蒸し風呂Hike

梅雨の合間の爽やかな晴天。かと思いきや、
なんだ?この蒸し暑さは!
出だしから汗だく。おまけに後頭部を日に焼かれ死にそう。
幸か不幸か、途中でお日様雲隠れ。
それでも蒸し風呂、スチームサウナ。

20060708

家を出ると空が青い。西の方は…雲が多そう。
今年はどういう訳か出かける日に限って天気が良い。やっぱりわたしゃ、晴れ男。
西へ西へと草木もなびく。いや車を転がす。
23号線は珍しく空いている。が、いたる所にオービスらしきものが設置してある。どうも雲行きが怪しい。こんな時は控えめに。調子に乗ると手痛いしっぺ返しを食らう。

6:40 a.m. 料金所跡駐車場着。
控えめ運転の割りに早く着いた。やはり空いていたおかげか。こんな日に限って暴走トラックがいないのは、取締り情報をリークしているとしか考えられない。公務員の不祥事続きの昨今、ほじくり出せばこんな所にも業界との癒着が出てくるかもしれない。
自粛を促す為のリークなら大歓迎だが、一部の人にだけというアンフェアが許せない。アンフェアな所には必ずダーティーなものが隠れている。あ、あ、あ、また余計な事を…。

6:50 a.m. 出発。見上げれば空はすっかり晴れ渡っている。今日は曇りじゃなかったっけ?

山頂付近に絡むガスの白さと青空が綺麗。でも早くも後頭部を日に焼かれジリジリと熱を持ってくる。


登り始めの樹林帯、風も通らず凄い湿気。いきなり大汗が噴出し、いとも簡単にシャツもパンツもベタベタにしてくれる。日光の直撃を受けないだけマシってところか。


尾根筋に出るとまた後頭部に日光の直撃を受ける。ハンカチを帽子から垂らしカーテンを張る。
ゼーハー、ゼーハーと息もあがり、もう死にそう。ああ、ダイエットの夏、鈴鹿の夏。


7:45 a.m. キレットで大休止。蒸し暑くてやってらんねえ。


息を整えた筈なのに歩き始めると直ぐ息があがる。もうヨレヨレのヘロヘロですわ。
北谷テラスに辿り着いたところでまた大休止。もうこの辺りはすっかりガスの中。北谷も灰色のガスの中。
岩の上に座り込んで休んでいると後ろから視線を感じる。振向くとKさん。眼鏡のレンズも曇ったままである。蒸し風呂状態、推して知るべし。下りであの様子、登りの私はもっと曇っていたのだろう。まるで盲運転ですな。でも雨が降っていないだけマシ?
私は神経質なので眼鏡がチョット曇っただけでも気になる。でもかみさんは平気だったなあ。なんでも、嵐の日の庄内川堤防の自転車通学はこんな比じゃ無かったそうだ。五感で周りの様子を感じながら行くのだそうな。まるで剣の達人と同じではないか。目が見えなくても殺気で太刀筋を読むように、心眼で周りを見ながら通学していたのである。うちのかみさんは凄い!
そう言えばうちの子供達もゴーグルが曇っていても平気でスキーをやっていたなあ。「路面なんて見てないよ。見てるのはポールだけだよ。」雪面の凸凹は足裏で感じ、感じたまま身体が反応しているのである。鯨が音波で周りの様子を感じているのと似ている。うちの子供達も凄い。…親バカでした。


9:00 a.m. 富士見岩展望台着。
トンボが多い。昔程ではないが最近では珍しい方だ。灰色の雲の中に見える黒いゴミは皆トンボです。見えないかな?


大休止の後、望湖台へ。中道途中のササユリは既に時期を終えていたようで全くの収穫なし。山頂一帯では空木がまだ咲いています。遅過ぎですね。


9:30 a.m. 望湖台着。
今日は中道の歩き始めからセミの大合唱。ここ望湖台でもうるさいくらいです。
ゲーキョゲーキョケケケケケケケ、ゲーキョゲーキョケケケケケケケ。このケケケケケケケの部分が反響しあっています。
そしてここでも大休止。今日は大休止の連続です。気が着けば時刻は10時30分。おいおい1時間も居たのかよ。
このまま降りちゃおか。それなら久しぶりに国見尾根から。
スキー場からショートカットしようとしたら、整備の為、立ち入り禁止の看板。観光リフトの降り場には恐そうな小父さんが二人。「しゃあねーな、遊歩道を引き返すか。」

11:00 a.m. 国見テラス着。北谷はガスに埋もれている。湧き立っては消え、湧き立っては消え、谷風に沿ってガスが上がってくる。藤内が見える兆しは無し。


石門パス、山頂パスで国見尾根、天狗岩の天辺へ。そして揺るぎ岩へ。ユラーリ、ユラーリ乗ってる本人は揺れている感覚はありません。


そして今日は北谷側へ降りる。濡れた急斜面が滑りやすい。裏道に合流すると直ぐ水場。国見尾根からの旨い水を腹いっぱい飲む。また汗になるだけなのに…。

中道への分岐で中道へ折れる。ここの登りでさっき飲んだ水がすべて汗になっちゃいました。おかげでズボンまでぐっしょり。あ〜気持ち悪い。早く温泉へ行き着替えましょ。

12:55 車に帰着。
運転席にタオルを敷いて座席を濡らさないようにして希望荘へ。だってズボンまでベタベタなんだもん。


2006年07月08日20時10分00秒

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送