春のうららの宮妻峡

行ってきました、お花見に。
下の方は最盛期。尾根の上はちらほら程度。
あてが外れて、ホーホケキョ。
ウグイスだけが大サービス。

あちらこちらで、ホーホケキョ。
どっちもそっちも、ホーホケキョ。


20060422

藤原の山頂付近の雪がやけに大きくなっている。
「あれれ〜、あんなに残っていたかな〜。」
ふと御在所を見ると山頂付近が白い。「ええ〜、また降ったの?」
今年は2月いっぱいで打ち止めかと思った雪が4月に入ってからも降り、結構遅くまで楽しませてくれた。
今日は入道-鎌の予定。御在所を一瞥しただけでミルクロードに入る。水沢方面へ折れ、宮妻峡への分岐で危うく小岐須方面へ直進するところだった。健忘症の進行にヒヤッとする。

入道、雲母の山裾の桜や新芽がまるでパレットのように鮮やかに色付いている。
田圃の畦道には雑草が芽吹き鮮やかな萌黄色に輝いている。
「う〜ん、春ですねえ。」いつもの所で車を停め、鈴鹿の山並みをパチリ。

山道に差し掛かると対岸の入道の山腹が凄く鮮やか。
この季節、いつもこうやって目を楽しませてくれる。


6:50 a.m. 宮妻峡駐車場着。

7:10 a.m. 出発。まずは入道新道から。
川原から入道を見上げる。本当に綺麗。淡いパステルカラーに染まった山肌は如何にも暖かげである。

暫らくは薄暗い樹林帯の急登。傾斜が落ちてくるとシロモジの開花が目立ち始める。と同時にアシビが増えてくる。そして樹林限界が近付くとミツバツツジが目立つようになる。

草原の中にアシビが点在するようになると山頂は近い。
振り返ると鎌、御在所、雲母峰がドーンと居座っている。
昨年の花付きが異常なほどだったので、今年は余り期待していなかったが、なんのなんの結構な花付きですわ。


アシビの花は粒が小さいがぎっしり付いており丁度今が最盛期。花が黄色っぽいもの、淡いピンクを帯びたもの、真っ白のものetc, etc.


8:45 a.m. 山頂大鳥居着。伊勢平野のパノラマを眺め笹原を通り奥宮へ向かう。周りのアシビにはぎっしりと花が付いている。


奥宮参拝の後はイワクラ尾根へ。
さすがに花は何も無い。
4月の天候不順のせいで開花が遅れている。昨年のこの時期はツツジ、アカヤシオが満開だったのに…。そう言えば今日はまだ冬と変わらない格好をしている。去年はもう衣替えしていたのに。
暫らく降ると足元にちらほらとイワウチワ。「ああ、咲いてる咲いてる。」早速パチパチ。

そしてその先にはアカヤシオの蕾がいっぱい。近くの岩に攀じ登り接写。

よく見るとコブシも咲いている。イワクラ尾根は日当たりが良く、主稜線に風を遮られているせいか開花も早いのだろう。
登りにかかるとまたイワウチワ。ここは去年も沢山咲いていた所だ。

なかでも開きかけの、まるで乙女のようなのがなんとも可愛い。僕ってロリコン?

9:55 a.m. イワクラ着。


主稜線を北進し水沢峠を目指す。
水沢峠からは人が増える。が、お花はさっぱり。石楠花なぞ花芽も付いていない。今年は裏年か? その代わり、3-40年前に花のようなお嬢さんだった?ご婦人達がいっぱい。
水沢岳を登りきると後は大した登りもなくほぼ平坦な稜線歩き。藪漕ぎばかりの難コースと言われていたのは遠い過去の話。
主稜線に入ってから暫らく隠れていた鎌ヶ岳が姿を現す。ここからはずっと鎌を見ながらの稜線漫歩。綿向山、雨乞岳もよく見える。

華の無い稜線歩きに紅一点。道端の笹に隠れるように咲いていました。「おい、こんな所で咲いていたら踏み潰されちゃうぞ。」

高曇りだった空に青みが射しはじめ、日も射し出す。後頭部を焼かれ熱い。地表からは熱気がムンムン湧きおこる。今までの爽やかさは一瞬に消え暑くてたまらん。「あ〜、また暑い季節がやって来る。」


13:05 鎌ヶ岳山頂着。やはり人出が多い。まずは祠に柏手。
写真休憩と寄り道ばかりしていたらこんな時刻になっちゃいました。でもこれが楽しいんですね。


13:30 出発。後はカズラ谷を降るだけ。


降るにつれてミツバツツジの鮮やかな色が目立ち始める。

登り口の滝に近い辺りはイワカガミが早く咲き始める所。さすがに今日は駄目だろうと思っていたが…、なんと一輪だけ咲いていました。それ以外はまだ蕾。なんと運が良いんでしょ!


14:55 林道に出る。この季節の山肌の綺麗な事!
春の息吹に触れながら車に向かう。



2006年04月23日08時30分00秒

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