早々とコクイ谷散歩

季節に似合わず雪が少ない。
季節に似合わず水が多い。
年末年始のドカ雪は、解けて流れてノーエ、愛知川に注ぐ。
こんな季節に沢歩き。
靴はべたべた、手袋べたべた。



20060121

6:55 a.m. 湯ノ山最奥駐車場着。
年末のドカ雪も姿を消し道路状況は平常に戻ったようだ。
お客さんも平常に戻ったようで駐車場はガラガラ。と言いながらも常連さんは早朝から既にご出勤。
今日もモルゲンロートに間に合うようにと急いできたが、東の空に雲があり望み薄。

微かな期待を抱きつつ着替えをしながら時間待ち。

7:15 a.m. 出発。結局朝焼けはしなかった。

空は薄雲に覆われているが青空が透けている。風もなく温かい。
あれ〜、今日は雪が降るって言ってなかったっけ。雪なら空いている筈。と思って来た人ばかり。皆さん考える事が同じのようですね。
おかげでまあまあの天気の割りに人は我々のみ。貸切状態で行く。

スカイラインの雪もすっかり融け、カリカリに締まった雪が多少残っている程度。
暖かい雨で融け、しっかり水分を含んだ状態で気温が下がり凍ったようだ。まるで春先のザラメ雪。
これで今日の予定は決まり。こんなにしっかり雪が締まっているなら、地獄谷下降のコクイ谷散歩。締まった雪の上【どこでも道路】でWalking about。
中道を行く。穏やかな天気だ。道の雪も殆ど姿を消し夏と変わらぬ軽快さ。
尾根に出ても風はない。上空の薄雲が全く動いていないのだからあたりまえか。
ただ気温だけは低く、立ち止まると寒い。


8:10 a.m. キレット着。高曇りでも湿気がなく空気は澄んでいる。四囲の山が綺麗。


キレットからはやはり冬の御在所。カチカチの雪に爪先を蹴り込みながら行く。バランス歩行には絶好の練習場。とか言いながらまだつるはしも出してなかった。そしてスパッツも未だ…。
空気が澄んでいるおかげで御岳、乗鞍、穂高、笠が見渡せる。左に大きく離れて白山も見える。暫し皆で山岳同定。

8:40 a.m. 富士見岩末端の岩稜帯着。
白山がいよいよ大きく見え始める。こりゃあどこも雪なんて降ってないぜ。

しっかり締まった雪の階段歩き。こりゃあ夏より楽チンじゃわい。

9:00 a.m. 富士見岩展望台着。


9:05 a.m. 朝陽台着。

カモシカセンター前で小休止。ついでにスパッツを着ける。ついでに薄手のジャケットも。
やはり山頂は気温が低い。じっとしてると寒さが骨身に染みる。


9:30 a.m. 望湖台着。
眼前にドカ〜ンと雨乞岳。イブネの平頂峰も真っ白。

靄かと思っていたが、今日は琵琶湖がはっきりと見えている。真っ白の霊山の向こうに半ば雲に隠れた伊吹山。鈴北、御池、藤原の山塊、静が岳を挟んで竜ヶ岳の山塊、また少し離れて釈迦が岳。冬は見通しが効き山の形が鮮明に解る。
そして遥か彼方に白山も。

素晴らしい眺望に見惚れているとどんどん体温を奪われて行く。ぼちぼち切上げ地獄谷へ。
今日は雪がたっぷりあるのでいつもとは違うルートで降る事にする。まずは【どこでも道路】で南側へ降る。地獄谷のドンツキから降る為に樹林帯に突入。かなりの急傾斜、立ち木をかき分けスラローム。まるで可倒式のポールを薙倒しながら降っているようなもの。順手で行くか、逆手で行くか。ん?スキーとちゃいまっせ。
樹林帯を抜けると開けた雪面。谷沿いにどこでも好きなところを足跡で落書き。「う〜ん、快感!」またまた薬師丸ひろ子で行く。←歳がばれまっせ。
なだらかに被った雪を蹴り宙を舞いながら行く。一瞬、私は蝶になった。「うーん、詩人やなあ。」←アホか?
なんて降りは楽なんでしょ。雪はよく締まっているし、わくわくするほどの急斜面もあるし。ズリ落ちている時って一種の無重力状態なんですね。それがまた楽しい。エレベータで下降する時の胸がフワッとする感じ。
今日は人がいるので遠慮していたが、ひとりだったらきっとキャッキャと大声を上げていた事だろう。
気が付けば滝横をズリ落ちて滝下に来ていた。ここから出合いは目と鼻の先。


10:00 a.m. 地獄谷出合着。

小休止で燃料補給。冷却水も補給。「ふ〜、暑かった。」
風も無く薄日も射し始めとても1月とは思えない陽気。大丈夫かなこんなに陽気が良くて。

上水晶谷を降る。


10:25 a.m. 分岐着。夏同様大石の下は綺麗な淵。
流れの中の石には大粒の冬のダイヤがぎっしり。


広い雪原をコクイ谷目指し進む。

10:55 a.m. コクイ谷出合着。小休止。
この季節にしては雪が少ない。その代わり水量が多い。まるで無雪期並み。年末年始のドカ雪が暖かい雨で一気に融けてしまったのだろう。
雪が少なく水量の多いコクイ谷を沢沿いに進む。飛石の上に雪が乗っていたり凍っていたりで直ぐドボン。でもスパッツのおかげで上からは浸水しない。Good,Good。

しかし本当に雪が少ない。春先など大きな雪の塊が流れの上を覆いどこでも歩けたのに〜。


氷に神経を使いながらへつりや飛石を繰り返していると結構疲れる。
最後はもう両岸の雪壁をトラバース。うん、この方が楽で良いや。


靴を濡らしながら氷の芸術をパチパチ。


黒谷を分け沢谷の登りにかかる。沢谷の滝も氷が着き綺麗綺麗。石楠花の木がちょっと邪魔かなあ。

滝上からも一枚。下のクラ谷への落ち込みが解るかな?


その後は沢谷沿いに行く。但し夏道のアップダウンはパス。全て川岸の雪の斜面のトラバース。こりゃ黒部の水平歩道みたいなもんじゃ。あ〜あ、楽チン。ウッシッシ。

12:20 雨乞岳分岐着。
沢谷本流を分け支流沿いに行く。県界尾根を越えてからが暑くて鬱陶しい所。御在所からの尾根の腹をひたすら巻き続ける。夏道は殆ど隠れている。しかし夏道沿いに行くのが最も効率が良い。夏道の形跡を拾いながら巻き続ける。

13:05 スカイラインに降り立つ。凄く背が伸びたみたい。…道路の雪面が高いだけ。


後はスカイラインとショートカットで。
先週大水が流れていた西多古地の滝は氷結。ちょっと氷が少ないです。

三ツ口ダムも氷が半分融けています。

このまま春になってしまうには寂し過ぎます。もう一降りか二降りして欲しいですね。

13:50 車に帰着。
この頃には日もすっかり曇隠れ。おまけに冷たい強風が吹き始めた。

ひょっとしてこれから雪になるのかな?
やっぱり○○は晴れ男でした。
温泉で冷え切った身体を解凍してから帰途に就く。


2006年01月21日22時05分00秒

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