初滑り

退屈だ〜。
重病だ〜。
減量目的の初滑り?
軟弱スキーじゃ減量にもならん。


20070105

お出かけ前に下調べ。ん?御岳ロープはまだ雪が少ないようだ。滑走不可の斜面がいくつかある。おまけにシニア券が\3,200.と200円アップ。ああ2千円の頃が懐かしい。千円の時(ゴンドラの営業休止期間)もあったが、あんなとこリフトだけじゃ凍って死んじまう。
ついでに【おんたけスキー場】を見ると、55歳以上で\3,800. 600円の差は大きい。差額で【欅の湯】に浸かってもまだ200円のおつりが来る。
まいどしみったれた話ばかりで申し訳ありません。
最近カルちゃんの調子が良いので、これで行く事にする。1Boxのように居住性が良くないので早朝出発とし、4日の夜は家で熟睡する。昔のようにスキー場も混まないので朝出で充分。
板と靴を倉庫から出しておく。チューンナップしてないけど、まっ良いか。滑走面の滑り具合を指先でチェック。多少ワックス気が残っているみたい。

4:30 a.m. 自宅出発。信号に合せながらエコランで行く。
車自体は少ないが遵法闘争車ばかり。それぞれがマイペースなので詰まってしまう。2車線区間でもカルちゃんじゃあ牛蒡抜きは無理。諦めてのんびりペースにお付き合い。まあ良いか、8時までには着くだろう。

元橋を折れても前を塞いでいた車はいつかいなくなっていた。三岳村の信号を折れると他の車は一台もいない。雪の無いカラカラ道を軽快に走る。
御岳ロープへの登りにかかると、御嶽山の白い巨体がピンクに染まり始めた。こうなるとついアクセルに力が入ってしまう。
見通しの利くところまで登り、はい、ポーズ。ちょっと遅かったかな。赤みが消えかかっている。



継子の端の方に消え残った月がいやに白い。

7:15 a.m. 御岳ロープの駐車場着。
ちょうど日が昇り始めた時で周りももう明るい。元旦ではないがご来光を拝む。

トイレついでにセンターハウスの正面に周り、朝陽に輝く新雪踏んで、今日も滑ろよあの頂きから。


車に戻り腹ごしらえ。コンビニオニギリとお茶を頂く。全然寒くない。暖房の為エンジンをかける必要も無い。
仕度を済ませリフト券売り場へ行く。8時を回っているのに未だ閉まっている。案内を見るとリフト営業は8:30から。ゴンドラは9:00から。
昔はどこも8:00から営業してたと思う。一時期7:00からゴンドラの営業をしていた時もあったのだが。
客足が減りそこまでする必要が無いのかな。コストダウンの為かな。
時刻はまだ8:10 a.m. 退屈なのでウォーミングアップの為スケーティングで登り、ちびっこゲレンデの急斜面で崖落ちを繰り返す。

そうこうしている内リフト券売り場も開き、リフト券を調達、リフト前で待機する。

待っているとリフト乗り場のお姉さんがチェーンを外してくれた。「せっかちなお客さんだなあ。」とでも思われちゃったかな? でも「行ってらっしゃい。」の声かけは嬉しいですね。


第一リフトを降りると第二リフトも営業開始。そのまま乗り込む。
リフト下には兎の足跡がいっぱい。同じ所に複数の足跡。兎は必ず同じ所を通ると言われているが、まさにその通りですね。こんなのを見ると白秋の【待ちぼうけ】を思い浮かべてしまいます。


8:35 a.m. 第二リフトを降りる。ここまで上がると乗鞍岳がよく見えます。

写真撮影の後、今シーズンの一本め。その前にストレッチング。年寄りはしっかり筋を伸ばしてから。
まだ誰も汚していない無垢の斜面に最初の落書き。幅いっぱい使ってロングターン。ノンストップで次の斜面、そして下のだらだら斜面はクローチングで。あっちゅうまにリフト乗り場。「プファッ!」
再度リフトを乗り継いで上がる。第二リフトの途中でゴンドラ営業開始の案内放送。じゃあ次はゴンドラ乗り場に直行ね。その前に中央の写真も撮らなくっちゃ。


9:05 a.m. ゴンドラ一本目乗車。
ここからハイペース。2本、3本と乗ってもちっとも混まないのである。考えてみれば今日はウィークデー。カレンダー通りのところは今日は出勤日なのである。そういやあ車も少ないなあ。


少し飽きてきたので小回りに切替える。第三リフト一本分をと続けてみたが腰が痛くなりもう少しのところで断念。岐阜県と比べ長野のリフトは一本が長いからなあ。←いいわけです。素直に年を認めましょう。
暫く第三リフトで遊ぶ。今日は暖かくてリフトも気持ち良いです。


第三リフトに乗れば当然ゲレンデ最上部へ足を運びます。真正面の中央(アルプス)が殊の外綺麗です。


さあ、この後はまたゴンドラ回し。ロングターンの連続が爽快です。
第二リフト横の斜面がアイスバーンとかき氷になってきた。ボーダーが横滑りで雪面を押さえながら表面を削ってゆくので直ぐこうなります。困ったもんです。こちらも低速小回りに切り替えますです。ハイ。


第二リフト下側の斜面もアイスバーンになりかけ。これを嫌ってゲレンデ端に行ったら、いきなり「ガリッ。」
この感触は紛れも無い石です。石ころ表面のザラザラ感でソールが抉り取られたのが解かる。氷ならこんなざらついた感触は無い。
下まで行ったついでにトイレを済ませソールを確認。「ギョエ〜!」両方とも凄い抉り傷。「ああ、帰ってからリペアしなくっちゃ。」リペア剤あったかな?
もうあそこは絶対に通らないぞ。

時刻はもう直ぐ12時。13時くらいまで滑り続け、その後パンを齧りながら【欅の湯】へ行こう。そうすれば家にも早く帰りつける。
…しかしまあ軟弱さも板に着いたものである。
しかし滑り詰めで気付かない内に意外と疲労も溜まっているのである。バランスを崩した時のリカバーがだんだん鈍くなってきている。こんな時こそ慎重に。調子に乗ってかっ跳ばないようにしよう。
という事でだんだん小回りが多くなる。小回りすると余計疲れる。これって悪循環?


13:20 早仕舞いで車に戻る。着替えは温泉で。靴だけ草履に替える。
昼食のパンをくわえ片手運転。雪無いな〜。
ビューポイントまで降ったところで車を止めて御嶽山を仰ぐ。朝とは違った美しさである。



14:00 【欅の湯】着。汗と一緒に正月に溜め込んだ備蓄を老廃物として流す。(そんなに簡単に流せれば肥満にはならない。)
帰りの道すがら、綺麗なお山をパチパチ。良いアングルを求めてバックしたりウロウロ。また後ろから来た車に睨まれちゃった。




追記(1月8日20時30分)
この日は殊の外天気が良く見渡す限り雲ひとつ無い快晴。
ゴンドラ相乗りで進行方向に座ると中央の山並み、八ヶ岳が見渡せました。そのずっと左手(北側)、手前の山の切れ間に真っ白の山が見えます。方角からしてこれが浅間山のようです。
昨年2月18日のHiking Memo.で、写真に「浅間山?」と記入したものは、蓼科山と横岳(ピラタスロープウェイのある)のようです。ここに訂正させて頂きます。またこのページ内の写真にも記入しておきました。
なにぶん北八ツへは足を踏み入れた事がないので、安易に浅間山と思い込んでしまい申し訳ありません。


2007年01月06日00時46分00秒 記

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