朝明 春景色

馬の背、宮妻、その次どこだ。
朝明行きたし、駐車料金払えん。

とかなんとか言いながら来ちゃいました。
人には言えない駐車地哀し、
チョットしんどい林道歩き。
何処でも停めれた昔が恋しい。


20070428

久々にカルちゃんでご出勤。
駐車地を選ばないヘビーデューティーさ。
それでは今日は朝明へでも。
てな訳で一年ぶりにやってきました。
春のうららの朝明巡り。

久々の千草からの鈴鹿の山並み。ちょっと湿気が多く霞んでいる。この辺りから望む御在所が好きだ…なんだかんだ言いながら、何処から見るのも好きなんじゃないか。

朝明入り口の狭い道を通過し完全舗装の2車線道路を行く。
便利になったものだ。昔はダートの洗濯板。こんな言葉すら今の人は知らないのだろうなあ。
ある程度のスピードを出せば振動も小さくなり、横滑りを楽しみながらの走行が懐かしい。今ではそんな事が出来る所はほとんど無い。
春色の山肌を楽しみながら一路水無しへ。

6:45 a.m. 水無しのトイレで朝のお勤め。

7:00 a.m. 仕度を済ませでっぱつ。
風が強く少々肌寒いが天気もまずまず。民家の八重桜や散り残った山桜を楽しみながら行く。
松尾尾根に入る。いきなりの急登。息があがらないようにゆっくりペースで行く。
暫く行くとイワカガミ。日当たりが良いせいかあちらこちらに結構咲いている。高度的にもこの辺りは低いからなあ。

冷んやりとした風が心地良い。今の時期が丁度良い時かな。
ミツバツツジもまだ早いようで花数が少ない。目を引くものがあまり無いのでひたすら歩くのみ。
グングン高度を稼ぎ振り向くとヤシオ尾根の向うに国見尾根、御在所が望める。

気が付けば大岩まで来ていた。上にあがって小休止。
ミツバツツジが目の前に。写して下さいと言わんばかりに咲いている。


一端鞍部を降りまた上り返す。右手前方には尾高道の尾根。こちらとは打って変わってアカヤシオ、コブシが山肌を飾っている。

掘割を乗り越え乗り越えしながら行く。ここを過ぎれば尾高分岐。背丈の低くなった笹を横目に、傾斜の落ちた道を抜けると、目の前がぱっと開ける。釈迦山頂から東に派生した尾根が正面に霞んで見える。ここもアカヤシオ、コブシが多い。
小休止の後、尾高道を合わせ、尾根上を行く。
暫く行くと左側が崩れた所に出る。

大陰崩れはもう少し先。流レ谷本流が突き上げている所が大陰崩れで手前にある崩壊地は全て支流が突き上げたもの。流レ谷は上部では大抵支流のガレに逃げ尾根に出る。と言ってももう入山禁止になっているのでそんな説明は必要無いか。

松尾の頭の登りにかかる。急傾斜の中をひたすら登る。目の前にショウジョウバカマが。こんな時なんだかほっとする。


9:15 a.m. 松尾の頭に飛び出す。

傍らにはバイカオウレンの群落。


9:20 a.m. 釈迦ヶ岳山頂着。

小休止の後、羽鳥峰へ。
シロヤシオの林の中の道を行く。満開の時期は見事だろうなあ。
暫く降り、大陰崩れを望む。誰かその稜線を歩いているようで大声で叫んでいる。「騒がしい御仁じゃ。」

猫岳を過ぎ徐々に高度を下げて行く。


10:20 a.m. 白滝谷分岐着。
小休止兼燃料補給。
まだこんな時刻。久しぶりに愛知川へでも。と、白滝谷を降る。
谷筋は風も無く麗らかな春の日差しを受けて、「う〜ん、極楽極楽。」少々時期が遅いが、この辺りコブシが多く楽しみながら行く。
「白樺〜、青空、南風、コブシ咲くあの丘、北国の、北国の春。」鼻歌を歌いながら行く。
学術的に詳しい方々は、タムシがどうのこうのと仰るが、(インキン)タムシも虫歯もわしゃ大嫌いじゃ。
春、山に咲くモクレンに似た花はすべてコブシなのである。…頑固親爺の独り言。


11:20 a.m. 白滝谷出合着。

やはり春ですなあ。水も温みかけていますが足を濡らすのはチト遠慮申し上げます。
と言うことで、山道から。ゼーハーゼーハー、ゼーハッハ。ほんとこの高巻きはしんどいです。

11:50 a.m. 天狗滝着。河原まで降りてパチパチ。

上から覗きこんでパチパチ。上の景色もパチパチ。

巻き道行ったり川原に降りたり。

写真を撮っていると俄かに空が掻き曇り雷鳴が。辺りは夕暮れのように暗い。グラサンのせいか本当に暗い。急いで川原から上がり木の陰で合羽を着る。着終える頃には降りだした。フッフッフ。先日合羽には防水スプレーをかけてあるのだ。おお、コロコロとよく弾く。これで通気性もバッチリ。
ヒロ沢出合手前では鳥の鳴声。「もう止むかな。」
12:45 ヒロ沢出合着。

「止むかな?」と思っていた雨も一向に止む気配がない。返って本降りになってきた。諦めて合羽のズボンも着ける。完全装備で羽鳥峰に向けてでっぱつ。
う〜、やはり蒸さる。たとえゴアでも蒸さるものは蒸さる。「う〜、クソ暑い。」鬱陶しい道。じっと我慢の子。
湿原が近付くともうすぐ羽鳥峰。薄日も差し出しもうすぐ止みそう。

13:30 羽鳥峰着。
止むかと思った雨もまた降りだした。ここからの降りがまた鬱陶しいんだよなあ。そして朝明から水無しまでまだ歩かなきゃならない。「う〜、鬱陶しい。」

急な石畳の道を降り終え林道に出る。中峠からの道をダムの上で合わせ」、根の平からの道を脇道林道で合わせる。もうすぐ水車がある**公園。そこからまだキャンプ場の中を通り駐車場を過ぎそれからまだ舗装路を水無しまで延々と歩かなきゃならない。毎度の事ながら500円を節約するのはただ事ではない。死ぬ思いでひたすた歩く。
暫くすると雨も上がり青空が覗き始めた。雨に洗われた新緑が凄く綺麗。


14:40 車に帰着。帰着直前にまた雨が降り出す。今日はずっとこんな天気が続くのかな?
濡れ物を室内に干し、三九のお湯に向けて来た道を戻る。
三九のお湯はガラガラに空いていた。今日も貸切状態。
いつもは冷たいお茶を振舞ってくれるのに、今日は熱いお茶を頂いた。「う〜ん、暖まりますなあ。」
そして風呂上りには今度は冷たいお茶。至れり尽くせりですなあ。
そして道路に出ようとした時、看板が目に付く。【有料駐車場 500円】「へ〜、温泉だけじゃあ商売にならないので駐車場までやりだしたか。」
と思うと同時にその横の文字が目にはいった。【入浴券1枚付き】
「えっ、入浴料と同じ金額ではないか。」入浴するなら駐車料金ただって事ではないか。
じゃあ、これからはここに停める事にしよう。水無しのトイレの駐車場に停めっぱなしにするより余程安心である。それにここからならそう歩かなくても良い。
顧客がして欲しいと思うことを商品とする。そして価格的にも充分納得できるものである。さすが三九さん。大したもんです、ハイ。
それにひきかえ朝明の駐車場は何を考えてんだか。今日も乗用車が11台のみ。金額にして5,500円。徴収係の日当にもなりゃしない。おまけに道路と駐車場を仕切る為コーンを並べその上に車止めの棒を渡していた。そんな備品を調達するのにもコストがかかるのである。集めた料金の使途が公表されている訳でもない。(公表できんわなあ。徴収係の給料にも満たないなんて。こんな事してたら民間企業では即倒産ですわ。脳天気のお上のやる事には開いた口が塞がりません。)
田立の駐車場の方が余程スマートだ。無人の料金箱が置いてあるだけ。その使途も看板で公表している。これだけしっかりやっていたら誰だって喜んで払いますよ。気持ちよく払う気になりますもん。
くどいけど、朝明の駐車場には意地でも停めてやらん。


2007年04月28日23時30分00秒 記

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