家から出ると空はまだ真っ暗。星の瞬きも無い。どうやら曇っているようだ。そのせいかあまり寒さも感じない。12月半ばだというのにこんなに暖かくて良いのか？
夕べの内に冬靴とスパッツを車に放り込んでおいたが不要だったかな？
三重県に入っても一向に明るくならない。東の空も暗いまま。時刻は？間違っていない。こんなところでしか冬が感じられないとは！
菰野町に入るとスカイライン閉鎖の看板。これも冬の風物詩。閉鎖になったって事は道路に雪が残っているって事だ。少し期待が膨らむ。
運良く今日はカルちゃんで来ている。四駆の上、4輪共おニューのスタッドレス。バリバリのブリブリです。さすがにまだチェーンは積んでないけど。
7：00 a.m. 湯ノ山、最奥駐車場着。
既にほぼ満車状態。こんな曇りの日に皆さんお元気ですねえ。もう少し雪が増えると来る人も減るのでしょうが。
奥の方に見覚えのある車。チームJBのメンバーも皆勤のようです。
Iさんは本谷-藤内との事。雪が着くのを心待ちにしていたのでしょう。私は藤内は御法度なのでパス。Oさんも冬道具一式担いでやる気満々。何も用意していないグータラ爺は僕ひとり。年寄りなんぞに付き合わずIさんと同行すれば良いのに。
結局チームJJで行動する。
7：10 a.m. でっぱつ。
いつもどおり中道から。スカイラインには少し雪が残っている。いつ降ったのだろう。
見上げると山頂はガスの中。樹枝に綿のように雪が残っている。この分だとそこそこ残っていそうだ。
 
オバレ石あたりから雪が残っている。気温は高め。キンキンに冴えわたった空気はまだ味わえません。寒いのが嫌いなくせに、矛盾した人ですな。
7：45 a.m. 岩棚着。山頂は相変わらずガスの中。隣の鎌ヶ岳、雲母峰もぼんやりとしている。
 
地蔵岩で冬靴の按配を確認する。この重量感、多少雪があっても押し潰してしっかりくいついている。
尾根上は昨日のトレースがしっかり残っており凄く楽ちん。雪の踏み台で段差が小さくなり本当に歩き易い。これからは毎週日曜に来るか？
8：10 a.m. 北谷側テラス着。
対面の国見尾根はガスで霞んでいる。行くての富士見岩もぼんやり。
 
8：30 a.m. 上部テラス着。富士見岩尾根末端の岩が綺麗。
 
8：40 a.m. 富士見岩展望台着。
なーんも見えん。霧氷の付着も申し訳程度。
薄暗い。今日はグラサンじゃあないのに。気温が高くて湿度が高くて気持ち悪い。ああ、ピンと張詰めた冷たさが恋しい。（また矛盾した事を言っています。）
  
山頂はことのほか静まり返っている。そうだ、ロープウェイが整備点検の為お休みだったんだ。お客さんはいないが従業員の方々はやはりご出勤の様子。
9：05 a.m. 望湖台着。やはり何も見えない。海老の尻尾も先週の方がまだましなくらい貧弱だ。いや、付いていないと言うべきか。
 
南側広場から東屋へ。踏跡の無い所を歩いていたら靴の中に雪が入り冷たい。観念してスパッツを着ける。ついでにみかんを食べていたら手が冷え切ってしまった。ジャンケンのグー！ 多少温もりが戻ったかな？
武平峠へ向かう。
  
9：55 a.m. 武平峠着。小休止。ここは温かい。ついでに燃料補給。
鎌ヶ岳へ向かう。
   
「三岳寺から降りよう。」と言っていたが、三ツ口谷を覗くとたっぷりの雪が…。早々と雪遊びも良いなあ。
10：50 a.m. 鎌ヶ岳山頂着。祠に拍手。今年も祠が埋まるくらい積もるかなあ。
 
山頂直下のガレ場もそこそこ雪が着いていたし、Oさんに話すと、三ツ口谷下降OK。
それでは雪遊び開始。つるはしが無いので手持ち無沙汰。両手を広げてバランスを取りながら駆け下りて行く。
三ツ口谷源頭部から雪の斜面に突入。まだ雪が少ないので美味しそうな所を選びながら行く。
沢筋まで来ると一見雪たっぷり。でもまだあまり締まってなくてズボッと踏み抜いたり。雪まみれになりながら転げ回る。所々よく締まった所もあり、もうウハウハですわ。
夢中で降ってきて、気が付けば一番気持ち良さそうな所の写真を撮るのを忘れていた。まるで子供ですな。
ほぼ降りきったところでパチリ。
後は沢筋の歩き易いところを選び降りてゆく。本日のメインイベントも終わってしまったし、後の楽しみは温泉だけ。
尾根コースの分岐からははっきりしたトレースあり。ほぼ夏道通しで降る。
   
12：15 車に帰着。さあ、温泉温泉。冷え切った手足を温める時のあのジーンとする感触を、久しぶりに楽しむ事としよう。
|