梅雨明けHike

やっと明けた今年の梅雨。
梅雨明け一番、御在所通い。
涼しい西風そよそよと、
噴出す汗も爽快に。
季節はずれの爽快Hike。
てくてくヨタヨタ熟年Hike。


20070728

二週空けて三週ぶり。
蒼滝橋Pに生徒さんの車は無い。「珍しいな。本番にでも出かけたかな。それじゃあ今日は歩きましょ。」
てな訳で料金所跡まで直行。トンネル西のPにも既に何台もが駐車していた。
「梅雨も明けたし今日あたり混むだろうな。丁度良かったかな。」

7:10 a.m. でっぱつ。生活道具一式を家に置いてきたので異常なほど荷が軽い。軽いに越した事はないがあまり軽過ぎるのも落ち着かない。「まっ、良いか。」

スカイライン沿いはリョウブが満開。去年はさっぱりだったが今年は当たり年のようだ。と言ってもあまり目立つ花ではないので皆さん気付かないかな?
そして合歓の木も満開である。こちらは赤い色なのでよく目立つ。


登りにかかるといきなり大汗が噴出す。二週空いちゃったからなあ。おまけに最近は楽ばかりしてたし…。
岩登りごっこは楽チンである。1ピッチ毎に確保の為休んでたんじゃ体力は衰える一方である。心肺機能を高めるあるいは維持する為には20分以上連続して負荷をかけなければならないそうである。スタカットで登ってたんじゃ無酸素運動でしかないのである。だからおまけで鎌まで歩こうと心掛けていたにも拘らず、つい軟弱癖が出てしまいグータラの連続。これじゃあ衰える筈だわ。

早くもバテ気味で足元がヨタつく。バランスを崩しあっちへフラフラこっちへヨロヨロ。齢5?の誕生日、寄る年波には逆らえませんわ。


息を整える為地蔵岩で休憩。冷んやりとしたそよ風が心地良い。梅雨明けとは言えまだ北西からの冷気が強く崩れ易そうな天気だ。午後は雷雨になるかもしれない。今日も早仕舞いするかな〜。(相変わらず軟弱君の勢力下にあるのである。)

一休みしたらやっと身体も馴染んできたようだ。相変わらず汗は滴り続けているが胸の苦しさは落ち着いてきた。荷の軽さも手伝って軽快に飛ばして行く。

北谷テラスを過ぎた辺りからエゾハルゼミが姦しい。ゲーキョゲーキョケケケケケケケ…。数年前に切り倒されたシロヤシオの辺りまで来ると、今度はウグイスの大合唱。ヘタクソな奴がいてそれが殊の外騒がしい。ケキョケ、ケキョケ、ケキョケ…。もうちょっとまともに鳴かんかい。
岩稜帯手前でK君とご対面。なんと5ヶ月ぶりの御在所だそうである。仕事が忙しいそうだが結構な事である。窓際おじさんはチョッピリ羨ましいような…。

上部テラス脇にはリョウブがまだ咲いている。スカイラインで満開だったからこの辺りはもう終わっているかと思っていたが…。花期が長いのだろうか。シロヤシオはもう実を付けている。やることが早いですなあ。


8:45 a.m. 富士見岩展望台着。


8:50 a.m. 朝陽台着。


遊歩道を行く。山頂一帯もリョウブが満開。

こちらはウグイスに代わりホトトギスがうるさい


暫く行くと変わった花を発見。花付きがリョウブに似ているがガクアジサイのような花が数本出ている。何かな〜。その傍のアシビもすっかり実が付いている。誰に言われるでもなく、自身でしっかり季節を感じ季節通りの勤めを果たしている。偉いもんです、ハイ。


9:15 a.m. 望湖台着。

暫し岩の褥に横臥する。北西からの風が強く寒いくらいだ。いかん、本当に昼から雷雨になるかもしれん。という事で早々に武平に向けてでっぱつ。

ところどころアカヤシオの葉っぱが色付きかけている。気の早い樹木はどこにでもいるものである。お盆には紅葉も拝めるのである。


10:05 a.m. 武平峠通過。久しぶりに鎌へ向かう。ややもすると易きに流れがちな軟弱精神に鞭を入れながら行く。健康な老後を送るためにも日頃の鍛錬に精を出す。

10:30 a.m. 展望岩着。
やはり湿気が多く景色が霞んできた。まだ梅雨が明けきっていないようだ。夏本番の猛暑というほど気温が上がっていないおかげで今日は快調だ。

そのくせ御在所の降りからずっと蝉時雨の連続である。エゾハルは姿を消し、ずっとヒグラシの蝉時雨である。
やはりヒグラシの声は風情があって良い。



10:55 a.m. 鎌ヶ岳山頂着。久しぶりに祠に拍手。

大休止の後、三ツ口谷尾根コースから降る。結構薄雲が広がってきた。その内雷雲が発生するかもしれない。
そんな訳でつい早足になる。
谷コースと合流。山頂付近では途絶えていた蝉時雨がまた鳴り出した

11:50 a.m. 大滝下着。


12:00 堰堤上の石庭着。石の褥に横臥して暫く目を閉じる。相変わらず蝉時雨が聞こえている。遠くなったり近くなったり。哀愁を帯びた物悲しい鳴声が反響しあいより一層ものの哀れを感じる。
急に辺りが明るくなり目を開く。真上の木の葉が透過光に輝いている。どうやら晴れたり曇ったりで大きな崩れはなさそうだ。


三ツ口ダム手前にシモツケソウ。こんな乾いた所じゃあ霜も露も付きません。なのにシモツケソウとはこれ如何に? たぶん語源は下野の国(栃木県)から来ているのだろうなあ。間違ってたらゴメン。


12:45 車に帰着。この時間帯なら温泉も空いていてゆったり出来る。軟弱おじさんにはこれくらいのペースがぴったり。えっ、こんな事してたらまたメタボ予備軍になってしまうって?



2007年07月28日22時00分00秒 記

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