパチリ。


御在所へ向かいながら考える。チョット天気が悪そうだが久しぶりに雨乞岳にでも行くかな。先週に引続き体力回復の為、少し歩こう。しんどかったら杉峠から降りれば良いし。

7:15 a.m. 蒼滝橋駐車場には常連さん。今日は久しぶりにOさんもいる。声をかけそのまま武平峠へ向かう。

7:20 a.m. 武平峠着。今日は道路沿いの駐車場。中へ入れて腹でも擦っちゃあたまらん。
外へ出て仕度を始める。そうこうしている内、Oさん、Iさんも到着。

7:30 a.m. 出発。曇っていた空もだんだん良くなって行く。今日は曇りじゃなかったのかな? 悪運の強さに驚くが、こんな事で運を使い果たしてしまったら後でどんな災厄が降りかかるとも限らん。ほどほどにしとかないと・・・。
Oさんの話では、ついにクラ谷でもヒルが棲息し始めたとの事。そして歩き始めて暫くすると道の真ん中でヒルを発見。イトミミズのような大きさ。紛れも無いヒルだ。こんな所にいるなんて。こんなに涼しいのにいるなんて・・・。いよいよ鈴鹿通いもお仕舞いか。
こんなもの見てしまったらもう迷いようが無い。なんのためらいもなく群界尾根へ入る。
季節はすっかり秋である。多少の登りにも息が上がる訳でもなく、汗をかくでもなく快調に歩を進める。


8:45 a.m. 三人山着。ワイワイガヤガヤやっているうちにもうこんな所まで来てしまった。

一旦降りここから東雨乞への登り。単調だがダラダラと長い登りに汗が滲む。いや結局は大汗をかいてしまった。
傾斜が落ちてきたところで後を見る。御在所、鎌の山並みが大きい。

そして足元には可憐な秋の花々。

ここから山頂までが思ったよい長いのだが、今日は足元の花を見ていたらあっという間に着いてしまった。

9:35 a.m. 東雨乞着。

風も強くなく、穏やかな天気である。
展望を楽しんでいると、Oさんが「喫茶東雨乞の営業です。」久しぶりにOさんのホットコーヒーを頂く。暖かいコーヒーが旨い季節の到来です。


9:55 a.m. 大休止の後、本峰へ向かう。東面の木が一部紅葉しかけている。


10:10 a.m. 本峰着。いつのまにかすっかり良い天気になってしまった。風もなく穏やかでお日様がポカポカと暖かい。いつの間にか、お日様の恋しい季節になっていたのです。

杉峠へ向かう。笹が刈り込まれて歩きやすい。感謝感謝。


杉峠からイブネに向かう。ジネグの跡の裸地に蕨なのかシダが群生している。雨乞岳からもその濃い緑がはっきりと見えていた。自然の回復力の強さには驚かされる。こうやって植生が移り変わって行くのだろう。そしてまたいつか笹が以前のように繁茂する時がやって来るかもしれない。

左目峠への分岐が近付くと紅葉が散見できるようになる。
中にはすっかり色付いているものもある。

左目峠を越えイブネの登りにかかる。
後から日に焼かれ少々暑い。それでも気温の低さのおかげかすこぶる爽やかである。

11:15 a.m. イブネの末端に飛び出す。ここからは平坦な高原上のお散歩。

この辺りの笹はもう殆ど見られなくなった。代わりに単子葉の雑草、苔、シダに覆われている。そして島のように点在するアシビの群生。そのうち入道北西部のようにアシビ林になってしまうのかもしれない。

11:25 a.m. イブネ北端着。

大休止して燃料補給。
クラシの方から話し声が聞こえる。と思っていたら4人連れが歩いてきた。「もう暫くするとあの辺りにひょっこり顔を出すよ。」なんて言っていたら案の定。
そのひとりがIさんの知人に似ていると言い、声をかけたら返事が帰ってきた。結局その本人だった。
急遽合流して南東尾根から小峠経由で愛知川へご一緒する事に。その前に燃料補給を済ませる。

その後石楠花ジャングルを越えながら尾根を降る。
ブッシュと格闘しながら小峠へ降り立ち、そこからガラガラの谷を上水晶出合に向けて降る。

12:45 上水晶出合着。
ロートルおじさんはもう草臥れ果てたのでコクイ谷から戻ろうと思っていたが、Iさん達は御在所経由で戻るつもりらしい。疲れてはいるが、クラ谷がヒルのテリトリーとなっているのならコクイ谷も推して知るべし。献血するくらいならもう一登りを選ぶ。かくして老骨に鞭打ちながら上水晶を辿る事となった。
暫し同行のご一行様と別れを告げ、さあでっぱつ。(しかしつらいなあ。)

13:05 根の平分岐着。ここへ来るのも久しぶりである。

後は国見峠を目指しひたすら歩く。汗を搾り出しながら自分自身を叱咤激励しながら行く。
この辺り栗のイガがいっぱい落ちている。群界尾根も結構落ちていたが、ここはその比ではない。そういえば夕べかみさんに言われていたのだった。「栗が落ちてたら拾ってきて。」でもなあこんなチッコイの食いようが無い。どうせ殆ど虫に食われているだろうし。それでも大きめのものを拾ってお土産にする。

地獄谷は腐葉土で汚いだろうとパス。久しぶりに上水晶沿いに行く。
国見峠手前の大岩で小休止。岩の上からイブネと先程降ってきた尾根を目で追う。
小休止の後は国見峠からもう一踏ん張り。

14:20 御在所の遊歩道に跳び出す。さあ後は降るだけ。それも武平峠まで。今日は武平峠で車が待っている。
午後の山頂を観光客に混ざって行く。カモシカセンターも建物の解体が進んでいる。観光資源が減りロープウェイのお客さんも減るのだろうなあ。いずれロープウェイも廃業となるのだろうか。一度くらい乗ってみても罰は当たらないだろうが、先立つものが払えないtanuoさんなのである。


15:35 車に帰着。片付けものを済ませ、温泉目指して一直線。
しっかし今日は草臥れたなあ。身体の衰えを身に染みて感じているtanuoさんなのである。

おまけ
今日拾ってきた栗です。

大きいものでも私の親指の先くらい。
かみさんに見せると笑われちゃいました。でも「ツヤツヤと綺麗ね。」この一言で「ホッ。」


2007年10月13日22時35分00秒 記

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