皐月晴れ PartU

梅雨の合間の皐月晴れ。
今日もまたもや皐月晴れ。
悪運強き晴れ男。
その内来るさ、しっぺ返し。
それもまた、宜しからずや皐月晴れ。


20070623

昨日の雨が嘘のよう。今日も朝からドッピーカン。
天気の良さとは裏腹に23号は流れが悪い。大型車が両車線を塞ぎノロノロの連続。「う〜、苛つく〜。」
なんでノロノロで右側を塞ぐかな〜。痺れを切らせた大型車までが隙間のできた左側から追い抜いて行く。右折場所を探しているのかな? なんにしても困ったもんです。ハイ。
四日市市内でやっとパスり、後は軽快に湯ノ山街道を行く。
今日は曇りなら御の字と思っていたのに、我ながら感心するほどの晴れ男ぶりである。あ〜、後が恐い。
こんなに良い天気なら早朝の御在所の山並みでも撮っておこうと、菰野町役場経由で。


6:50 a.m. 蒼滝橋手前の駐車場着。今日も珍しく車が少ない。
ふと見るとIさんの車の横にOさんがいる。今日はOさんもご一緒して超初級岩登り講習会。

7:05 a.m. でっぱつ。
まるで秋の空である。雲母峰の上の青空がとても綺麗。


木漏れ日の下、裏道を行く。今日も爽やかタバコが吸いたい。
北谷の沢水を愛でながら行く。

日向小屋前にはちょっとした植物園。暫く行くとササユリも咲いている。


7:20 a.m. 四の渡し。雨上がりで水量が多い。


7:35 a.m. 藤内小屋着。
小屋横のテストストーンで足慣らし。と言っても、私ゃ今日もスニーカー。爪先がめくりあがり右側のは立てません。左側のは結構フリクションが効く。
Oさんには是非チムニーを経験して貰いたい。でもこれじゃあチムニー上の垂壁は難しそう。じゃあ、お二人に引っ張り上げてもらうか。…全くいい加減な性格である。困ったおっさん!
見上げると新緑が朝日に輝き眩しいくらい。

小屋裏のササユリも咲いていた。夕べまでの雨に打たれ少々お疲れ気味。ああ、咲いたばかりの無垢の姿が見たい。…贅沢ですな。そんなもんそうそう出会えるもんじゃありません。

直ぐ傍のコアジサイも今が見頃。小さな花をしっかり開きこの世の春を謳歌している。


7:55 a.m. ピョンの耳着。ここのササユリはまだ蕾。ピンクに染まり先も少し綻びかけ。
初々しい姿にそそられる。…あっ、ロリコン丸出し。

ウツギの花も満開。青空を背に楚々とした姿が堪りません。


8:10 a.m. 藤内沢出合着。眩しい。いつみてもここからのバットレスは威圧的で美しい。

滝となりほとばしる沢水を眺めながら1ルンゼ出合へ。中俣から滝となり流れ落ちる1ルンゼも偶には良いものである。

暫くテストストーンでお稽古。相変わらずスニーカーはよく滑ります。
左端の簡単な所を手を使わずに登っていたらOさんも真似る。ムムッ、おぬしやるな!手を使わない方がちゃんと足に乗れて様になっている。そうか、こういう方法で練習させた方が皆さん飲み込みが早いかも。
暫く遊んだ後、巻き道からチムニーへ。来週辺りからクラックも登るか。ソールの張替えも済んだと聞いているし。(今日の帰りにシャモニで受け取ってきます。)

8:40 a.m. チムニー下着。今日はまだ誰もいないようだ。おもむろに準備をする。IさんがOさんにザイルの扱い方や確保の仕方を説明している。無精者の私は面倒な説明がパス出来て大助かり。
しかしIさんの記憶力には感心する。一言も逃さず人の言う事を聞いていたようだ。こんなに真剣ならのみこみも早い筈だ。でも下手な冗談は言えないな。真に受けられても困る。
それに今の人達の登り方と旧式な私の方法とは少々違いが見受けられる。何事も大雑把な昔流では変な癖が付いてしまうかもしれない。かといって今風の方法を覚えるのも面倒だし…。

チムニー下でピッチを切る。確保しながら写真をパチパチ。新緑が眩しい。岩の照り返しが眩しい。本当に良い天気。2週続けて梅雨の合間の皐月晴れ。日頃の行いが良いとこうしたものです。

チムニー上でOさんを確保。四苦八苦しながら登ってくる。フェイスには慣れていても、こういった内面登攀は初めての人には苦しい。でもそれなりに楽しさを満喫できた事でしょう。慣れてくると本当に楽しいものです。
で、ラストのIさんはスイスイ登ってくる。流石に手馴れたものです。
そしてその上の垂壁。二人に先に上ってもらいラストで行く。うう〜、死ぬかと思った。さすがにスニーカーはこんな所ではスリル満点です。チビってしまったかな?


P-5手前で人の声。かなり大勢いる。珍しくお年寄りばかり。中高年のイワノボラー達。それでもみなさんペタペタ靴を履いている。気さくなおかあさんは直ぐ話しかけている。なんでもこの夏、北岳バットレスや前穂北尾根に行くのだとか。そして山靴とは別にこのペタペタ靴も持って行き履き替えるのだとか。
へ〜、今は山屋もペタペタ靴で登るのか。山靴が荷物になるだろうに。それともベースに置きっぱなしで空荷に近い格好で登ってくるだけだろうか? なんか変なの!
ただ季節の良い時に行って来るだけが目的になっているような。「常に冬を想定して。」って考え方は今ではもう化石となってしまったのだろうか。それにしても北尾根でも3-4のコルから降りようとすれば雪渓の上である。ペタペタ靴では歯が立たない。5-6のコルだって多少雪は残っている。きっと前穂から吊尾根、奥穂、ザイテン経由でベースに戻るのだろう。「ペタペタ靴でそんな大回りも大変なんじゃないか。」とも思うが…。
そんな大変な事するくらいなら山靴で登った方が楽チンだと思うのはイニシエ親爺の考えですかねえ。第一あんなペタペタ靴に拘る事自体、理解に苦しむ。あんな靴でしか登れないのならいっそ止めてしまえば良いのに…。
あっ、また毒舌を吐いてしまった。もう止めよ。

渋滞の中のんびりペースで行く。久々の渋滞である。休み時間が長くてちっとも体力は付かない。そして直ぐ後ろにも中高年二人組。心得たものでのんびり構えてござる。
まあこれだけのんびりしていれば、トップで登りながら写真撮影の時間がとれて、これもまた良し。


P-3下で渋滞待ちの時間を使いY級フェイスへ。
まずスニーカーの私が敗退。Oさん、Iさんは登れそうなのに用心して敗退。上で確保していれば登れそうな様子だ。
僕もペタペタ靴買っちゃおうかな?(ないしょないしょ。)

前が空いたところでP-3へ。チムニー上で追い着いてしまい、チョット遠くのビレイポイントへ。
二人とも至ってスムーズに登り終えそのままコルへ。ラストは私、シンガリ親爺。またの名をミッテル親爺。
11:35 a.m. 登攀終了。道具を片付け大休止。
先週ここで休んでいた時、Oさんは国見のテラスから我々を双眼鏡で見ていたそうだ。我々も「あっ、あそこに人が居る。」なんて言っていたのだ。なんだにらめっこしていたのか。
今日も誰か見てるかな〜。

先程の中高年イワノボラー諸氏がヤグラを登っている。
来週あたりぼちぼちヤグラへも行くかな。こんなことばかりやってたんじゃ本当に登れなくなってしまいそう。

気が付けばもう12:00 思いの他時間を食ってしまった。
温泉も行かなきゃならないし、靴も取りに寄らなきゃならないし、今日は鎌はパス。それにスニーカーじゃあまた足裏が痛くなりそうだし…。
てな訳で峠道のササユリ探しの後エスケープする事とする。いや〜全く軟弱ですな。

尾根通しに裏道へ。


へっへっへ〜。今日はまだ長袖のままです。少なくとも裏道へ抜けるまでは脱ぐ訳に行きません。だって薮で擦り傷だらけになっちゃうんだも〜ん。
山頂遊歩道に抜けたところで半袖姿。う〜ん、爽やか。


12:45 望湖台着。時間のせいか凄い人。おまけに今日はあまり風が無い。
端っこの岩の上でまたもや大休止。足を投げ出しのんびりと寛ぐ。


暫し雑談の後、峠道へ。
成果はゼロ。展望台直ぐ下にあった蕾も根こそぎ無くなっている。その少し下のも見当たらない。
どうも誰かが盗掘したとしか思えない。たちの悪い連中はいつの世にもいるものである。ホント親の顔が見たいわ。不躾の親には不躾の子しかできない。不躾の連鎖は未来永劫続くようである。
それとも笹が少し刈られていたが、気付かず一緒に刈ってしまったのだろうか。半端な刈り取りにも困ったものである。こんなメインストリートは人が通っている限り道が無くなる事は無い。街中の公園のようにしたいのだろうか。善意でやっているつもりかもしれないが、やっている人の考えが理解しがたい。
あ、あ、あ、また愚痴を言ってしまった…。
なんの収穫もなく武平峠からエスケープ。今日は時間もあるのでスカイラインのショートカットは止め登山道を辿る。一時期笹が生い茂っていたこの道も最近はジネグの影響かめっきり元気が無くなった。ただでさえ笹の元気が無くなっているのにわざわざ刈らなくても良かろうに。あっ、また言ってしまった。くどいですね、もう止めます。

14:00 三ツ口ダム通過。


14:25 車に帰着。
なんだかんだで結構いい時刻。温泉目指して出発。その後は靴を受け取りに行かなくっちゃ。


2007年06月24日2時25分00秒 記

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