秋風Hike



20060930

7:00 a.m. 料金所跡駐車場着。
今日も車は少なめ。山頂付近はガスがかかっているようだが東側は青空が出ている。


7:10 a.m. 出発。気温も低く半袖Tシャツでは寒いくらい。そうだよなあ、明日からもう10月。
登りにかかると直ぐ身体も暖まり大汗が噴出す。濡れたTシャツが冷たく、夏の暑さが懐かしい。


7:50 a.m. 岩棚着。60m鉄塔の下に丸い露岩が見える。なんだ、ちゃんと見えてるのか。あの岩は巡視路途中にある旧道の崩れた跡だ。それより右側に電柱が縦に並んでいる。巡視路より離れた所に電柱を立てたのも面白い。あの下にも歩けそうな踏み跡があるのかもしれない。

今日は湿気が多く里の方もぼんやりとしか見えない。


7:55 a.m. 地蔵岩着。上がった所に凄い蚊柱。とても休んで居られる状況ではない。トンボが居なくなったおかげでとんでもないものが異常発生。降りたところで周りの山をパチパチ。

足元には躑躅類の紅葉がチラホラ。


尾根筋を行く。振り返ると染め始めた紅葉が朝陽の透過光で鮮やかに光り輝いている。


秋空に見惚れながら行く。


8:35 a.m. 富士見岩尾根末端の岩場通過。


8:50 a.m. 富士見岩展望台着。
ここも凄い蚊柱。写真なぞ写していられない。早々に立ち去る。そこで階段横に大文字草発見。「へー、こんな所にも咲いているんだ。」


8:55 a.m. 朝陽台着。

秋を探しながら遊歩道を行く。


そのまま武平峠へ向かう。


10:10 a.m. 武平峠通過。冷んやりした風を受けながら行く。時折差す薄日が暖かくて心地良い。


10:55 a.m. 鎌ヶ岳山頂着。


11:05 a.m. 今日はいつに無く騒がしい。早々に出立。
岳峠に向かいながらこの後の予定を考える。
そうだ、白ハゲ経由で犬星滝、滝の上を遡行し三ツ口谷から降りる事にしよう。なんたって今年はまだ一度も行っていない。だんだん手抜きが激しくなるなあ。

今日は白ハゲでのお昼寝はPASS! 先を急ぐ。


12:00 犬星滝の下に降り立つ。

滝を巻き、上の谷を行く。
暫く来ない内に様子が変わっている。


12:35 三ツ口谷に降り立つ。尾根道に合流してから尾根を登り最奥の滝の手前に出ました。暫く軟弱Hikeが続いたので体力トレーニングの為に。


滝の巻き道で立ち木が切り取られているのを発見。

そのすぐ上でも、その先でもまた…。

最近では山で立ち木に頭をぶつける事が殆ど無くなった。昔は解かっていながらいつも同じ所でぶつけていた。中道キレットから少し登った岩の上、その上の掘割道の何箇所か、武平峠から鎌側に少し登った掘割の中etc. etc.
それらを切ってくれるのは有難い事だが、近頃ではやり過ぎのように思える。どう考えても邪魔にならない物まで切り倒しているような。ましてこの3本なぞ登りのホールドとして通る人の支えになっていたものである。冬場登山道が完全に雪に隠されてしまった時でも、これらの木が目印となり夏道のありかを示してくれていた。
中途半端に残した幹も数年の内に朽木となり、間違って掴もうものならボッキリと折れ、返って危険である。
木だって生きているのである。厳しい環境の中でこれだけの太さになるには10数年を要した事だろう。その間大気中のCO2を固化し、多少ながらも温暖化防止を担ってきたのである。
山の中では自然が主、人は従。多少不自由しても良いではないですか。それが厭なら街中の公園等、人のテリトリー内に居る事です。不用意に切り倒したものが積もり積もって自らの種の保存を危うくしているとは思わないのでしょうか。私はエコロジジイ(エコロジストの爺イ)では無いので、堅苦しくあれは駄目これは駄目などと言う気はありません。自分自身もついて行けない。でもわざわざ労力までかけて自然にあるものを排除する事には賛同しかねます。あるがままに、Let it be. これが私の基本姿勢です。

12:55 三ツ口大滝の下に降り立つ。

巻き道の枝沢出合で谷の整備をしている人。下から逐次進め、こんな所にまで手を加え始めたのか。
これだけ労力を注ぎ込んでもひとたび大水が出れば一瞬で元に戻ってしまう。それでも登山道の保全の為に労力を惜しまず毎週重労働に励んでいる。
不惑山岳会の人達ですが本当に頭が下がります。例えきりの無いイタチゴッコと解かっていても、人の為、自然の崩壊防止の為に励んでいる人達が居る一方で、意味も無く樹木を切り倒している人達がいる。木なんぞ切る時間があるのならこっちのお手伝いでもすれば良いのに…。

堰堤近くまで降りてくると、以下のような状況。まるで公園です。石のテーブル、石のベンチ。是非休憩したくなるような所になっていました。そしてその下も、まるで中世ヨーロッパの石畳を連想させるような登山道。
楽しみながらやっているのが良く解かります。


堰堤を過ぎ最後の滝、そして三ツ口ダム。
整備が一段落し、透き通った湖水を湛えていた。

ダムの下には小さな秋がいっぱい。


13:40  車に帰着。
山の中では終始曇りだった空も、下界では薄っすらと青空が広がる好天。

今日一日涼しい秋風に吹かれながらのHiking。あのうだるような夏の暑さはもう無い。これからは日一日と涼しくなる一方だろう。
温泉で冷え切った身体を温めるのが楽しみになる季節である。


2006年10月01日10時45分00秒 記

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