深雪ズコズコ 三ツ口谷

今日も来ました、鎌ヶ岳。
早く降りましょ、三ツ口谷。
締まった斜面をズコズコと。
あっと言う間に、もうおしまい。
後は踏み跡辿るだけ。


20060211

7:00 a.m. 湯ノ山最奥駐車場着。
天気が良いせいか車が多い。
また少し降ったようだ。数日前のものらしく既に重く締まっている。車の向きを替えおケツから奥に突っ込む。前後に動かし足場を固めておく。

7:20 a.m. 仕度を済ませでっぱつ。
今日も綺麗なモルゲンロートにはお眼にかかれず。今年は成績が悪い。

常連さんと一緒に行く。スカイラインにはしっかりとした踏み跡。ボブスレイのコースが出来上がっている。今日のものではない。ウイークデイにこれだけの人数が来たって事か。悠々自適の生活を送っている中高年諸兄のものであることは察しがつく。土日を外してくれるなんて気が利いてるじゃないか。今後も土日を外してくれると尚有難い。

今日は暖かい。陽射しはないが、風もなく雪も降っておらず暑いくらいだ。これからはだんだん暖かくなって行くって事か。
時折山頂付近に陽があたり白い雪が輝く。「朝陽に輝く新雪踏んで、今日も行こうよあの頂へ…。」


今日の雪はザラメに近い。少々脆くズボズボ潜る。ああ、もうすぐ春ですねえ。


8:10 a.m. 雪も殆ど付いてないし、久しぶりに地蔵岩に寄る。風もなく寒くもなく爽やか。

団体さんのトレースのおかげで潜る事も踏み抜く事もなく楽チンに歩ける。

8:30 a.m. キレット着。

この後もしっかりしたトレースに導かれ楽チン楽チン。
但し皆さんスカイラインからずっとアイゼン付けっぱなし。斜面にステップが無いので少々歩き辛い。…わがままなおっさんですな。
積雪のおかげで身長が1m程高くなり、ザックに付けたままのつるはしが樹枝にひっかかり歩き辛い。堪りかねてつるはしを出す。

9:05 a.m. 上部テラス着。

今日は山頂下のルンゼは行かない。脆いザラメがしんどそうだし、先週滑ったし。…やはり軟弱ですな。
トレースを外れ富士見岩の尾根に出る。天気はいまいちだが遠望は効く。湯ノ山温泉街に陽があたっている。


9:20 a.m. 富士見岩展望台着。

既にこの一帯は観光客のテリトリー。カメラを抱えた人達の間を擦りぬけて朝陽台へ。

9:30 a.m. 朝陽台着。

望湖台へ向かう。今日はいつに無くスキー場も大繁盛。ちびっこゲレンデもお子ちゃまたちの歓声で賑やかだ。

三角点を過ぎたところでワカンを着ける。
望湖台への雪の尾根を行く。重く締まった新雪にワカンが効かずズボズボ潜る。潜ってもその下の固い雪で止まり踏み抜く事は無い。

10:10 a.m. 望湖台着。
やはり何も見えん。

皆てんでばらばらに雪原を行く。
Oさんはここから地獄谷を下りコクイ谷から武平へ抜けると言う。先日の下降がお気に入りのようだ。今日の雪は締まりが悪いからお気を付けて〜。
我々年寄りは峠道へ向かう。笹原が完全に隠れどこでも歩ける。この開放感! 堪りませんわ。
あちこち雪の芸術品を崩しながら行く。小さな雪庇を崩し擦り落ちながら行く。いい年のジジババが暫し子供に戻る。「あ〜、愉快愉快。」

先週の我々の足跡は完全に消えている。新たな足跡を落書きしながら行く。「う〜ん、爽快爽快。」


11:30 a.m. 武平峠着。こんな時間だし、最初の雪壁で遊んだ後、大休止して降りる事にする。
一段上がった所は風が無く休憩には最適です。じっくりと腰を据え大休止モード。コンロを出しお湯を沸かす。ツェルトなしでも寒くない。ああやはり、春はそこまで来ています。

永い休憩を終え、片付けをしているとだんだん空が晴れてきた。
雨乞岳も薄っすらと姿を現している。降りる前に雨乞岳でも写して来ようと雪壁を登る。樹枝の隙間から雨乞岳を望める所まで行き、パチパチ。


しかしここまで来ると日が照りだしポカポカと暖かい。御在所山頂辺りも青空が覗いている。そして踏み跡がずっと続いている。
ここでスケベ根性がムラムラ。「チョット鎌まで行って見ようか?」
意見が一致。それじゃあ私は下まで荷物を取りに行ってきます。
12:10 鎌ヶ岳に向けてでっぱつ。
雪も割りと締まっており今度はワカンが邪魔になる。結局途中で外す。
先週期待はずれだった展望岩の下の雪壁は今日は大きく成長している。早速お相伴に与る。が雪が柔らかく四苦八苦。
登り終えた所で眼前に鎌がドッカ〜ン。振り返れば雨乞岳、御在所もドッカ〜ン。


相変わらず雲が多いが、時折射す日光が冷えた身体を温めてくれる。お日様大好き。


三ツ口谷源頭部より見下ろすと辿ってきた尾根の雪庇が大きい。


頂上直下のガレまで来ると雨乞岳に陽があたりだした。御在所にも。


樹枝に付着した霧氷(海老の尻尾)が一旦解け再度凍ったらしく透明になっている。その風上にまた新たな霧氷が付着している。神様は味なものをお創りになる。


13:45 鎌ヶ岳山頂着。
先週より山頂の雪壁が大きくなっている。祠も雪に埋もれてしまった。見えない祠に拍手。


暫らく雪遊びしてから三ツ口谷を下降する。
もうこんな時間なので手っ取り早く降りれる所は? って事でこうなりました。
今来たガレを引き返す。夏と違い雪に覆われているのでどこでも行けます。あっと言う間にガレ通過。そのまま旧夏道(三ツ口源頭尾根)を辿り末端のルンゼを一気に降る。これもあっちゅうま。そのまま三ツ口谷に突入。以外に雪が少なく降り口でちょっと緊張。谷に入れば快調そのもの。


う〜ん、この傾斜、この感触、この快感! もっと続けば良いのに〜。あっちゅうまに終わっちゃいました。
樹林帯に入ると傾斜も緩く、ズボズボやりながら降って行く。左股を過ぎ尾根コースとの分岐まで来たがトレースがない。「仕方ない、自分で付けるか。」滝の高巻きで夏道を辿るが、雪が多く急斜面のトラバース。木登り雪かき雪滑り。落っこっちゃうと痛いから、落ちないようにと神頼み。こんな時だけ俄か信者。
高巻きから降り、滝の前へ。木の葉も落ちてしまい見通しが効き、おまけに雪のおかげでどこでも歩ける。滝の前へ出てパチリンコ。


暫らく行くと太いトレース。これも大人数で歩いた跡だ。下から登ってきて長石尾根へ上がっている。先程の滝の高巻きを嫌ったようだ。雪が多いとどこでも行けるからなあ。
この後はこのトレースを辿る。が高巻きの凄い事。よくもまあこんなに高く巻いたもんだ。…辿らせて貰って文句の多い人ですな。
でもさすがに楽チン。人に着けたトレースはほんと楽ですな。
大滝も巻き道を降り、途中でショートカット。崖落ちは楽ですな。

14:55 三ツ口大滝着。
さすがに気温が高く流れの部分は融けていました。


堰堤からの降りは今日の仕上げ。完全に埋まったルンゼ上を駆け下る。これはもうルンゼじゃなく一枚の斜面です。

15:15 三ツ口ダム着。


15:40 車に帰着。
ゲゲゲッ、もうこんな時間。今日は温泉はパス。でも三ツ口谷下降の楽しさも充分味わえたし、これで良しとする。

汗臭い服を着替えもせず、我家を目指してスタコラサッサ。


2006年02月11日23時55分00秒

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