ぽっかぽかの春の散歩

雲ひとつ無い快晴。
春の陽射しに誘われて、
三岳寺までぐるりと一周。

お日様ぽかぽか、吹く風爽やか。
のんびりてくてくハイキング。


20060325

そろそろスカイラインも開通する筈。
開通してたら武平まで。そこから雨乞、行こうかな。
雨乞の雪が消えるのが先か、開通が先か。と少々気がもめる。
開通していなくても、下の駐車場から武平峠まで歩いても良いのだが、どうもだらだら道は歩く気がしない。御在所へ上がってから愛知川まで降り、そこから行っても良いのだが帰りがしんどそう。
(あれは嫌、これは嫌、とわがままなおっさんですな。)
昔は、前尾根登ってから上水晶を降り千草街道、杉峠、雨乞岳、クラ谷、上水晶、裏道、と歩く人も多かった。…昔の人は偉い。今の私はウルトラ・スーパー・ハイパーが付くくらい軟弱。
まあ良いさ。健康管理が主目的なんだから。

そして分岐の三叉路をスカイライン側に折れる。暫らく進むと案内の電光表示。
ゲゲッ、未だ閉鎖中。とっくに道路の雪は無くなっているのに〜。ブツブツブツ。
向きを変えすぐ下の分岐から温泉街への道に入る。
あてが外れ行く気が失せる。バスターミナル手前のトイレで孤独に浸りながらどうするか思案に耽る。

7:00 a.m. 温泉街奥の駐車場着。

しかし無茶苦茶良い天気。こんな日はどこを歩いても気分が良い。では毎度お馴染みの中道から。山頂でのんびりしてそのまま降っても良いし…。

7:15 a.m. 出発。冬道具一式は置いて行く。重いのやだも〜ん。
雪は消えてしまったが、気温はまだ低くほてった身体にそよ風が心地良い。所々地面に霜柱が立っている。蹴り崩そうとするがまだ硬く凍っており崩れない。こんなつまらない事がなんとなく楽しい。いくつになっても子供ですなあ。
ウグイス、シジュウカラの歌声が頻繁に聞こえる。ぼちぼち何か咲きかけているかな?と足元を注視しながら行くがなーんも無い。まっ、こんなもんかな。

7:50 a.m. 地蔵岩。周りの景色をパチパチパチ。


キレットを過ぎるとカリカリの雪が出てくる。やはり雪の上の方が段差が小さく歩き易い。雪が無くなるとまたあの歩き難い山道に戻るのか。(やっぱり考えている事からして軟弱ですな。)
富士見岩尾根末端の岩稜帯を回り込むと所々透明氷でコーティングされた所が出てくる。ちゅるちゅるとよく滑る。
鈴鹿北部の山もすっかり雪が消えてしまったようだ。山頂部の斑模様もどんどん小さくなっている。先日まで真っ白だった霊仙の南斜面も小さな斑模様を残すのみ。その向こうに見える伊吹山はまだまだ白い。それが今日ははっきりと見える。本当に良い天気だ。釈迦の向こうには白山の大きな山塊。やはり懐の深さが違う。そして白さも違う。まさに名の通り。


8:50 a.m. 富士見岩展望台着。


9:00 a.m. 朝陽台着。こんなに良い天気なのに人気が無い。ロープウェイは動いているが観光客もいない。なかなか行く事のない朝陽台の西端へ行く。ここからは山上公園が一望の下。

望湖台へ向かう。遊歩道の雪もすっかり姿を消してしまった。そして春の強い陽射しを身に受けながら山頂散歩。ああ、また日焼けしそう。

9:20 a.m. 望湖台着。
大分雪が落ちてしまったが、雨乞岳にはまだ結構な雪が残っている。来週にはスカイラインも開通するとの事。こりゃ来週が楽しみじゃて。その時はつるはし持って行こうっと。

暖かな陽射しと爽やかなそよ風につい時の経つのを忘れてしまう。
このままここでのんびりしてどこか適当な所から降りてしまっても良いし…。
結局起き始めた藪を踏みつけながら南側へ行く。毎度のパターンで武平経由かな?

10:05 a.m. 武平峠着。小休止の後やはり鎌へ。こんなに良い天気、このまま降りてしまってはもったいない。

あんなに有った鎌の登りの雪もごっそりと消えてしまった。所々に残って登山道を塞いでいる雪が冬場の名残を留めている。
先日カッティングしながら登った頂上直下の雪壁も見事に消えていた。消え残った雪を名残惜しみながら踏みしめて行く。

11:00 a.m. 鎌ヶ岳山頂着。お辞儀したままの祠に柏手。

リザーブシートで大休止。相変わらず雲ひとつ無い好天。全く崩れる気配なし。

さてどこから降ろうか? 久しぶりに馬の背から。もしかして何かの花でも咲いているかもしれない。
11:45 a.m. でっぱつ。
あんなにあった雪も全く面影なし。でも峠から宮妻方面へのトラバース道はまだ雪に覆われている。踏み後はあったが、君子危うきに近寄らず。鎌尾根へ出て尾根上を下ることにする。
足元を注視しながら行くがイワカガミの赤黒い葉があるだけ。白ハゲを過ぎると石楠花の花芽の大きさを注視しながら行く。しかしまだ小さいまま。
それよりなにより、ここは暑い。風もなく地面の熱気がムンムンしている。大汗をかいてしまうぜ。
犬星滝への分岐を分け馬の背尾根を行く。が、花のはの字も無い。ただ暑いだけ。「うう〜、来るんじゃなかった。」
アップダウンを繰り返し、暫らく行くと、発見! ショウジョウバカマの蕾です。隣のイワカガミはまだ花芽も出ていません。

これだけでも今日の貴重な成果。良かった良かった。
そして湯の峰手前辺りで、バイカオウレンの群生。あっちこっちいたる所に咲いている。うっかり歩いていると踏み潰してしまいそう。


13:10 三岳寺札所最上部の展望台に到着。ここから見る御在所も久しぶり。


後は三岳寺まで降り、温泉街を通り抜け駐車場へ戻るだけ。ところがこれがまた大変なんだよなあ。
また愚痴が始まった。それならこんな所来なきゃ良いのに。年寄りは愚痴っぽくていけません。

13:40 車に帰着。やはり最後の車道歩きが堪えました。
でも、花の頃にまた行こうっと。


2006年03月25日21時50分00秒

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