秋の予感

暑さ覚悟で出かけてみれば、
意外なほどの爽やかさ。
吹くは涼風さわさわと、
陽射しの強さも忘れるほど。
それにつけても絶不調。
お腹が鈍痛、力も入らぬ。
今日も今日とて軟弱Hike。


20070811

今日から夏休み。
先日来の体調不良、まずは調整、リハビリHike。SAVASもしっかり摂ってきた。
早朝からドッピーカン。カンカン照りなら木陰の散歩にしときましょ。と思っていたら、鈴鹿の上には分厚い雲。山はガスかな? それならそれで好都合。

7:00 a.m. 料金所跡駐車場着。ザックに腰掛け靴を履きながら考える。「中道には分厚い雲。景色が楽しめないなら久しぶりに本谷でも。本谷なら陽が射し始めても中道のように後頭部を焼かれる事は無い。そうだ、今日は避暑。本谷-上水晶-コクイ谷とWater Frontを楽しむ事にしよう。」


7:10 a.m. でっぱつ。こんな時刻でもまだ車が少ない。皆さん夏休みで本番へお出かけかな?
まだ合歓の木に花が咲いている。リョウブの花も大分草臥れてきたような。

見上げると山頂付近のガスが薄くなり幽玄な雰囲気。いかにも仙人が住んでいるような…。あれだけ霞があれば仙人さまも満腹するに違いない。

久しぶりの本谷。今日はまだ誰も通っていないとみえて蜘蛛の糸がやたら纏わり付く。神経質な私はこんな事でも不快なのである。(じゃあ山なんか行くなって?)
谷に入ると蜘蛛の巣もなくなり軽快そのもの。プロテインのおかげか身体が軽い。いや、荷が軽いのだった。5月以降生活道具を家に置きっぱなし。ガサガサザックじゃ格好が付かん。と言いながらペタンコザックは軽くて快調。年寄りにはこれくらいの荷物がお似合いかな?


7:40 a.m. 不動滝着。既にシャツは汗でぐっしょり。風も無く蒸し暑いが気温は意外に低い。おまけに曇りのおかげで日に焼かれる心配も無い。

巻き道から再び谷に戻ると視界が開けると同時に風も出てきた。濡れたシャツから気化熱を奪い凄く爽やか。

大岩の上まで来ると陽が射し出した。ハンカチカーテンで後頭部にバリアを張る。
日が当たっても涼風のおかげでちっとも不快ではない。「ラニーニャの夏にしては涼しいな。」

荷が軽いおかげかプロテインのおかげか、はたまた涼しさのおかげかグイグイ高度を上げてゆく。
心臓が少々苦しいのはやはりプロテインのおかげか。これってドーピング?指定薬物以外はドーピングに当たらないってのも変だ。中国選手は漢方薬で平常時以上のパワーを出しているが、そのうち禁止薬物として指定されるようになるのだろう。ロイシン、イソロイシン、バリン、ナイアシン程度ならドーピングに当たらないので安心して摂取しよう。そしてそれが健康管理に繋がるのならこんな良い事はない。

樋状の滝を巻き、谷筋に戻る。威圧的な三角岩が無くなり谷が凄く明るくなった。新緑と晴天の所為かもしれないが、開放的で清々しい。

ここから上は流れも涸れ、石ころの上を辿る。見上げれば朝陽台南側の岩壁が屏風のように立ちはだかり日に輝いている。足元に目をやれば可憐な花が点々と咲いている。深緑の本谷も綺麗なものである。

先程から大勢の話し声が聞こえると思っていたら6号鉄塔に大勢の人。保守点検の人達か。

ドンツキが近付くと山頂のガスもとれ青空が眩しい。あ〜本当に今日は暑くなくて良かった。これで風がなかったら正真正銘灼熱地獄。暑さには全く抵抗力の無いtanuoさんなのである。(寒さにも弱いくせに…。)

おっ、シモツケソウが現れだした。まだ咲いていたんですねえ。シモツケソウをフンヅケソウ。

そしてモウセンゴケの花園には…、おっチラホラ咲いてます。

その上にはまたもやシモツケ。


8:55 a.m. 大黒岩展望台着。対岸の屏風岩の前を薄いガスが登ってゆく。常に谷風が吹き上げ日差しの強さにも拘らず冷んやりと心地良い。これはもう秋の気配。そう、お盆には山はもう秋の気配が漂い始めるんだよなあ。

小休止の後ぼちぼちでっぱつ。
すっかりガスが晴れ透過光に輝くヤシオの葉が綺麗。


9:20 a.m. 望湖台着。

西端の岩の上に腰を降ろし暫し休憩。カラッとした涼風が吹きとても爽やか。「今日はコクイ谷で避暑!」と思っていたが望湖台で充分涼しい。腐葉土ドロドロの地獄谷なぞ下って行かなくても、もうここで充分。
日差しは強いが首筋だけカバーしておけば良い。ゴロンと横になりお昼寝タイム。
うつらうつらしていたが人の声に我に返る。そういえばアブもブンブンと煩い。【五月蝿い】じゃなくて【八月虻い】かな?
無視してもう暫くまどろむ。


10:10 a.m. 御岳社の日陰へ場所を移す事にする。やはりここは入れ替わり立ち替わり人が来るので鬱陶しい。

こちらも落ち着かない。ぼちぼち道草食いながら降ることにする。
しかしまあ軟弱もしっかりと板に付いたもんじゃわい。若い頃は軟弱である事に後ろめたさを感じたものだが、この歳ならまあ相応か。無理をしない謙虚さも年並みに必要である。…と開き直っているtanuoさんなのである。

それにつけてもこの胸の苦しさは何なんだろう。いや、単に胃が痛いだけだ。なんでこんな身体になってしまったのだろう。身体の丈夫さだけがとりえだったのに、これでとりえは何も無くなってしまった。みぞおちの辺りが痛いと腹に力が入らない。腹に力が入らないと何もしたくなくなってしまうのである。首も回らないし頭も回らないし、困ったもんです、ハイ。
さて、天指し岩の上で首の筋肉のトレーニングでもしよっと。ついでに胃袋のトレーニング、おにぎり一個の負荷を与える。


11:30 a.m. 武平峠通過。迷うことなく左折。
後はいつものショートカットルート。

11:50 a.m. 三ツ口ダム通過。ここまで来るとやはり暑い。


12:05 車に帰着。
しっかり汗をかいた後は温泉でリハビリ。
この時刻ならしっかり空いているだろう。
さあ温泉浸かって極楽極楽。


2007年08月11日22時40分00秒 記

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