曇りか小雨のつもりだったのに期待外れ。
かといって長野の方が晴れている保障もない。
昔は鈴鹿なんて大嫌いだったのに、今じゃ暇人、御在所通い。
Himajin all the people living for today.
あ、間違えた。Imagineだった。
7：05 a.m. でっぱつ。想像していたよりは涼しい。
湿気で展望は望めない。じゃあまた本谷から。鎌まで足を伸ばす気も無いのでコクイ谷でも回ってみようかな。
歩き始めるとすぐ汗が噴出す。ただでサウナに入っていると思えば儲かった気分。鬱陶しさも快感に。（安あがりな人ですな。）
7：25 a.m. 不動滝着。思ったより明るく滝周辺も白く見える。おかげで写真もブレてない。
既に汗でハンカチもベタベタ。搾ると汗が滴る。
先天性多汗症とでも言うべきか、かいてもかいても体温が下がらないのでオーバーヒートするのかな。マジでインタークーラーが欲しい。
大岩を越えた辺りから風が通るようになる。うーん涼しい。
遠くでヒグラシの声。なんでも気温が23〜24℃の時に鳴くそうだ。という事はヒグラシが鳴いている時はその温度って事になる。これで、温度計を持ち歩かなくても気温が解るぞ。23−4℃だけなら。
  
大黒滝を越えるとあちこちにシモツケソウ。
 
横からせり出してくる岩に苔のようなものが張付いており、それが金色に輝いている。まるで日本庭園。水滴をたっぷり含みいかにも瑞々しい。
  
大きなツララで覆われている姿しか思い浮かばないが、この時期こんな姿をしていたのか。
上の方まで来るとシモツケソウがよく目につく。写真休憩が多すぎて超スローペース。でもお年寄りにはこの方が良いでしょう。
  
道草食ってる間に追い越していった人が大黒岩の方へ行った。
ガスで展望は利かないし狭い所で一緒に休憩するのも？なので、久しぶりに朝陽台に抜ける事にする。ホント何年ぶりだろう？
そして国見峠西側の大岩の上でお昼寝も良いなあ。
鉄塔下からガスの中の大黒岩をパチリ。行かなくて正解だったかな。
最後の笹薮を抜けると朝陽台。その手前、足元に？？？がいっぱい。踏みつけないように足を運ぶ。
9：05 a.m. 朝陽台着。
大黒岩の展望台には先程の人がまだいる。飽きないのかな？
スカイラインのアジサイはもうお終いだったが、ここ朝陽台では今が盛り。
遊歩道をそぞろ歩きで国見峠に向かう。アジサイの褥で虫達もこの世の春を謳歌している。
   
9：20 a.m. 頃？ 国見峠西側の大岩着。
涼しい。御在所側からと国見側からのヒグラシの競演。かわるがわる合唱を繰り返している。きっと気温は23-4℃。
北谷側から吹き上げられてきたガスが国見峠から吹き降ろしてくる。おかげで直射日光に後頭部を焼かれる事はない。ときおりウグイスやホトトギスの声が色を添える。少々硬いが平らなベッドの上で音楽鑑賞に耽る。
ここでのんびりした後、このまま降りちゃっても良いなあ。怠惰の虫が鳴き始める。
10：25 a.m. 小一時間避暑を楽しんだ後、上水晶を降る。地獄谷から登り返して一の谷新道から降りよう。ついでに鷹見岩に寄道して行こう。
10：35 a.m. 出合い着。地獄谷から望湖台へ向かう。
苔の付いた石はヌルヌル、落葉は腐葉土と化しグッチャグチャ、枯死した立ち木は腐って真っ黒。やはり鈴鹿の夏は汚い。中アの真っ白の沢が良い。
見てください滝の汚い事。赤いヌルヌルが付いています。きっとバクテリアの巣でしょう。
無い物ねだりしてもしょうが無い。諦めて黙々と歩く。
11：25 a.m. 望湖台着。
「ふう。」汗だくで上がってきたが西からの涼風が心地良い。ここでも暫く休憩する。日曜日なのに観光客が少なく静かで良い。
 
重い腰を上げ一の谷へ。
アゼリア前はさすがに観光客だらけ。今日もトンボのマーキングに子供達が大活躍。
降りのついでに大黒岩に寄って行く。丁度ガスが薄くなり周りが望めました。
  
その後、鷹見岩に寄道してから新道を下る。
途中で雷様が発声練習を始める。それに負けじとヒグラシの大合唱。ここも23-4℃って事か。今日はそこら中23-4℃だったような。涼しい筈なのに湿気のせいで汗まみれ。
雷様にも追い立てられて大急ぎで降りて行く。
山の家を過ぎ、スカイラインに出たところでポツリポツリ。とうとう降りだした。
車に辿り着いた所で本降りに。これ嘘みたいですが本当の話。つくづく僕って晴れ男。
温泉めざし雨のスカイラインを駆け抜ける。
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