【行き当たりばっ旅】三人山

ここで礑と考える。この季節七人山コルからの笹トンの笹は竹のように硬くなっている筈。
乙女の柔肌のようにデリケートな私の腕はきっと傷まみれになるだろう。
偶には郡界尾根から行ってみるか。
今日辺り三人山も落ち葉がいっぱいで気持ち良さそう。


20061021

鈴鹿の紅葉もぼちぼちの筈。
と云う事は御在所も混む筈。じゃあどこか別の所へでも。小岐須峡、宮妻峡はもう少し先にして今日は雨乞。
てな訳で、7:00 a.m. 武平峠駐車場着。
「あれれ、御在所は雲ひとつ無い晴天だったのに雨乞はガスがかかっている。」
「まあ良いか。結構風が強そうなので昼までには晴れるだろう。」また良い方に勝手に決め込んでいる。

仕度をして車の外に出ると意外に暖かい。じゃあまた半袖Tシャツ姿で。

7:15 a.m. 出発。駐車場の周りは既に色付いている。

朝陽に輝く御在所南面も結構色付いている。

Tシャツ一枚では少々寒いが身体が暖まるまで暫しの辛抱。爽やかな大気を味わいながら雨乞岳へ向かう。

身体も暖まりじっとりと汗ばみかけた頃、郡界尾根との交差ポイント到着。

ここで礑と考える。この季節七人山コルからの笹トンの笹は竹のように硬くなっている筈。乙女の柔肌のようにデリケートな私の腕はきっと傷まみれになるだろう。偶には郡界尾根から行ってみるか。今日辺り三人山も落ち葉がいっぱいで気持ち良さそう。
と云う訳で今日も【行き当たりばっ旅】で三人山経由となる。

郡界尾根に折れるとそこら中ペナント(ビニテ)だらけ。踏跡も凄くはっきりしている。これだけはっきりしていると迷いようが無い。
近頃ペナントが目障りだとか言って撤去して歩く人がいるとか。そんな人にはここは大漁ですな。
余程のベテランさんなのだろうが、初めての人にとってペナントは有難いものである。「ルートファインディングの出来ない人は来るな。」とでも言いたいのだろうか。私なぞこの年になっても未だに道迷いばかりしている。こんなドジなおっさんの為に出来ればペナントは残しておいて貰いたいものだ。
ペナントに頼り過ぎても【木を見て森を見ず】って事になってしまうが。

初めて来た時間違えて直進してしまった所には直進しないよう枯れ枝で通せんぼがしてありました。有難いこってす。

この顕著な尾根道の側面へ下降した所が沢谷峠でそこからから尾根が派生しており郡界となっている。愛知川水系と野洲川水系の分水嶺である。
こんな所は踏跡やペナントがなければ普通は間違えます。地形から推察するとしても、それは間違えた後でする事です。
しかし、これだけしっかり道案内されていると効率良く歩けます。


顕著な尾根伝いに行く。そこらじゅう落ち葉が堆積しており、サクサクと乾いた音をたてながら行く。
見上げれば青空をバックに色付きかけた葉が透過光に輝いている。


急傾斜のピークを過ぎ暫く行くと、沢谷支流の源流の横にだだっ広いなだらかな斜面が広がる。まるで落ち葉のプロムナードである。そしてこの斜面の頂上が三人山なのである。柔らかな秋の日差しを身に受け、一歩づつ歩を進める。なんて気分の良い所だ。この季節は例の笹トンよりずっと快適だ。


三人山から一旦降り、また登り始める。この斜面が東雨乞の登りである。途切れる事無くずっと続いている。
聞こえるのは枯葉を踏みつける乾いた音と自らの激しい息遣い。そして時折風の音が聞こえる。
チャン、チャカチャカチャカチャカチャカ、チャンチャカチャン、……、In the windmills of your mind.【風の囁き】のメロディーでリズムをとりながら歩を進める。

時折立ち止まり空を見上げる。ガスが凄い速さで流れて行く。その度に晴れたり曇ったり目まぐるしい。陽が射す度に紅葉が鮮やかな輝きを放つ。

笹が現れだすと踏跡も顕著になる。そしてその踏跡には紅葉の落ち葉が。落ち葉のプロムナードはまだまだ続いている。

樹林が切れると東雨乞は近い。

傾斜が無くなると雨乞本峰が姿を現す。濃いガスがひっきりなしに流れている。


9:15 a.m. 東雨乞着。寒い。長袖を着る。帽子を飛ばされないよう紐も付ける。

早々に本峰へ向かう。ガスのせいか笹はぐっしょりと濡れている。いきなりズボンがベタベタに。
鞍部を過ぎると風の陰に入り暖かい。雨乞南面の紅葉を撮りながら行く。


9:35 a.m. 雨乞本峰着。杉峠へ向かう。
山頂を離れるとガスが薄くなりだした。尾根筋の道は下草もだんだん丈が短くなりズボンの濡れも徐々に乾き始める。


10:00 a.m. 杉峠着。ここまで来るとガスもすっかり消えポッカポカの小春日和。小休止して燃料補給。


天気も良くなってきたし、久しぶりにイブネまで散歩。登り始めるとあちらこちらでジネグの跡。去年より一段と枯笹の分解が進み土に戻っているようだ。
雨乞岳に居た時はガスに覆われていたイブネもすっかり晴れ雲ひとつ無い晴天。


左目峠への分岐にも真新しい看板が取り付けられ迷う事はない。いつも行過ぎてから戻っていた、ボケ親爺である私には本当に有難い。
峠に近付くとジネグ帯第二ラウンド。笹に替わりコケ類のような草が繁茂し始めている。それに混じり大輪のリンドウが一株。


左目峠からイブネの登りにかかる。陽射しが強く風の陰でもあり地面の熱気がムンムンしている。


10:50 a.m. イブネに跳び出す。

すっかり元気の無くなった笹に替わり、先程のリンドウの辺りにあった草や、細長い葉の単子葉植物(だったかな?)が繁茂している。
点々と島のように根付いた馬酔木がだんだん大きくなって群落を作っていくようだ。


秋空の下、下草のプロムナード。


11:00 a.m. イブネ北端着。

笹は殆ど消え下草だけなので、クラシまではさほど時間もかからない。が、止めておこう。クラシ谷を降りると帰りの時間が遅くなる。温泉をパスるほどの魅力も無い。
北端から尾根伝いに小峠へ向かう。
周りの紅葉を楽しみながら降る。


11:50 a.m. 愛知川、上水晶出合着。沢水で顔を洗う。冷たくて気持ちが良い。「ふ〜、サッパリ。」

さ〜て、御在所経由で戻る事とする。最短コースでまた地獄谷か〜。
ここから先がまたまた沢筋に沿った【落ち葉のプロムナード】&【紅葉のプロムナード】。


12:40 地獄谷出合着。迷う事無く最短コースの地獄谷へ。その前に燃料補給も忘れずに。既に足がヨタってきている。寄る年波には抗えぬ。


13:35 ヘロヘロになり望湖台に這い上がる。「あ〜、もう登らなくて良い。」
眼下には鮮やかな紅葉に染まった地獄谷。遥か向うには雨乞岳からイブネの山並み。今日1日辿ってきたコースを目でトレース。

休憩も早々に武平峠へ向かう。なんたって行楽シーズン真っ只中。御在所山頂の混み具合からして、早く行かなきゃ温泉が混む。下手すると整理券発行の憂き目に遭うかもしれない。
…せわしないおっさんですな。根っからの貧乏性まるだしですわ。

御在所山頂の紅葉を愛でながら武平へ急ぐ。


14:20 武平峠駐車場着。

今日は久しぶりに良い天気でした。まる一日【落ち葉と紅葉のプロムナード】が満喫できました。
これだから御在所通いは止められません。街中の散歩も良いですが、同じ散歩するならやはり広い所が宜しいようで。
さあ、後は一刻を争って温泉へ。


おまけ。帰り道、ユニー前のコスモス畑です。咲かない咲かないコスモス咲かない。ん?


2006年10月22日10時00分00秒 記

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