みたび 皐月晴れ

てっきり雨と思っていたら、
今日もまたもや皐月晴れ。
そんなバナナ、皐月晴れ。
なんちゅう悪運、皐月晴れ。
しっぺ返しに要注意。


20070630

昨夕には雨もあがり本日もまた皐月晴れ。と言う割りに湿気が多く蒸し蒸しする。
今日は思いの外早く着いてしまった。Iさんは未着である。果報は寝て待て。
暫くするとご到着。準備をしてでっぱつ。
歩き始めるといきなり大汗。そう、明日からはもう7月。梅雨だというのに雨にも降られず、GW明けから皆勤である。お互い悪運の強さを讃えあう。

7:50 a.m. ピョンの耳。滴る汗を拭いながら一息いれる。好天だと思っていたのに山頂付近はガスがかかっている。「降られてもそう酷くは無いだろう。」いつもながら自分勝手な判断である。まあゲレンデだからなんとでもなるさ。

ずっと昔、クレッターで来てて雪に降られた時はビビッたなあ。あれに比べりゃ、たとえ土砂降りでもどうって事はない。薄く被った湿雪ほどビブラムにとって厄介なものはない。


8:05 a.m. 藤内沢出合着。辺り一面エゴの木の落花の絨毯。

正面のバットレスは低く垂れ込めたガスのためボ〜としか見えない。ポツポツと小雨が顔に当たる。
菰野の街に目を遣ると、街並みは日に照らされている。それとは裏腹にこちらは曇天雲の中。
やはり3回も続けて梅雨のさなかの皐月晴れに当たるなんて事にはならなかったか。


8:15 a.m. テストストーン。

ソールを張替えたばかりの山靴ではあるが、思ったよりよく滑る。新品の靴に使っているビブラムと張替え用のビブラムとではゴムの質が違うのではないか?とよく感じる。張替え用は滞留在庫を使っている為、賞味期限切れになっているのではないか?
それでもスニーカーよりはずっと良い。中央部の細かなスタンスでも騙し騙しなんとか登れる。
遊んでいると時折雲が飛ばされ青空が覗く。一壁がカッ日に照らされたかと思うと、すぐまた雲に覆われてしまう。雲の流れが無茶苦茶速い。上の方は風も強そう。

よく滑ると思ったら細かな雨が降り続いている。日が照ると瞬時にテストストーンも乾き、急にフリクションが効く。

こんな天気なので今日は我々だけの貸切かと思っていたら、ゾロゾロと登ってきた。こんな天気でも来るんだなあ。感心しちゃいます。えっ、我々も同類だって?
しっかり遊んだ後おもむろに行動開始。


今日はIさんにもトップで登ってもらう。
Iさん曰く、トップで登ると時間が短く感じるそうだ。きっと緊張して頭もフル回転しているのだろう。岩登りの楽しさはやはりトップでなきゃあ解かりません。

後ろの人達、ちっとも来ないのでのんびりペースで行く。途中のテラスで大休止。見通しの効かないヤグラのコルで食事するより眺望の効くところでランチを摂る方が余程美味しく頂ける。

【レストラン前尾根】でランチを摂った後はコルに出て荷物を片付ける。そして今日も早仕舞い。所用で早く帰らなきゃならない。という訳で中道から降りる。中道途中のササユリハンティング。と言ってもとるのは写真だけ〜。とって良いのは写真だけ。残して良いのは足跡だけ。ん? アメリカの国立公園のキャッチフレーズみたいだな。
という訳で毎度の如く尾根通しに裏道に合流、その後は山頂から中道へ。
途中3ルンゼへの降り口へ。先程通ったやぐらのハゲ頭を見下ろす。ノコギリ岩やハライドも。


12:00 富士見岩展望台着。
なんだかこの景色、久しぶりだなあ。

降るに連れてだんだん天気が良くなって行く。ガスっているのは山頂一帯だけか。


そして本日のお目当てササユリを御覧下さい。


13:35 車に帰着。
さあ早く温泉に浸かって早く帰ろう。


2007年06月30日21時55分00秒 記

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