Christmas Hike

数日前からの降雪。
街の人達には迷惑そのもの。
でも子供達にはすてきなプレゼント。
子供と同類の私にも。
今日はもうウハウハです。
はしゃぎすぎて最後にしっぺ返し。
少しは自重しなければ。


20051225

昨日、一昨日ともやはり道路は相当な渋滞だったらしい。来なくて正解。
そして今日はピーカンの快晴。おまけに雪たっぷり。本当のWhite Christmas.

ホテル・マロニエの前でストップ。蔵之助までの間を除雪しているとか。待ちます待ちます安全の為。
最奥駐車場到着の頃にはモルゲンロートも終わってしまい、真っ白の御在所が目の前にドカ〜ン。

多少赤みが残っているかな?
仕度に取り掛かる。さすがに今日は道具一式持って行く。う〜重い!

7:40 a.m. 出発。
雪も多いし今日は山頂までで終了かな。

暫く行くとIさん御夫妻に追いつく。Kさんもご一緒。何度かお会いしているように思うが、顔は覚えていてもどなただったかはなかなか思い出せない。これアルチュウハイマーの前兆。

Iさん御夫妻は昨日も来られたとか。雪が深く地蔵岩までで引き返したとの事。ひとりしか出会わなかったとの事。昨日来た人って余程気合が入っているか、近場の人くらいだろうなあ。わたしゃ付いて行けません。
Iさん達の前にひとり先行しているとの事。昨日のトレース(地蔵岩まで)がなくなると大変だろうから我々も急ぐ。

8:30 a.m. 岩棚着。
本当に良い天気。色白の御在所は美人だ。

8:50 a.m. キレット着。先行者に追いつく。

この先が吹き溜まりで大変な所。トップを交替して吹き溜まりに突入。
以後皆で交替しながらのラッセル。ラッセール急げーや、オー、シーハイル。

9:35 a.m. 北谷側テラス着。小休止。草大福をIさんから頂く。甘くて旨い。小豆餡って行動食に最適。日本人の体質に合っているのかな。かの加藤文太郎も行動食は甘納豆と干し小魚だったとか。

この先は雪の多い所。掘割道はパスし横のブッシュ帯を行く。久々の木登り。

10:15 a.m. 富士見岩末端の岩稜帯着。四囲の山々が綺麗。皆さん今日は厚化粧。

この先ずっと吹き溜まり。今までに2度程降っておりその時のトレースを外さなければそう潜る事は無い。但し踏み外すと奈落の底へ…。部分的には2mを超えていそう。
この辺りまで来ると周りは樹氷の林。枯れ木に霧氷の花が咲き春と見違える程。

10:45 a.m. 富士見岩展望台横の遊歩道に飛び出す。
展望台はロープウェイのお客さんが占領中。朝陽台へ向かう。濃紺に近い空の色に霧氷の白さが眩しい。

10:55 a.m. 朝陽台着。山頂は人、人、人。先週の静けさとは格段の隔たり。

Iさん夫妻は用事の為ここから降るとか。Kさんもここで恍惚に浸っている。
皆さんと別れ望湖台へ向かう。
スキー場もオープンしており、ビチっ子広場にもお子ちゃまの歓声が響く。明るくて心が和む。

11:20 a.m. 望湖台着。
雨乞岳がでかい。イブネの平頂峰が白くたおやかな姿を誇示している。ああ、やはり雪の季節が一番だなあ。

辺り一面霧氷の林。雪の白さが目に沁みる。グラサン取ったらとても目を開けていられない。
こんなに良い天気に恵まれるとは。我ながら悪運の強さに驚いてしまう。

三角点に引き返す。スキー場の横を通って国見峠へ行こうかと思ったが、スキーヤーがいる。邪魔をするのも悪いので遊歩道を引き返す。

途中の日溜りで小休止。風の陰でポカポカと暖かい。ザックに腰掛けパンを齧る。のんびりゆったり良い気分。ひねもすのたりのたりかな。という訳にもいかず、裏道へ。

12:10 裏道を降る。なんとコンクリート舗装路になっている。登って来る人と何度もすれ違う。にしてもこの踏み固められた状況は、昨日からのようである。人気ナンバーワンの裏道、恐るべき。
でも裏道って傾斜も緩く吹き溜まりも多いし景色も上まで来ないと望めないのに何故こんなに人が多いのだろう。

あちこちショートカットしながら行く。雪の降りはどこでも道になりとても楽しい。
あっという間に前壁の前

踏み固められた舗装路もまるでリュージュかボブスレーのコース。滑りながら行く。傾斜のある所はステップを崩すといけないので横の深雪を駈け降りる。バランスを崩し尻餅をついたらそのまま尻セード。でもケツが濡れるし腰から雪が入るのであまり好きじゃ無い。

早い早い。あっちゅうまにピョンの耳。ここから見るバットレスは圧巻。まして雪の付いた藤内はより美しい。

藤内小屋を過ぎ、中道分岐にさしかかる。
トレース有り。行ってみるか。とスケベ根性がムラムラ。
ところがこの踏み跡、途中で右の尾根に登り始める。正規の道は解っているがトレースは魅力である。尾根を直上して中道まで出てしまっても良いかな?と踏み跡を辿る。
が、急なルンゼを直上し始める。やばいんでないかい?と思いながらも踏み跡の魅力につい負けてしまう。まるで悪女にたぶらかされているようなものである。
やばいなあ、この雪じゃあ雪崩れる事は無いがもしもって事もある。こんなルンゼの中じゃあ逃げようが無い。なるべくルンゼの外を行くようにする。
突然トレースが消える。降りだった足跡は中道から来たものではなく断念して引揚げたものだった。
このまま登り詰めるか、引き返すか?
考えるまでも無く引き返す。大体事故ってこんな時に起こるものである。スケベ根性を出しておまけの楽しみを味わおうとした時。時間的にも午後のこれくらいの頃。
それにしてもとんだアルバイトだったわい。こんなお馬鹿な事しなきゃあもう車に着いていた頃ではないか。
幾つになってもお馬鹿は直りませんなあ。あんたほんとに55歳?

裏道を降る。

蒼滝橋の向こうに菰野の街並み。こころなしか傾いた陽に赤みを帯びて見える。
街にはチラホラ明かりが点いた。ラッセール急げーや、おおシーハイル。(まだ明かりなんか点かへん点かへん。)
スカイラインのひと歩きがまたしんどい。もっと足跡が多いかと思っていたのは判断ミス。それでもこれだけ深く付けられた踏み跡に感謝。あ〜あ、あんなお馬鹿な事しなきゃあよかった。(こう思うのも後の祭り。)

14:10 a.m. 車に帰着。好天のせいか御在所の化粧が大分落ちてしまった。あばたが現れてもそれはそれで綺麗な御在所です。(惚れた弱みでアバタもエクボ。)

今日はとんだアルバイトのおかげで遅くなってしまった。
さあ早く温泉へ行こう。さっさと帰って明日に備えよう。後3日の出勤で正月休み。はーやく来い来いお正月。
正月前には菅平、下の子迎えに行きましょう。高速使ってAuちゃんで〜。


2005年12月25日21時20分00秒

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