小春日和Hike

今日は朝から日本晴れ。
紅葉を求め小岐須峡。
小春日和のHiking。
紅葉を愛でつHiking。

20051113

今年の紅葉は予測とは裏腹に稀に見る色付きの良さ。
御在所辺りは相変わらずの混雑だろう。という事で今週は小岐須に避難。
イワクラ尾根から俯瞰する宮妻峡の紅葉は圧巻なのだ。
稜線辺りから麓まで紅葉の期間も長い。おかげで多少時期が遅くても充分楽しめる。


水沢から山並みを仰ぎ見る。

めっきり涼しくなった。車から出ると鼻水が出てくる。
ブルブルッ。車に乗り込みヒーターを入れる。
早い年ならもう雪にみまわれてもおかしくない時期だ。
でも今日は快晴。日中は小春日和でさぞ暖かい事だろう。


7:20 a.m. 大石橋の駐車地を出発。迷わず左回り。早朝の東からの光線が宮妻の紅葉には最適なのである。時刻とともに変化する太陽光を考慮するのもライティングの手法のひとつ。
なので池ヶ谷から行く。
まだ薄暗い樹間の急登。先週サボったせいか身体が重い。きっと本当に体重が増えているのだろう。涼しくなったせいか食欲旺盛でついつい過食ぎみ。

避難小屋を過ぎ巻道になると陽が射し始め明るくなる。紅葉の落ち葉が鮮やか。

尚も高度を上げて行くとやっと仙ヶ岳が望めるようになる。この辺りも結構色付いている。

滝ヶ谷への分岐を過ぎると暫く等高線に沿っての水平道。再び池ヶ谷の流れに戻る。この辺りまで来ると傾斜も緩く谷幅も広い。黄や赤の紅葉が透過光に輝きとても明るい。

杉の植林帯に突入。水流も消え涸れた沢を行く。


8:45 a.m. 杉林を抜けると目の前に笹原が広がる。もうここの窪地も山頂の一部。

窪地から大鳥居へ向かう。振り返れば笹原の向こうに薄い紅葉。

ここに来るといつも或る場所を思い出す。よく似た地形ってどこにでもあり、皆さん同じように通るたび思い浮かべていると思います。
志賀高原寺子屋山ゲレンデの途中から南側に折れる細い通路があります。ここから東館山を経てブナ平へ通じているのですが、この窪地から南側の池ヶ谷への入口がその分岐に似ていているのです。人間の空間認識の方法って、なにかしら特徴抽出し共通点のあるもの同士纏めて記憶しているように思います。…余談でした。


8:55 a.m. 大鳥居着。やはりここからの伊勢湾側の俯瞰って素晴らしいですね。
青木湖スキー場って湖に飛び込んで行くような感覚で滑れます。ここもスキーが出来るほど雪が積もればきっと伊勢平野に飛び降りるような感覚が味わえるでしょうね。


北尾根の方から奥宮へ向かう。馬酔木の花芽も凄く付きが良い。今年が大盛況だったので来年は裏年かな?なんて思っていましたが、その心配は無いようです。

そして宮妻峡を覗くと…。

結構良い色です。ここからでは解り難いですがイワクラ尾根から見ればきっと凄く綺麗な筈…。


9:10 a.m. 奥宮着。笹の露でズボンの裾がベッタベタ。皆さんスパッツを付けておられるようですが、これ正解。私のような無精者は冷たいのを我慢する事になります。

祠の横に金属製の看板。なになに? 祭ってあるのは、天照大神、猿田彦大神、いざなぎのみこと、いざなみのみこと、天之鈿女命。
椿大社の祭神が猿田彦って事は聞いた事があるが、その他は知らない。アマテラスはイザナギ、イザナミの子供でそれが天の岩戸に隠れた時その前でストリップショーやったのがアメノウズメ。この4名とサルタヒコとは関連が無いように思うが…。
まあいいや。ヤオヨロズの神様にお参りしてからイワクラに向けでっぱつ。

尾根にかかると…、「わっ、すげー!」今年も綺麗に染まっています。大儲け、大儲け。

両側の錦繍を愉しみながら稜線漫歩。良いアングルを求めつい駆け足。


9:50 a.m. イワクラ着。「う〜ん、綺麗!」

お昼にはちと早いし、休むには寒いし、てな訳で早々に出発。休憩は主稜線上の風の当たらない日溜りで。


10:20 a.m. 主稜線分岐着。宮指路を目指す。


白い森を行く。春に来た時、あまりのシロヤシオの花の多さに驚かされた所だ。今は枯れ木だがこれ全てシロヤシオ。幹を見ると一目瞭然。枝先には来年の為の新芽がもう用意されている。

ポカポカと軟らかな陽射しを受け秋景色の中を行く。


10:50 a.m. 鮮やかなシロモジの黄葉を愛でながら小休止。

ザックに腰掛パンを齧っているとドタドタと凄い足音。何事かと振り向くと、ケツの白い鹿が3頭。ふわーり、ふわーり、と駈けて行く。まるで宙を飛んでいるよう。
「あいつら、どこでも道にしてしまうんだなあ。」



11:15 a.m. 大峠通過。暗く沈んだ宮指路北斜面に紅葉が浮かび上がり綺麗。

最後の一踏ん張り、えっちら、おっちら一歩ずつ。


11:30 a.m. 山頂手前の岩尾根着。馬乗り岩の辺りには団体さんが陣取っているのでこちらが正解。雑音は聞こえてくるがここなら一人でゆっくりできる。

岩塔を背に風の当たらない日溜りでお昼とする。気温は低いが風もなくお日様ポカポカ。ついうつらうつらしてくる。…いつも居眠りしてますなあ。


11:50 a.m. 出発。降りはやはりヤケギ谷。カワラコバってあまり面白みが無いんですよね〜。
三体仏、東海展望と寄道して行く。


尾根道から沢沿いの道になったところで紅葉のオンパレード。

ドヒャー! ここもこんなに綺麗だったとは! 案外カワラコバの道も紅葉真っ盛りだったりして。

12:55 最後の滝通過。もう大石橋は目と鼻の先。

13:05 車に帰着。ここに停めると殆ど林道歩き無しでぐるっと半周できます。良〜い場所です。
後はそろそろと林道を下り石大神へ。


さあ、温泉温泉! 湯ノ山混んでないかなあ?


2005年11月13日23時10分00秒

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