雪を求めて

年賀状に雪景色。
写真に撮りたし、雪は無し。
お山は冷たい霧の中。


20061210

目覚まし時計の音で目覚める。隣のベッドで爆睡中のかみさんも目覚めたようで、
「お父さん、Auで行ってよ〜。」
「ええっ。」
「今日は○○さんちへ行くって言ったじゃない。」
「ああ。」
トイレに行ったついでに外の様子を窺う。辺り一面、霧が立ち込めている。
霧が立つと言う事は天気が良くなり冷え込んだって事だろう。しかしなあ、鈴鹿はまだ雨が残っているかも知れない。そんな所へAuでは行きたくない…。
どうも気が乗らん。タイヤの交換もしたいし…。今日もパス。再度布団に潜り込む。
うつらうつらとしながら考える。もしかしたら夕べの雨が雪になり鈴鹿は雪かもしれない。そしたら年賀状用に雪景色が撮れるかもしれない。かといって再度布団に潜り込んだ後ではなかなか踏ん切りがつかない。
暫くの葛藤の後、思いきって跳び起きる。Auに荷物を放り込む前に倉庫からスパッツと手袋を出す。

四日市に入り鈴鹿の山並みが見え始める。
「ギャン。」冠雪どころか真っ黒け。「ここまで来て今更引き返すのもなあ。行くだけ行って早仕舞いしよっと。」
タイヤを軋らせながらスカイラインを行く。あっちゅうまに前の車に張り付いてしまった。車間を開けてファミリーカー運転に戻る。「もうチョット楽しみたかったなあ。」でもカルちゃんと違い、道中楽しみながら走れるのは嬉しい。

7:00 a.m. 料金所跡駐車場着。やはり日曜日、既に10台近くの車が停まっている。

7:10 a.m. でっぱつ。思ったより暖かい。昨日の雨は結構暖かかったようだ。

山頂付近は相変わらずガスを被っているが里の方は凄く良い天気。
御在所の上には消え残った月が白く輝いている。


7:50 a.m. 地蔵岩着。雪は無くとも年賀状用にと適当に撮り続ける。


8:10 a.m. 北谷テラス着。いよいよガスの中に突入。左程濃くはないが、陽射しが無くなると寒い。
寒くなる事を予想して、真冬用の肌着を着てきたがこれ正解。しかしこの時期からこんな厚着してたんじゃあ真冬はどんな恰好すりゃええんじゃい。


8:30 a.m. 上部テラス着。

年賀状に雪景色。
写真に撮りたし、雪は無し。
お山は冷たい霧の中。

8:45 a.m. 朝陽台着。

人っ子ひとりいない。こんなに静かなのも珍しい。本谷を見下ろしていると、(といってもガスで何も見えないが) 話し声が聞こえる。ロープウェイも動いていないようだし、どうやら点検をしているようだ。
さあ、今日は早仕舞い。早く帰ってタイヤ交換しなくっちゃ。武平峠へ向かう。

アゼリア前には雪が。スノーマシンで作ったものか。昨日の雨で大分解けたと見える。

カモシカセンター入り口横のベンチで風を避けて休憩。燃料補給する。ここは冬場、風を避けるのに都合が良い。閉鎖後は建物も取り壊すのだろうか。今日は思いのほか寒く、パンを齧りながらセーターを着込む。その上から薄手のジャケットを着る。なんでまたこんなに寒がりなんだろう。年々寒がりの度合いが高くなっていく。

峠道を降る。降りかけるとだんだん暖かくなってくる。
展望台まで来ると雲の下に伊勢湾が輝いている。これも年賀状の候補に撮っておく。


9:40 a.m. 武平峠着。迷う事なく左折。

スカイラインを行く。真正面に恵那山が望める。そういえば今日は朝から御岳、恵那山がよく見えていたなあ。
恵那山はまだ黒い。その下南よりに水晶のような物がニョキニョキと立っている。凝視すると、あっミッドランドスクエア!

ここまで来るとこの恰好じゃ暑い。ジャケットもセーターも脱ぎ、手袋も外す。
西多古地の滝も凍ってはいない。山頂ではどうしてあんなに寒かったのだろう。

表道に合流し修行場跡へ。この頃には日が差し始め小春日和の陽気。


ポカポカ陽気の散歩道、良いもんです。


10:25 a.m. 車に帰着。もうこの時間はスカイライン両側は路駐だらけ。まだまだ人が多いです。
擦られてないか、よーくチェックして…。うーん、やはりAuちゃん美人です。つい見惚れてしまいます。

靴も外で履き替え、荷物をトランクに放り込み、シートを汚さないようにタオルをあてて、いざ出発。雨が降っていないとホント楽チンです。
コーナリングを楽しみながら行く。…ああ、また前の車に追付いてしまった。トロトロ走るのはつらいです。

希望荘着。温泉営業の11:00 a.m. までまだ間がある。庭の紅葉でも愛でて待ちましょ。


ぼちぼち11時、着替えを持って、お財布持って、いそいそと温泉へ。


2006年12月10日19時50分00秒 記

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