今日は春山?

掘割道にトレース無し。
左手疎林帯は下草が隠れ一面の雪原。
じゃあ、まあ、ショートカットでも。
這い上がり、なだらかな雪原を駆け下る。
多少潜りはするが、嵌まり込む前に足を抜きながら行く。
点々と兎の足跡。
一瞬、僕も兎さんになっていた。
ぴょんぴょこ、ぴょんぴょこ、ざっくざく。
ぴょんぴょこ、ぴょんぴょこ、ざっくざく。



20060108

6:50 a.m. 湯ノ山最奥駐車場着。
前回に比べ道路の雪がめっきり少なくなっている。これなら擦れ違いも問題なし。
駐車場の雪は除雪したようだが半ば凍った雪が分厚く地面を覆っている。
あちこちに脱出に使ったと見られる木片や雑巾、軍手などが散らばっている。
トイレへ行ってもケツを拭かない人が多いらしい。悪意の無い人こそ返って始末が悪い。無頓着も犯罪である。
帰りにはこの凍った雪がザクザクになり足を取られ易いんだよな。何度も言うが2駆で来るならチェーンを巻いてきて貰いたいものだ。

モルゲンロートを期待して早めに来たが未だのようだ。いや結構雲があるので無理かもしれない。だめもとで時間待ち。
暫らくすると山頂付近の雲に赤みが射し始めた。急いで外に出てパチリ。
そのまま眺めているとだんだん明るくなり山も輝き始める。これもパチリ。
最後には赤みが消えて行き周りもすっかり明るくなる。これもパチリ。
以下モルゲンロート三部作です。


7:20 a.m. 出発。
異様に暖かい。生暖かい強風に吹かれながら行く。
一の谷の堰堤からは滝のように水が流れている。昨日の雨と融雪による増水か。まるっきり春である。
通行止めになっていた405号線も高温による全層雪崩の危険が有るとか言っていたが、御在所も例外ではない。雪崩そうな気配だ。
405号線秋山郷と言うと奥志賀林道の奥である。志賀高原も大雪なのかな? 永らく行ってないが行きたいなあ、スキーに。…あっ、不謹慎かな?

本谷をパスり中道に来たが意外に雪が少ない。そう言えば山も黒っぽかったなあ。みーんな融けちゃったのか。


尾根に出るまでは風も無くポカポカ陽気。木の芽もすっかり膨らんでいる。


8:10 a.m. 尾根上に出る。
地蔵岩の向こうに御嶽山。好天に四囲の山が綺麗。

風が強い。まるで台風並み。立っていられない程である。そのくせちっとも寒くない。
写真撮影の為外してザックに挟んでいた手袋が飛ばされてしまった。
雪の斜面で止まっている。藪を漕ぎながら取りに降りる。例え安物でも捨ててしまうのは勿体無い。これも雪のある今だからこそ出来る事。
しかしまあドジな事を平気でするようになったものだわい。冬に手袋紛失なんて致命傷。昔は毛糸で左右の手袋を繋ぎ合わせ飛ばされても良いようにしていたが。
あれって一見子供っぽく見えるんだよな。かみさんの若かりし頃の姿が想い浮かぶ。…あれはまるっきり子供だったな…。

この辺りから初老の男性と前後しながら行く。キレットを過ぎ凹角下で声をかけられる。
「アイゼン無しで滑りませんか。」
「滑りはしないけど、潜ります。」
あちらも潜って四苦八苦。
「まるっきり春ですね。」
締まっていたであろうトレースもすっかり緩みグッサグサ。それに僕の方が潜るのが多い。先週サボったものだから体重が一気に増えたのか? ズボズボやりながら行く。

8:40 a.m. 北谷側テラス着。遠望が効き気分爽快。


岩稜帯下で一息入れながら先程の男性と少しお話。
お年は66歳とか昔懐かしいハンガロテックスを着けている。山では殆ど見かけなくなったが、まだ売っているそうである。昔は皆これしか着けていなかったなあ。こういったものってなにかしら暖かみがあり、なんとなく惹かれる。
お仲間には80代の方もいらっしゃるとか。僕自身10年後にこうやって山に来ているかどうか疑問なのに、80代っていうと30年後ではないか。山歩きしているかどうかより、まず生きているかどうか?

直下のルンゼは直登する。グサグサ雪で滑りはしないが潜り込んでばかり。
そのまま展望台下の尾根に出る。ここもグサグサ。でも好天に恵まれポカポカ陽気で良い気分。


展望台に出るとまたもや強風で飛ばされそう。
そのまま朝陽台へ。

8:40 a.m. 朝陽台着。
全く人気が無い。本谷を覗くとロープウェイが動いていない。この台風並みの強風じゃあ動くわけないか。

遊歩道を行く。
山頂一帯はやはり積雪が多い。しかし高気温で緩んだ雪は歩くと潜る。ワカンを着ける程ではないし、かと言って歩き難いし…。


西の方は雲が多く望湖台からの景色は期待できない。それでも望湖台から南側広場への雪原歩きがしたくて三角点へ向かう。
夏場はとても行けない所でも雪に覆われていると自在に行き来できる。普段採る事の出来ないアングルからの景色が満喫できるのはこの季節ならではの事である。
望湖台手前の風の陰でワカンを着ける。ここから先は【どこでも道路】。またまたドラエモンか高村光太郎で行く。


10:10 a.m. 望湖台着。やはり雨乞岳、頭は雲の中。
ここからは正真正銘【どこでも道路】。


遊歩道に出ると所々地面が現れている。ワカンを傷めないよう雪の深い所を選んで歩く。
遊歩道には真新しい壷足の足跡が一人。中道で一緒になった人のものだ。
「66歳にしては元気だなあ。私負けてます。」
この足跡、チロリン村へ折れている。それでは私は正規ルートから。
こちらは全くトレース無し。辛うじて私の先々週のものらしきワカン跡がチラホラと残っている。
【どこでも道路】で好き勝手に進む。
小ピークから掘割道に入る。スカスカ雪でズボズボ潜る。
掘割道にトレース無し。
左手疎林帯は下草が隠れ一面の雪原。
じゃあ、まあ、ショートカットでも。
這い上がり、なだらかな雪原を駆け下る。
多少潜りはするが、嵌まり込む前に足を抜きながら行く。
点々と兎の足跡。
一瞬、僕も兎さんになっていた。
ぴょんぴょこ、ぴょんぴょこ、ざっくざく。
ぴょんぴょこ、ぴょんぴょこ、ざっくざく。

兎の足跡に混じり古いワカン跡。こんな所通るのはこの私しかいない。これも先々週の物か。
チロリン村南側広場に出る。
すっかりガスが晴れ目の前に御岳社。

そのまま尾根を辿る。穢れの無い東寄りの斜面を行く。多少腐れ雪でも降りは楽チン。潜る前に引き抜く、潜る前に引き抜く。まるで忍者の水上歩行みたい。
強い日差しの下、汗ばむくらいの陽気。あ〜あ、楽しい、面白い。

突然足を取られ前につんのめる。潜り込んだ足を引き抜こうとするが抜けない。空洞に踏み抜いてしまったようだ。足の周りの腐れ雪をつるはしのシャフトで切り抜く。やっと引き抜いた足を見るとワカンが無い。
「ギャン。外れて雪の下かな?」観念して足場を整えつるはしで雪をほじくりかえす。なかなか見つからない。「良い機会だから芦峅寺のワカンを買うか?」
ふと上を見ると雪面にワカンが。「なんだ、先に外れてそれで踏み抜いたのか。」これでワカンを新調するのは延期。幸か不幸か…。
ついでに正面の鎌をパチリ。


天指し岩から下は雪が無い。ワカンを外す。すぐまた雪が出てくる事は解っているが大事なワカン。延命措置としてここから下は壷足で。
そして思ったとおりまた腐れ雪。ズボズボ踏み抜きながら行く。


11:25 a.m. 武平峠着。
鎌へのトレースを確認する。先日より雪壁の傾斜も落ち、鎌から降ってきた足跡あり。66歳のおじさんの足跡が鎌へ向かっていたら僕も行くつもりでいた。だって負ける訳にはいかないじゃないですか。これで安心して降りられる。はーやく、行こ行こ温泉へ〜♪
雪壁を少し登った所から崖落ちで降る。少しでも人の足跡は辿りたく無いから。(だってデコボコで歩き難いんだもん。)

11:35 a.m. スカイラインに降り立つ。

グサグサで先々週より歩き難い。 「あ〜、スキーで降るのも楽チンで良いなあ。」と言っても金具が無い。板は子供の古いのを流用すれば良いが。「カンダハーとっておけば良かったなあ。」


ズコズコと腐れ雪を踏み潰しながら降りてくると、ザーザーと大きな音。

こんなに暖かいのだからあんなに大きな滝がかかっても不思議では無い。

表道に合流し修行場跡を過ぎてから日当たりの良い斜面でお昼にする。

今シーズン初めてのカップうどんです。ただでさえ暖かいのにこんな暖かいものを頂いてしまうと幸せすぎて罰が当りそうです。

以下は今日のダイニングルームです。


13:05 出発。
三ツ口ダムまで来ると空には彩雲。写真には写りませんでした。モタモタしてる間に消えちゃったのかな?

ダムの下は融雪による大増水。まるで大雨の後のよう。


13:30 車に帰着。

さあ、今日は希望荘の温泉にするか。
 

帰り道、あまりにも山並みが綺麗なので車を停めてパチパチパチ。



2006年01月15日23時15分00秒

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