今朝も暖か、暖冬の朝。これじゃあお山もカンラカラ。雪なぞある訳ござんせん。
解かっていても、御在所へ。
解かっちゃいるけど止められねえ。スイスイスーダララッタ、スラスラスイスイスイ…。
歳がばれますな。
昨日午後3時からスカイラインは閉鎖とのこと。雪もないのに何故に。決め事どおりにやっておけば、手間もかからず好都合。いかにもお役人のする事らしい。
そんな訳で今日は温泉街から最奥の駐車場へ。
既に何台かが停まっている。中には福井ナンバーの車も。山の多い福井からなんで御在所なんぞに？ There is no accounting for tasts. あんた達、蓼食う虫か。世に言う【百名山ハンター】って人達かな？
駐車していると見覚えのある車がやって来た。「Iさんお久しぶり。」なんと半年ぶりである。皆さん何かとご多忙なのである。暇なのは窓際族の私くらいのものか。
7：10 a.m. でっぱつ。気持ち悪いくらい生暖かい。寒いの大嫌いっ子の私としては有難い事なのだが、冷え込まないことには雪は降らない。痛し痒しってところか。
歩き始めると汗が噴出す。季節は秋に逆戻り。冬物を着ていたんじゃ暑くてたまらん。胸元のボタンを外し、袖口のボタンも外し冷却効率を上げる。
7：50 a.m. 地蔵岩で遊ぶ。
触〜れる、岩肌の冷たさよ〜♪ 素手でも触れる初冬や春の岩が好きだ。
8：30 a.m. 北谷テラス着。
  
まるで春のような天気。里は靄で霞んでいる。
【春霞、霞みていにし雁がねは、今ぞなくなる秋霧のうへに】
春の季語を使っておきながら秋の和歌に仕立てた人も、きっとこのような景色を見ていたのだろう。
暫しの間、千年の時を隔てた世界に身を置く。…僕って風流？
閑寂な冬枯れの世界を行く。秋の喧騒が嘘のよう。やはり山はこうでなくっちゃ。
山頂直下、ガレ下のルンゼにはちらほらと薄氷も見られる。霜柱も出来ていたようで地面の盛り上がりが見られる。こんな遠慮がちな冬景色も好きだ。雪に覆われるまでのほんの一瞬にも、それなりの妙味が味わえる。
朝陽台にはKさんの姿。暫く遭わなかったが、Iさんといい静かな山の割りに今日は賑やかだ。全く【千客万来】ですな。
暫し世間話の後、望湖台へ。
今日もロープウェイは点検の為営業休止。遊歩道も静かだ。
アゼリアを過ぎると風の陰になり文字通りの【日溜まりHike】お日様燦燦、陽射しはポカポカ。つい眠くなってしまう。ああこの一瞬、ここにもそれなりの妙味がある。
9：40 a.m. 望湖台着。
暫くパスが続いていたので、ここからの雨乞岳もチョッピリお久〜。
 
10：20 a.m. 武平峠。休憩兼燃料補給。
じっとしていると寒い。雲あしが速く風も強い。やはり季節は冬である。
冷たい風に冷やされながら鎌へ向かう。
 
11：25 a.m. 鎌ヶ岳山頂着。祠に拍手。
リザーブシートの周りにはあちこちにティッシュの残骸。雨に濡れ紙粘土のようになっている。
よくまあこんなに人通りの多い所でケツを放り出す気になったものだ。汚染されたリザーブシートは当分使えない。早く雪が隠してくれれば良いのだが。鎌は人口密度高いからなあ。
リッジ上のセカンドシートに移動し休憩。
あんなに良かった天気もだんだん薄雲が広がり始めた。陽射しが遮られるとやはり寒い。寒いのが厭なら来なけりゃ良いのに。ほんと我儘なおっさんですな。
白ハゲあたりの暖かさに引かれボチボチでっぱつ。
13：00 犬星滝に降り立つ。今日もここから三ツ口谷へ。
沢をつめる。
 
今日も尾根から降る。だんだん軟弱になってゆく。
三ツ口谷に降り立ち後は滝巡り。
14：30 車に帰着。
温泉めざして、Let's go!
付録
今日はいつもよりチョッピリ遅め。
遅れを取り戻すべく帰途を急ぐが、四日市で23号線に入るとすぐ渋滞に捕まってしまった。
のろのろ運転を耐え忍びながら行く。日はすっかり暮れてしまい通常より2時間遅れ。「こりゃ、事故渋滞だな。」
横綱ラーメンの近くで前の車が悉く車線変更している。その前には交通整理のお巡りさん。そしてパトカー。またその前にはレッカー車。丁度事故車を積み終えたところのようだ。
迷惑千番な話である。渋滞を引き起こした人は迷惑をかけた全ての人に弁償をするべきである。迷惑かけっぱなしで済ませるものだから安易に事故を起こし、またそれを繰り返すのである。「事故を起こしたら自己破産する。」というくらいの真剣さがあれば横着運転、無謀運転はしなくなると思うのですが…。
以上毎度お馴染みのおっさんの愚痴でした。
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